スポーツと運動

ラグビー日本代表の『ワンチーム』を会社の仕事に持ち込んだ話をします「感動のブーメラン」

2019ラグビーW杯の日本代表の活躍は凄かったですね。

日本代表の試合がある日はテレビにかじりついて、試合中はトイレに行くのも忘れて応援していました。

こんなにテレビに夢中になったのは、『8時だよ!全員集合』を観ていた小学生以来です笑

ラグビーのルールすらろくに分からなかった筆者が、こんなにラグビーに夢中になるとは思ってませんでした。

日本代表が「ベスト8」という輝かしい成績で大会を終えたわけですが、熱中して観ていた大会が終って

「あ~楽しかったね~」

さあ、明日から嫌だけど、また仕事だ~。

周りの人たちはそんな雰囲気でした。

「ん?あれだけ日本代表から勇気と感動をもらったのに、何か違う気がする」

今度は自分たちが自分たちのフィールドで頑張る番じゃない?

そうです。

今大会で日本代表に感銘を受けた私が、自分の生活を変えようとしてある行動を起こしました。

仕事にラグビー日本代表のスプリット「ワンチーム」の精神を持ち込んだのです。

具体的に何をしてその結果、どうなったのか?

順番にご説明させて頂きます。

今までは「ワンチーム」とは遠い仕事ぶり=自分の仕事を終えたら公園で時間つぶし

筆者は今回ラグビーW杯における日本代表チームの勇姿から、大きな感動をもらった多くの人間の一人です。

どんな厳しい状況でも

最後までチームのために力を尽くす

自分のできることを精一杯や

日本代表チームの強い信念は大会を通じて、最初から最後までずっと感じていました。

何かと影響を受けやすい筆者は、ふつふつと湧き上がった感情を自分の仕事でも体現したくなりました。

日頃は運送会社に勤務しており、毎日客先に配達しています。

いつもは自分に与えられた分の配達が終了した後は、公園の隣に車を停めて時間つぶしをしてから事務所に戻ることが恒例になっていました。

なぜなら、自分の仕事を終えて早く戻っても、他の配達員の手伝いしなければならないからです。

手伝っても給与には反映されないので今までは、そういった仕事を「余計な負担」と感じて避けていました。

私だけではなく大部分の配達員が同様の行動をしていたので、当初感じていた罪悪感もなくなっていました。

実際は少しでも楽をしたいのが人間ですし、人間の本性なんだと自分を正当化していたのかもしれません。

しかしながら、ラグビーW杯で日本代表のプレーを観た後で

「何で日本中があんなに熱狂し感動したのか?」

と振り返った時に、自分がいかに小さな人間で自分のことしか考えていないのかが分かり、恥ずかしくなったのです。

日本代表が見せてくれたようなプレーとは相反するような行為とも言えます。

ラグビーW杯を観てから『仲間のために自分のできる事を考えた』

日本代表の『最後まで仲間のために戦う』姿を見てからは、筆者は今までの怠惰を猛省し改めたいという思いがこみ上げてきました。

影響を受けやすい筆者は、すぐに行動にうつしたのです。

自分の配達が終了した後の時間つぶしをやめました。

真っ先に事務所に戻り、仲間たちの仕事を手伝うことにしたのです。

黙って作業すれば良いのに熱い気持ちがこみ上げていたので、仕事をしながら「ワンチーム」と連呼している自分がいました。

当然、家に帰宅してから自分の姿を思い出し、一人で恥ずかしい気持ちになりました。

 

