筆者は現在40代半ばの男性です。
保育園の頃から体を動かすのが好きで、保育園が終わると毎日、友達と外を走り回っていたような子供でした。
小学校に上がってからはクラブ活動が始まる3年生になるのが待ちきれず、2年生から上級生に混じってバスケの練習に参加していました。
学年が上がって、運動に対する周りの意識が「遊び」から「競技」に変化してくると、自分の運動能力に対してある種の疑問が湧いてきました。
「俺はみんなより運動神経が悪いのではないか?」
という疑問です。
遊びと違って本気で走ると皆についていけない…
ドリブルも下手クソでシュートもうまく決まらない…
皆と全く同じ練習をしているのに、どんなに真剣に頑張っても自分は2歩も3歩も出遅れてしまうのです。
毎日一緒に遊んでいた仲間たちはスポーツの楽しさに目覚めて、汗をびっしょりかきながら笑顔で先生の課題を次々にクリアしていきます。
自分だけ1テンポ反応が遅いし、瞬発力もなく頭のイメージと体の動きが全くフィットできていません。
バスケだけでなく、その後もサッカー、野球、鉄棒、陸上、マット運動とあらゆる競技において筆者は遅れをとっていました。
「文化部は軟弱!男なら運動部!」
親の教育もあり、そういう思い込みがあったので小学校から高校まで部活はずっと運動部に所属してました。
“自分は運動神経がなくても、努力すれば人並み以上にはなれる”
そう信じていたのです。
そうして毎日の厳しい練習にも耐えていたのですが、体は正直で
『運動神経は平均以下』
という現実はあまりに重く、どの競技でも実力は「万年2軍」という有様でした。
一番ショックだったのは、運動が嫌いな“帰宅部”のクラスメイトに、体育の授業や長距離大会の成績で負けたこと。
「毎日、厳しい練習をしているのに」
普段はめげない筆者も、この時ばかりは簡単に立ち直れないほどのショックを覚えました。
こうした苦い思い出を残したまま高校を卒業した後は、自分から積極的にスポーツをすることは一切なくなったのです。
現在、40代半ばになりますが、20代の頃に友達10人ほどで遊び半分でやったバレーボールが、筆者の運動らしい運動をした最後の日です。
あれから約20年…スポーツとは縁がない生活を過ごしてきました。
運動が苦手な分、スポーツ観戦が趣味になり国内外のプロスポーツ中継を観ることが楽しみになりました。
しかしです。
40代に突入して、ますます体力や筋力の衰えを感じるようになり
「自分はこのまま年老いていって良いのか?」
という思いが日増しに強くなってきました。
幸い大きな病気や怪我もないので、体が動くうちは再び昔のように運動して汗を流したいという欲求が強くなったのです。
年々、増加する体重もストレスになっていたので、コレを機にダイエットも兼ねた行動を起こそう!と考えて
『運動できる体を取り戻そう』
という目標を立てました。
そうして約20年ぶりに始めた運動は「ウォーキング」でした。
ウォーキングを始めてから感じた効果については、過去記事にアップしているので、よかったらご覧下さい。
20年以上まともな運動から遠ざかっていた筆者がウォーキングを選択したのは正解でした。
毎日歩いていると運動が習慣になってきます。
徐々に体力がついてくると今度は走りたくなり、今では
「スロージョギング」に移行して、1時間ほど汗を流しています。
体重は1ヶ月1~2㎏というペースでじわじわと落ちていますし、良い気分転換になって気持ちも明るく前向きになりました。
体を動かすことで、気持ちの良い汗をかく喜びを久しぶりに取り戻しました。
もうしばらくジョギングを続けて体力をつけたら、今年の10月に開催される小さなランニング大会にエントリーする予定です。
その後ですが、社会人になってから到達したことのない60㎏代まで体重を落として、そこから本格的な筋トレ+プロテインでマッチョの体を作りたいという夢があります。
子供の頃に、自分の運動神経のなさに嘆いていましたが、その過去があったからこそ今の自分がいます。
年齢で言えば、もう50代が目の前に迫ってはいますが、まだまだ若い!!という気持ちで新たな目標に向かって頑張ります。