“健康ブーム”とも言われる昨今、生活に適度な運動を心掛ける人が増えたと思います。
筋トレする若者も増えて、新型コロナの影響を受ける前まではスポーツジムも盛況でした。
そんな健康ブームにまだ乗り切れない方々にあえて筆者は言いたい!
「スロージョギングやりましょう!」
スロージョギングをオススメする理由はたくさんあり過ぎて、全てをご紹介するには少し時間がかかります。
良かったら過去記事もご覧になって下さいね。
たくさんあるスロージョギングの効果のうち、今回は「脳への効果」について触れたいと思います。
40代になって脳の衰えを実感する日々
筆者は40代半ばですが、40代になってから忘れっぽくなったり人の名前がすぐに出て来なくなることが増えました。
頭ではその人の顔が浮かんでいるのに、言葉に出てくるまで時間がかかるのです。
加齢により脳の処理速度が遅くなっているので、仕事が忙しくなると脳のキャパを超えてしまいストレスを感じるケースも増えてきました。
「これはもう年齢のせいで仕方が無い」
そう諦めるしかないと思っていたのですが、同じ年代でも頭の衰えを感じさせない同僚もいるので 個人差もあるのでしょう。
同じような経験をされている方は他にもいるのではないでしょうか?
もし、自分の生活習慣を変えることで“脳の衰え”をいくらかカバー出来るならやってみたいですよね。
スロージョギングは脳トレよりも認知症予防になる?
そこでスロージョギングの話になるわけですが、正直、筆者は医者でもインストラクターでもないので科学的なエビデンスは分かりません。
スロージョギングを去年から継続していることと、関連本を多少はかじったことで、体験を絡めて自分なりにご紹介しようと思います。
多くの方は運動が体と脳に良い効果をもたらすことは、漠然とでも理解されていると思います。
分かっていても実行出来ない理由は、その効果についての理解がまだ不十分なことも理由の1つでしょう。
筆者が読んだ書籍の中に
“走ることで脳の構造が変化し神経細胞の数が増える”
という一文がありました。
つまりスロージョギングをすることで前頭前野を強化することに繋がり、認知症になりにくくすることができるというのです。
スロージョギングをすることで、体だけではなく脳も鍛えることができるというワケです。
体を動かすことで記憶力、注意力、判断力などの脳の機能を高めるなんて発想はあまりなかったと思います。
「認知症対策」として脳トレをやる方がいますが、実際、筆者の母親もそのうちの1人です。
脳トレも良いのですが、解けない問題にイライラするより適度な運動をしてストレス発散しながら脳を鍛えた方が健全とも言えます。
この適度な運動としてオススメしたいのが、スロージョギングなのです。
認知症の予防には「30分以上の運動」が有効
“笑いながらお喋りできる速度”で走るスロージョギングは、他の運動よりも疲れず長い時間(30分以上)続けて体を動かすことができます。
遅筋を使うので乳酸が溜まりにくく、それだけ疲れが残らないからです。
そして、脳を鍛えるためにはこの30分以上体を動かすことが重要で、それにより快楽物質であるドーパミンが放出され楽しさや多幸感も味わえるのです。
このドーパミンがストレスによる脳の機能低下の回復を助けてくれる役目を果たしてくれます。
筆者はスロージョギングを昨年から継続していますが、正直に言うと、判断力や記憶力が見違えて良くなったとまでは感じていません。
以前より良くなったと感じているのは、
《スロージョギングの効果》
・自己肯定感が増した
・積極的になった
・ストレスに強くなった
・粘り強くなった
・大らかになった
など、精神面の変化がほとんどです。
ただ、これらの変化は中長期的に見れば、認知症の予防に繋がる要素を盛り込んでいますし、生活の質を上げるためにも大切なことだと感じています。
スロージョギングを始める際の注意点としては無理をしないことです。
“笑いながら走れる”速度は人によって違います。
例え歩く速度と同じであっても、走っている限り“スロージョギング”なので速度が遅いことを気にする必要はありません。
スロージョギングの効果を高める方法
そして、スロージョギングの効果を最大にするためには、生活面の見直しをすることをオススメします。
いくら適度な運動をしているからといって、食生活がジャンクフードで睡眠時間が3時間では生活の質も上がりませんし脳へのダメージも増えてしまいます。
ただ、そこまで心配する必要はありません。
スロージョギングの効果を実感できれば、嬉しくなって自然と生活面の見直しもやりたくなってくるハズです。
その他に1つ付け加えるとしたら、ジムのエアロバイクよりも
“外を走ってこそのスロージョギング”です。
作られた環境下で無機質な機械に乗って走るよりも、常に変化する気候と景色を感じながら外を走った方が、達成感と爽快感を感じられます。
「ジムのように人目があった方が頑張れる」
という人もいるでしょうが、そもそもスロージョギングは根性論で自分を追い込むものではありません。
むしろ、自然の中で自分と向き合いながら自分のペースでやった方が効果が高まります。
筆者の家の近くにはキレイな川があるのでその土手をジョギングコースにしていますが、壁に向かって走るよりも脳が圧倒的に喜んでいる気がします。
熱中症や日焼け対策なども必要になりますが、できるだけ外を走って頂きたいと思います。
終わりに
さて、いかがでしたでしょうか?
今回はスロージョギングが脳へ与える効果について取り上げてみました。
スロージョギングは気軽に始めれて、運動が苦手な人でも少ない負担で自分のペースを守りながら続けられる運動です。
まだまだスロージョギングの魅力を十分に伝えきれていない感じがして、非常にもどかしい気持ちです。
是非、過去記事も参考にして頂きながら、スロージョギングの良さを知って頂き実際に始めて頂けたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。