デフレ不況が長引いてくると、今後もサラリーマンの賃金が上がることは期待できません。
本業の収入だけでは懐が寂しい方も少なくないと思います。
一昔前と比べると、会社側も副業に寛容になってきました。
“どんな副業をしたいか?”
という質問に対して、必ずと言って良いほど話題になるのが『クラウドソーシング』です。
私も『クラウドソーシング』に手を染めたうちの一人です。
今回は、副業として皆さんの感心の高い『クラウドソーシング』について、私の経験を基にご紹介させて頂きます。
クラウドソーシングで初月から3万円を稼ぐ
私が『クラウドソーシング』を始めたのは5年くらい前の話です。
当時は、現在よりも「タスク案件」の単価が高く、案件の数も多かった時期でした。
それ以前の事情は知りませんが、始めたての頃はいくつかのサイトに登録して単価の高い案件からこなしていく感じでした。
訳も分らずスタートしたわりには、初月から3万円近くの収益が出たのは驚きました。
もちろん、もっと稼いでいる方は大勢いるのですが、私のような素人が初月から万単位で稼げるなんて…。
単純に計算すると10日くらいで1万円を稼いだことになります。
そうは言っても、案件が豊富な日もあればそうでもない日もありますので、あくまでも平均です。
そして、最初の頃は独りよがりな文章になったり、クライエントの意向とずれた内容になったりで試行錯誤でした。
深夜まで黙々と作成した文章にもかかわらず、ほぼ全て手直しすることになった時もありました。
それも慣れれば作業スピードは早くなります。
クラウドソーシングでより稼ぐためにやった事は2つ
現在は、それから5年ほど経って結構クライアントも変化したり減少したりと、単価自体は下がっている傾向です。
それでもコツコツと作業は継続しているので、今でも1か月あたり3万円程度にはなっています。
ただし単価が下がった分、稼いだ金額は同じでもこなす量は増えています。
私が『クラウドソーシング』でより確実に稼ぐためにやったことがあります。
おそらく多くの方もやっていることですし、別に難しいことではありません。
その1つは“ブラインドタッチ”です。
つまり、手元を見ないでパソコンのキーボードを打つことです。
これには訓練が必要なので、いかにパソコン歴が長くてもできない人はできません。
手が早いほど多くの仕事量をこなせるので、個人的にはブラインドタッチは必須と思っています。
ブラインドタッチができるようになれば、できない人よりもかなり多くの作業に取り組めます。
そうでなければ、マイク入力も便利です。
2つ目は、普段から知識の幅を増やすことを意識して生活することです。
私のメインの仕事は、美容やその他生活にまつわる様々な説明や体験談などを書く仕事でした。
どの案件でもそうですが、とにかく予備知識があることが重要です。
仕事を始めてから調べながら書くよりも、知っていることを書いたほうが格段に作業効率が上がるからです。
さらに得意分野をより得意にしておくのも良い方法です。
私の場合は「美容関係」や「ネット通信」や「子育て」が得意分野です。
そういうことに特化できるように、得意分野をより得意にして知らないことも積極的に情報収集して仕事に備えました。
ネットや書籍から情報を得たり、テレビやラジオ、さらに電車のつり革広告に至るまで、常にアンテナを張って情報を集めていました。
この作業は苦痛ということはありません。
もともと自分が好きな領域にもっと詳しくなるワケですし、お金に直結する行動でもあるので、むしろ楽しくてやりがいのある作業でした。
これから『クラウドソーシング』を始めたいという方へ
これから『クラウドソーシング』をしようとしている方もおられると思います。
そんな方に私がアドバイスできるとしたら、ノルマを課さずに自分のペースで空いた時間にやることです。
「今月は○万円欲しい」
といったノルマを自分に課してしまうと、仕事がない時に辛くなります。
いくら時間にゆとりのある月でも、仕事の案件自体が少ない時もありますし、あっても単価の安い仕事ばかりの時もあります。
そんな厳しい状況の時にもノルマを意識してしまうと、仮にノルマを達成できても疲労感は倍以上!?なんてことも起きます。
長いスパンで稼ぎたい人は、「自分のペースを守って無理をしないこと」これが大事だと思います。
私は「仕事があればラッキー」くらいに考えています。
案件が少ない月もあれば豊富にある時期もありますので、そういう時に集中して稼ぐようにした方が結局は効率が良いのです。
ちなみに私のモチベーションは、自分の書いた文章がネットの記事になっているのを見かけた時です。
それはとても嬉しい瞬間でしたし、現在のモチベーションの維持にもつながっています。