私と妻はお互い40代になる夫婦です。
私たち夫婦には夫婦関係を良好に保つために、二人で話し合って決めた3つのルールがあります。
このルールをお互いが意識をすることで、妻曰く『そこそこ仲の良い夫婦』を維持できていると思います。
どんなルールか簡単にご紹介させて頂きます。
《私たち夫婦のルール》
・おならを人前でしたら罰金500円
・夫婦は人生をともに歩む「ワンチーム」だということを心掛ける
・ケンカのときはできるだけ感情的にならないようにする
この3つになります。
「子供っぽい!」
「安直!」
色んなご意見があるかと思いますが、ひとまずご説明したいと思います。
40代夫婦のルール1:『人前でのオナラは禁止』
まず、『おならを人前でしたら罰金500円』というルールについて説明致します。
最初から「ふざけている?」と思われそうな内容ですね(苦笑)
“おならをする”と聞いて、夫のおならと想像した方が多いと思いますが違います。
お恥ずかしい話なのですが、妻のおならが尋常ではないほど臭いのです。
私が嘘を言っていないことを証明するために、妻のおならの臭いを嗅いで頂きたいですがそうもいきません。
私は他人と比べて特別に臭いに敏感なワケでもありませんが、本当に
《卒倒してしまうのではないか?》
と思うくらいに、目の前がクラクラしたことがあったのです。
クサい臭いを嗅いだくらいで倒れそうになるなんて、漫画の世界だけだと思っていました。
暖房の効いた締め切った部屋でされた時は、慌てて息を止めて廊下に逃げたこともありました。
笑いながら「止めてよ~」と言えるような次元ではないですし、夫婦間ならともかく人前でしてしまったら事件性を疑われます。
それほど切実な問題なのですが肝心の妻は自分の臭いには鈍感なようで、
「大袈裟だよ(笑)」
などと脳天気なことを口にしています。
そんな妻に真面目に考えてもらうように懇々と説明して、《人前では絶対にオナラをしない》と約束してもらったのです。
妻はようやく理解してくれるようになり、家の中でもトイレに行ってオナラをするようになりました。
それ以来、部屋も臭くなくなり家族の平和が守られています。
私も決して意地悪で言っているワケではありません。
自分以外は他人なのですから、悪意があろうとなかろうと他人に迷惑なことは慎むべきだと思います。
口臭もそうですが、本人に悪気がなくても他人が嫌な気持ちになっていないか?配慮は必要だと思うのです。
妻が注意していても稀に出てしまうこともあるので、500円の罰金が貯まってきたら2人で美味しいモノを食べに行くようにしています
また妻から、「あなたもやらないと不公平だ」と言われたので『妻ほど臭わない』と思っている私もトイレでするようにしています。
40代夫婦のルール2:夫婦は人生を共に歩む「ワンチーム」問題は一人で抱えない
お金の問題、家事の問題、お互いの親族の問題など…
今まで夫婦間で意見が別れることは何度もありました。
何かを話し合うとき、《相手を自分の都合の良いように言いくるめよう》という心理が無意識に働くことがあります。
しかし、忘れてはいけないのは、《夫婦はお互いに協力し合っていかないと2人とも幸せになれない》という事です。
片方だけが幸せなんてことはあり得ないのです。
たとえ一時は自分の主張が通って優位になったつもりでも、相手には『言いくるめられた感』が必ず残ります。
生活を共にしているのですから、相手が自分に不満な感情を抱いていれば、いつかは必ず自分の身に返ってきます。
相手はパートナーであって対立する敵ではないのです。
皆さんお察しの通り、このルールは【ラグビーW杯2019】から頂きました。
白熱の日本VSスコットランド戦を夫婦で観てから「これは使える!」と閃いたものです。
【ワンチーム】と言うフレーズがいたく気に入ってしまったのです。
ラグビーと違い、たった二人ではありますが
「夫婦がワンチームになる」
この1言で私たち夫婦は同じイメージをもつことができます。
これまで何度も口にしていたので、徐々に二人の意識の中に浸透してきた感じがします。
ちなみにワンチームだから隠し事は厳禁!とまでは言いません。
どちらかが困難に直面したり悩みを抱えた際に、「夫婦の問題」なのだから相手にちゃんと話そうという趣旨です。
「相手に言っても仕方ない」
と思って一人で抱えるよりは健全な夫婦のあり方だと思います。
話を聞いた方は、自分にできることがないか考えますし、打ち明けた方は相手が聞いてくれる姿勢があるだけでも安心するのです。
これが信頼関係に繋がると思っています。
40代夫婦のルール3:『ケンカのときは感情的にならない』
私たち夫婦も人並みに喧嘩をします。
このルールを決める前は、つい感情的になって売り言葉に買い言葉で言わなくてもよい事を相手に口走ってしまった事がありました。
余計に状況を悪化させたこともあったのです。
ルールを決めてからは、
『お互い同じ意見の時もあれば正反対の時もあるよね』
と、お互いが考えられるように意識することにしました。
自分の意見を尊重して欲しいのはお互い様です。
そして、夫婦の主張が同じこともあれば正反対の主張をすることもあります。
そうした時でも
《相手を批判せず、自分の意見だけを通そうとしない!》
と決めたのです。
その後は互いを尊重しあえるようになったか?
と言われると、自信もって返事できませんが進歩はあったように思います。
負の感情を完全に消失させるのは難しいですが、意識することが大事なのだと思っています。
まとめ
今回、ご紹介した3つのルールのおかげで、夫婦間のバランスが保たれている印象です。
これは妻も同じ意見のようです。
「ルールなんて大袈裟なことしなくても…」
と思われた方もいらっしゃると思いますが、私が強調したいのはルール作りをする目的は【夫婦で幸せになるため】だということです。
私は「ルール作り」を妻に提案しましたが、夫婦が幸せになれるなら何だって良いのです。
ルールを提案した時に、怒ったり不機嫌にならなかった妻には感謝しています。
それと同時にルール作りを受け入れてくれた時点で、【夫婦で幸せになる】ことに価値を置いてくれていることを知り「夫婦として今後もやっていける」と確信しました。
これから二人で仲良く年をとっていきたいと思います。