筆者は40代半ばの男です。
「幸せになりたい」
「楽しく生きたい」
小学生の頃からそんなことを漠然と考えながら生きてきました。
『人生90年』と考えた場合、丁度いまの自分の年齢が人生の折り返し地点です。
人生のターニングポイントを迎えて変わったことと言えば、これまでの自分の半生を振り返ることが増えました。
「自分は幸せに楽しく生きて来れただろうか?」
筆者の人生を振り返った時に、もっとも周りに人が集まって筆者も周りもよく笑っていた時期は、なんと中学生の頃まで遡ります笑
当時は友人が多く、真面目な子やガラの悪い男子、誰とも分け隔て無く遊んでいました。
あ~ほんと楽しくて良い時期でした。
いっつも筆者の周りには人がいたのでかなり賑やかでした。
とは言っても”人気者“とか”モテていた“とかではなく、いろんな人から構ってもらっていたのでしょう。
当時はなぜこんなに人が集まってくるのか?
そして、なぜ皆、笑って楽しそうなのか?
その理由をちゃんと考えたことはありませんでした。
実は、その答えは友人の1人から既に言われていたのです。
「お前はいつも笑ってるよな(笑)」
これです。
筆者はこの頃、いつもニコニコしていて、他のクラスの1度も話したことがない人と目が合っても笑顔だったそうです(友人談)。
自分では意識していなかったのですが、筆者は転校生だったのでクラスに早く溶け込もうと子供なりに行動していたのかもしれません。
その後、大人になって色んなことを経験したおかげで、40歳を超えたいま日常の何でもないことに感謝できるようになりました。
それだけでも幸せなのですが、中学生時代のような『いつも笑顔』に加えて、『いつも上機嫌』をこの年齢で実行したらもっと幸せになってしまうのか?
そんなことを考えていたら、どうにも試したくなってきたのです。
新しいことを取り入れようという気持ちになる時は、自分の心が健康な時です。
これは良い兆候だし、せっかく面白そうなことを思いついたのだから是非やってみようと考えました。
まず、機嫌が良い時に上機嫌になるのは当たり前です。
これは今まで通りで良し。
問題は、「機嫌の悪いとき」や「イライラして誰とも話したくない時」です。
見ている限り、ほとんどの人は自分の気分や感情に左右されやすいので、すぐに不機嫌そうな表情になってしまいます。
そんな時は、周りの人たちは気を遣って話しかけなかったり、腫れ物に触るような態度で嵐が過ぎるのを待つのです。
要は、こういった気分が悪い時でも「上機嫌に振る舞おう」と決めたのです。
やってみたら、思っていたよりもずっと自然に振る舞えました。
多少の訓練は必要ですが、意識して続けていれば誰にでもできると思います。
今までは嫌なことがあると、人にそれを悟られたくない気持ちが強かったです。
そんな時は黙って、なるべく人と話をしないように時間が解決してくれるのを待っていました。
今回のやり方は、そんな時にこそ上機嫌に振る舞うことが大事です。
何をしたかと言えば、周りに話しかけて、冗談の1つでも言うようにしたのです。
最初の頃は顔が引きつってたかもしれませんがそれでも
「お、コイツ今日は機嫌が良いのかな?」
と思ってくれるのか、または筆者に付き合ってくれたのか分りませんが、周りの人のテンションも上がって笑顔になったのです。
その笑顔を見たら筆者も気分が良くなってきて、さらに言葉が流ちょうになります。
しばし、談笑しながら2人で楽しい時間を過ごすことができたのです。
あれ?イライラしてたのが治ったよ!?
そうです。
笑って口角を上げていると楽しい気分になってくるのです。
“口角を上げる”
たったこれだけのことで、自分の気分が良くなって、周りの人も笑顔になれるのだとしたらやらない手はありません。
だって笑っていれば幸せになれるってことでしょう?笑
この方法を主にやったのは会社です。
職場には女性が多いのですが、女性こそダイレクトな反応が返ってきますのでやっていて楽しかったです。
筆者も男なので、同じ笑顔なら男性よりも女性に笑ってもらった方がテンションが上がります。
そうして、《丸1日ずっと機嫌が良さそうな男》を意識するうちに何より、自分自身が楽しい気分になりました。
こんな調子で周りの笑顔をもっとみたくなった筆者は、バレンタインデーの日に
「もう義理チョコはいらんでしょ!?」
という空気が常態化していた雰囲気の中、男である筆者から女性の同僚にチョコを配ることを始めて部署の人が楽しめるイベントに変えました。
皆、笑顔..笑顔です。
これ、本気でやると人生が変わるくらいのパワーになります。