ブラック企業

ブラック企業が社員に強要する『もっとやれ!』で心と体は常に赤信号の綱渡り

こんにちは。ブラック企業で5年間はたらいたぷ~すけです。

先日、部屋の整理をしていたら1冊の日記が出てきました。

筆者がブラック企業に在籍していた頃に書いていた日記です。

「懐かしいな」と思いその日記を開いて見たのですが、当時の自分の心境を思い出して涙が出そうになりました。

・「社長が言ったことだから信じてついていく」

・「社長は俺なら乗り越えられると思ってるから厳しい課題を出してくれる」

こんな言葉があちこちに書いてあるんです。

「あんなに酷い目にあった会社なのに、なんてバカ真面目なんだ…」

いや、今、当時の自分に声をかけるなら

「早く目を覚ませアホ!」

が適切なのでしょう。

そのくらい社長のことを信じて行動していた哀れな社畜でした。

今回、日記を見つけたことで久々に当時の話を思い出したので、感情の思うまま記事に上げました。

ブラック社長のメッセージは『もっとやれよ!』

日記を見るとすっかり忘れていた当時の自分の心境が思い出されます。

「あ~社長の言葉をこんな風に解釈してたんだ」

今ではようやく俯瞰してみることができます。

さらに日記をペラペラ見ていくと、社長と筆者のやり取りが何度も出てきますが、社長が筆者に発信するメッセージがいつも一緒なのに気付きます。

一言で表すと

「もっとやれよ!」

いや、言われなくても気を抜かずに仕事やっていたんですよ。

職場が介護施設だったので、外に出て戸別訪問を何百件とかいう世界ではありません。

目の前の利用者さんを喜ばせてナンボの仕事なわけです。

利用者さんの生活介助だったり、レクレーションだったり、悩み事を傾聴してあげることも仕事です。

毎日、「どうしたらもっと喜んでもらえるか?」

そんなことを考えながら日々の作業やレクに追われて、トイレ介助をやってお茶を出してってやってるのにその状況で「もっとやれ!」って…何をやれば良いんだ?

言われた方は混乱して当たり前なんです。

当時の筆者も、そんな社長の言葉や態度にいつも悩んでいました。

ブラック社長は「分からずもがく社員」を放置

社長に言われた曖昧な言葉や態度に筆者は振り回されます。

「何をもっとやれば良いか」分からないから素直に質問するのですが

「自分で考えろ!」

と社長から怒鳴られるので行き詰まります。

普段から「分からなきゃ聞けよ!」と言ってたんですけどね、この社長。

普通の人間ならこんなやり取りが続けば、社長や会社を見限って辞めますよね?

それがこの時の筆者はブラック社長をまだ信じてました。

それと、自分でいうのもおかしいですがバカ真面目な性格なので

「社長が『もっとやれ!』と言うからには、自分には何かが足りないのだ」

と社長のメッセージを好意的に考えて、努力していました。

日記を見ると

《社長のマイナス評価の原因を分析》

・テレビで流していた時代劇のDVDがワンパターンになっていた?

・○○さんとのトーク中に子供の話を質問したのは不用意だった?

・先週と同じレクをやったのは飽きられる危険があった?

・軍歌のテープを流したのはマズかった?

これらが社長のマイナス評価の原因ではないか?

と自分なりに分析して1つ1つ対処していました。

ただ、少なくとも利用者さんから直接言われた事ではありません。

筆者からすれば、目の前の利用者さんは楽しそうに過ごしていると思ってるのです。

だから「足りない、もっとやれ!」という社長のメッセージに困惑するのです。

足りないのならせめて、どう解決したら良いのかヒントが欲しかったです。

まあ、そんな当たり前な理屈が通用しないから『ブラック社長』なのですが…。

ブラック社長はペナルティに対しても「もっとやれよ!」

このブラック社長の「もっとやれ!」は至る場面で炸裂します。

過去に筆者が《手に持っていたお茶をこぼした》ことがありました。

これはブラック社長にとっては【失態】であり、筆者にはペナルティがつきます。

その多くは始末書なのですが、社長の虫の居所が悪い時はその内容も過酷で容赦ないものになります。

その1つの例が『レポート用紙に反省文を書く』ことです。

このペナルティは筆者が大嫌いなものでした。

何が嫌いって、筆者に自分のペナルティの作業量を決めさせるんです。

当たり前ですが、書く枚数が多いほど時間がかかり神経が疲弊します。

少しでも少ない方が楽なのですが、そんな気持ちを見透かしたようにブラック社長か聞いてくるんです。

「何枚書くんだ?」

悪魔の質問です。

何が正解か分かりますか?

