「意思が弱くてダイエットを続けられない」とお悩みの方へ。
あなたが続けられないのは意思が弱いからではありません。
ダイエットを続けられない理由は、単純に『習慣化するコツ』を知らないからです。
筆者は40代半ばですが、昨年にダイエットを始めて現在まで、約20㎏のダイエットに成功しました。
そこで今回はダイエットを続けられなくてお悩みの方々に向けて、筆者がダイエットをして得た有効な方法をご紹介したいと思います。
ダイエットを成功させるコツは『楽なことから始める』
筆者がダイエットのためにやった事は主に以下の4つです。
・ウォーキング
・スロージョギング
・筋トレ
・食事の見直し(脂質を減らしタンパク質中心)
他にも効果があると思ったことは、色々と手を出しましたが、“効果がない”と分かったものから切り捨てました。
その有効性についてはやってみなければ分からないことが多く、他の人には有効でも自分の体には合わないものもあったのです。
オートミールが良い例でした。
巷で《オートミール最強説》を知り、ネットで高評価の物を4袋購入してみましたが、胃部不快感や痒み、湿疹ができたので止めた過去があります。
そんな経験もしながら結果的に筋肉量を落とさず、ほぼ脂肪だけ20㎏近く体重を落とせたわけです。
筆者が経験者として『ダイエットのコツ』を1つ言うとしたら、「楽なことから始める」です。
これに尽きます。
なぜなら、最初のハードルを下げることでモチベーションの維持ができるのです。
ダイエット方法を選ぶ際、《効果の高いダイエット》に目が行きがちですが、辛すぎて初日で止めてしまったら意味はありません。
比べた場合、
・ジョギングを毎日60分間する人
・ウォーキングを毎日5分間する人
1ヶ月後に続いているのはどっちだと思いますか?
言うまでもなく、ウォーキングする人の方です。
なぜなら「楽だから」です。
ダイエットが成功する鍵は『習慣化できるかどうか?』
「5分間ウォーキングしたって痩せるワケないでしょ!?」
そう言う方も当然いるでしょう。
おっしゃることは分かります。
筆者がお伝えしたいのは1回のダイエット効果よりも、まずは習慣化させることを優先させた方がダイエットはうまくいくという事です。
そのためには、最初に楽なメニューで始めることが正解なのです。
言い方を変えるなら、習慣化するまでは効かせるのは体ではなく脳です。
脳に
「これからはウォーキングを習慣にするからな」
そう覚え込ませるのです。
習慣化するまで20日間~30日間かかると言われています。
良いか悪いかは別として、脳は習慣にしていることを「正しい事」と認識する習性があります。
それは環境でも同じです。
まだ幼い頃、父親がいつも機嫌が悪くて周りに怒鳴り散らしていたとします。
その度に「あんな大人になりたくないな」と思っていたのに、実際、自分が大人になって同じような態度をとっていたことを知ったとき、愕然とすることがあります。
これなども、脳が毎日見聞きしていたことを「正しい」と間違って認識したことで起こる現象です。
この脳の習性を利用すれば、自分が定着させたい行動を習慣化できます。
脳を味方につけるのです。
まるで歯磨きをするかのように、「することが当たり前」「しないと気持ちが落ち着かない」という状態にしてしまいましょう。
ここまでいけば、『習慣化』の成功です。
“することが当たり前”になれば、しないではいられません。
「今日は気分がのらないから」「今日は観たいドラマがあるから」など気分に左右されず、日課としてやることが当たり前になるのです。
最初のハードルは低くして、徐々に運動強度を上げていく
当然、毎日5分のウォーキングをいくらしても、ダイエット効果はしれています。
でも心配はいりません。
やっているうちに5分では物足りなくなってきますので、徐々に時間を延ばすなどして運動強度を上げていけば良いのです。
10分、30分、60分…自分の気持ちや体の声を聞きながら、「これくらいなら続けられる」という加減をしていきましょう。
参考までに筆者の場合ですが、ウォーキングをしばらく続けた後、やはり物足りなくなりました。
そこで、ウォーキングの時間を増やして消費カロリーを増やすのではなく、『スロージョギング』に移行して運動強度を上げる選択をしました。
走ることが嫌いだったくせに走りたくなってきたのです。
カロリー摂取量はウォーキングの1.6倍と言われるスロージョギングですから、体重の落ちるペースはこの頃から加速しました。
これはあくまでも筆者の場合なので、走ることを避けたい人はウォーキングのままで構いません。
そもそも、ウォーキング以外でも、ダイエット方法はたくさんあります。
運動でも食事制限でも何でも良いので、試したいものがあればやってみましょう。
今回のテーマは『続けるコツ』ですから、ダイエット方法については言及しません。
それに、個々でやりたい事を見つけて取り組むことが一番、続けやすいと思います。
おわりに
筆者はダイエットを始めるにあたって、色んなダイエット方法を調べました。
またダイエットをしている人たち(30~50代の男女)の実際の声を多く聞いたことで実感したこともあります。
多くの方は最初こそ熱量があって
「絶対に○㎏痩せてキレイになってやる!」
と意気込んでいても、頑張り続けて目標を達成した方はごく僅かだったのが現実でした。
短い方だと2.3日後には、モチベーションが続かなくなって諦めていました。
続かない方は最初の勢いのまま、ペース関係無く初日から飛ばしている人が多かったのです。
多くのダイエット方法は1~2週間で効果が出るような簡単なものではありません。
短くとも1ヶ月、多くは2.3ヶ月間は続けないと効果が出ないダイエット方法ばかりです。
それも当然です。
1.2週間の我慢で簡単に痩せたら、ダイエットに悩む人なんていませんし“ダイエット難民”も存在しません。
だからこそ、続けるコツを意識して取り組むことでダイエットの成功率が大きく変わることに注目しましょう。
改めて言いますが、意思の強さはあまり関係ありません。
習慣化するコツを知っているかどうかです。
この方法を知っているだけで、ダイエットだけでなく「自分が続けたい事」を続けることができるようになります。
ただ、いくらハードルを低く設定しても「やろう」と意識することは必要です。
習慣化しないうちはつい忘れがちだからです。
筆者はスマホに《今日のノルマ》を入力して、1日何度も目にするようにしていました。
この方法で何年間も放置状態だった日記を再開したのですが、先日、再開してようやく1ヶ月経ったので、習慣化に成功したと感じています。
今回の方法は、再現性の高いやり方なのでオススメします。
今回の記事が参考になった方がおられたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。