今の会社に入社して、筆者は既に10年以上も経過しているベテランです。

上司からすれば「もう少し多くの仕事をこなして欲しい」という気持ちを、元々持っているようでした。

筆者のようなベテランは「仕事が早く終わって当然」と思われているので、こうした筆者の取り組みにも驚くようなことはありません。

これくらいで、私の評価が上がるなんて虫の良いことは考えていませんでした。

そう思っていたのですが、上司は私の”仕事に対する姿勢が変ってきた”と思っていた以上に歓迎してくれた様子でした。

ラグビー日本代表の「ワンチーム」の精神が会社に良い影響を与えた

《自分の仕事を終えたら、すぐ他の職員を手伝いに行く》

筆者の単独行動から始まったのですが、若い後輩の何人かが影響を受けたようで1人、また1人と同じように手伝いにきてくれる社員が増えてきました。

今までにないくらい現場が活気づいてきて、その上、相手を思いやる言葉かけも増えてきたのです。

「もう少しでこっち終るから手伝うよ」

「大変だろ?大丈夫か?」

など、筆者が言われたわけでもないのに、横で聞いてるだけで心地良いパワーが貰える言葉が増えたのです。

少し恥ずかしい話ですが、自分が感動して泣きそうになりました。

皆、自分の仕事量が減った訳ではないのに、相手を気遣うようになったのです。

おそらくは、元々「自分と同じように周りの人も忙しい」というのはお互いが分かっていたハズです。

しかし、相手の仕事を手伝おうと思えば、それだけ自分の仕事を早く終らせなければいけません。

それは今までよりも努力しなければ不可能です。

それが分かっているから、皆が無理してまで他人の仕事を手伝おうと考えなかったと思います。

筆者はこの取り組みをやってみて、大事な事に気づきました。

相手を思いやれば、相手からもブーメランのように温かい気持ちが返ってくるのです。

その相手の気持ちが自分に返ってきた時って、もの凄いパワーに変わります。

今まで苦手だったり面倒に感じていた仕事にも、「やってやるよ!」という強い気持ちで向き合うことができるのです。

体はそこそこ疲れているハズなのに、体の奥底から力が湧いてくる!?

それがとても心地良かったのです。

実は2週間で挫折しそうになっていた

正直に言うと、【自分の仕事を切り上げたらすぐ仲間の仕事を手伝う作戦】を始めて2週間くらいの頃に一度挫折しそうになりました。

「自分ばかりがこんなに頑張って、感謝もされずに辛いな…」

と感じていたのです。

しかし、間違ってました。

親しい同僚から聞いた話ですが、私のいないところで

「仕事を助けてくれて嬉しい」

「何かお礼しないとね」

と感謝してくれた人が何人もいたと言うのです。

それを聞いてやる気がメチャクチャ出てきました!

自分のした行為が人に喜んでもらえる嬉しさに気付いてしまったのです。

これまでも「ありがとう」と同僚から言われたことはありましたが、今回の取り組みは自分の感情が入っていたので、感謝の言葉に思いっきり感動してしまいました。

目がうるうるしてきたのですが

「そうなん?」

泣きそうになっているのを悟られまいと、同僚の目を見ないまま短い言葉で返事するのが精一杯でした。

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会社の雰囲気を変えてくれたラグビー日本代表の魂

その後の筆者は自分で言うのもおかしいですが、人が変わったくらい仕事をしました。

今までよりも更に自分の仕事を早く終えて「おお、今日は早いな!」と言う上司の言葉に笑顔で返し、そのまま仲間のところに直行です。

「ええ!?今日も手伝ってくれるの?うれし~」

思いやりや仲間と助け合っていくことの大切さや尊さについては、みんなが理解しています。

一方で、給料が一円も上がらないので、

「やったって何のメリットもないよ」

と口にしたり、冷ややかな目で見る人もいて当たり前だと思います。

今までの私もそう考えてました。

合理的に動いて無駄なことはしない方が正しい

 

私の考えを変えてくれたのは、日本代表の「ワンチーム」の精神です。

仲間を守るために2mの大男に命がけでタックルする姿、仲間にアンフェアなプレーをした相手に猛然と掴みかかる姿…どれも鳥肌がたちました。

試合を見終わった後、自分の仕事の姿勢を振り返ってからずっと落ち込みました。

「仲間を助けることもせずに時間つぶしをして、なんて自分勝手なんだ…」

そこから意識が変ったのです。

今回のラグビーW杯は興行的にも大成功だったようです。

そして会場に観戦にいったファンや、私のようにテレビの前で選手の勇姿を見た多くの人は大事な何かを感じたと思います。

筆者にとってそれは「ワンチーム」の精神でした。

ラグビーW杯期間中は日本代表チームの活躍が凄かったので、職場でもその話題で持ちきりでした。

そのおかげで、筆者が口にした「ワンチーム」という言葉も職場で笑われることはなく、良いイメージで拡がりつつあると思います。

改めて、日本代表チームには「感動をありがとう」と言いたいです。

 

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