正解は「より多い枚数」です。

言い忘れましたが、提出期限は翌日の朝です。

考えますよね?

「1晩でMAX何枚書けるだろう…」

その晩の在宅業務や自分の調子、書く内容によって書ける限界があるから即答はなかなかできません。

でも社長はこの「間」が嫌いです。

「良からぬ事、損得勘定を考えている」

という理屈です。

それが分かるので即答するのですが、最初の頃は「10枚」と答えて余計に怒られていました。

「そんなに少ないのか!?」

「反省していないな!?」

この言葉を言われてしまうと、ハードルを一気に上げて限界突破しないといけません。

で、筆者が答えたのは「30枚」です。

一晩で30枚です。

仕事を退社して帰宅してから取りかかり、翌朝に出勤して提出するまでに仕上げなければいけません。

他の残務がある時など、ほぼ徹夜で書いていました

そんなキツいペナルティなのに、5年間在籍していたうち1年以上もの間つづけてきました。

このペナルティには土日、祝日、正月も関係なかったのです。

ブラック社長『ペナルティはお前が勝手にやった事』

ペナルティに対するブラック社長の考え方はこうです。

《ペナルティの捉え方》~ブラック社長の場合~

・筆者が自ら望んで申し出たこと。

・筆者が自分のミスをいかに反省しているかを社長が判断する材料。

社長がペナルティを強要したのではなく、「筆者が自分から申し出た事」と何度もしつこいくらい筆者に説明してきました。

ペナルティのためにプライベートの多くの時間を割き労力を費やすのですが、「それはお前がすすんで選んだ事だ、原因を作ったのもお前だ」と…。

そんな話を何度も繰り返すのです。

「お茶をこぼしただけでレポート30枚かい!?」

って思うのですが、当時は言えませんでしたね。

この会社は理不尽な事が当たり前に横行してましたが【ペナルティ】に関しては筆者だけに適用していたようです。

ブラック社長の「もっとやれよ!」で心身に異常が発生!

普段の仕事で「もっと!」を強要され、ミスをした後のペナルティでも「もっと!」を迫られる生活が続きました。

常に「もっと!」を意識させられると、息が詰まってきて実際の呼吸も苦しくなってきます。

いつしか動悸がして急に息苦しくなったり、大声で叫びたい衝動に駆られる日が増えてきました。

排尿障害(切迫感、夜尿症)にも悩まされ、自分の心と体が限界に近づいているのが分かりました。

このブラック企業に入職して楽しく仕事ができた日は1日もありません。

筆者がどこにいて何をしていても上司や社長の言葉が頭から離れず、思い出すだけで動悸がしてきます。

「気が変になりそう…もうなってるのか?」

と考えると平静ではいられませんでした。

そんなブラックな職場を退職できて本当に幸せです。

職場で受けるストレスが大幅に減り、それは私生活でも心のゆとりを生みました。

仕事を忘れて良い景色を見に行ったり、美味しいご飯を食べたりが当たり前にできるのです。

おわりに「さかな君」からのメッセージを伝えます

今回は日記を見ながら、ブラック企業に勤務していた当時の心境を振り返ってみました。

ブラック社長の「もっとやれよ!」というメッセージを思い出して、動悸がすることはもうありません。

ようやく心も解放されたかな?と感じて嬉しく思います。

以前、テレビに露出していた「さかな君」が言っていた事があります。

『広い海や川に住む魚は普段は協力しあって生きているのに、「水槽」という狭い空間にいると喧嘩して傷つけ合う』

会社という狭い「水槽」の中だけで捕らわれていると、視野がどうしても狭くなってしまいます。

強者と弱者が生まれ、多くの場合は上司や社長がその立場を利用して『強者』になります。

それ以外の『弱者』になった人間は、ストレスを受け続けて逃げ場がなくなり心や体を壊してしまいます。

「水槽の魚」と筆者が違ったのは、水槽(会社)から逃げれることでした。

「ここから逃げられない」と上司や社長から洗脳されているだけです。

社員は「水槽の魚」ではありません。

自分で「ヤバい」と思ったら会社には行かなくていいんです。

そんな当たり前のことがもっと多くの人に理解してもらえたら、ブラック企業で苦しむ人を減らせることができると思います。

このメッセージがそんな方達に届いたら嬉しいです。