日本人は他人と自分を比較し過ぎている気がします。
他人と比較をしたところで、せいぜい優越感に浸るか自虐的になるくらいで、自分が人間的な成長をするエネルギーにはなりにくいと思いませんか?
自分と他人は年齢や体力、メンタルなど個人のスペックが全て違うので比較対象として適切ではありません。
比較するのはあくまでも《過去の自分》であるべきです。
勉強でも運動でも仕事でも同様です。
どうしても自分の身近にいる人間と比較してしまう人が多い中で、昨年の自分、昨日の自分と比較してエネルギ-を燃やしている人は成長するのが早いです。
筆者のケースで恐縮ですが、筆者は今、絶賛ダイエット中です。
これまで色んな方法を試しましたが、昨年からトータルで20㎏近く減量しています。
もちろん比較するのは過去の自分です。
毎日、体重計に乗って体脂肪や筋肉量、内臓脂肪、基礎代謝などのデータを欠かさず記録しています。
過去の自分と現在の自分をデータで比較することで、数字が良かった理由や逆に悪かった理由を特定しやすく、改善策が立てやすいのです。
運動をサボった時やカロリーを摂り過ぎた時などは、だらしない生活を反映した結果が出ます。
ライバルは過去の自分なのです。
腕立て伏せでも、昨日30回やったら今日は32回…
という風にほんの少しでも良いので過去の自分より1歩でも前に出てやろう、という気持ちが大事です。
ダイエットだけではなく、仕事でも同じだと思います。
人間には誰にでも得意不得意があります。
営業が苦手な人が、得意な人とまともに競って勝てるでしょうか?
勝とうという気持ちは大切ですが、多くの人は得意な人と自分を比べてしまい
「自分は価値が低い人間なのだろうか…」
と落ち込んでいる気がします。
職場でもそんな人をたくさん見てきましたが、非常にもったいないと思います。
自分のライバルは過去の自分です。
これは意識の問題であり、常に自分にそう言い続けることで定着できる簡単な作業です。
意識さえすればいいワケですから。
そうやって、ちょっとずつ成長していく自分を一番身近で見ていると自分自身が愛おしく感じるようになります。
他の先進諸国と比較しても、日本人は飛び抜けて《自己愛》《自己肯定感》が低い民族と言われています。
この2つを育んでいきましょう。
必ず幸せになれます。