筆者はダイエットする前は典型的な肥満体型でした。
何十年も昔になりますが、小学校に上がってから給食との運命的な出会いを果たします笑。
そのクラスには担任が決めたルールが1つあって、
《一番早く食べ終った生徒は余った給食を食べて良い》
というものでした。
そのルールを知ってから食べることが大好きだった筆者は、まず自分の分を急いで食べてから、もう1食を味わってゆっくりと食べる…
という勝利の法則を身につけたのでした。
それから筆者がクラス1番の肥満児になるまで、時間はかかりませんでした。
短期間でブクブクと太っていく我が子を見かねた親が、学校側に申し立てをしてからはこの至福の時間は奪われたのです。
その結果、残ったのは「早食い」という特技と40代まで筆者を悩ませた肥満体型です。
それから何十年も経ってるのに、よほど気を付けていないと今でも早食いに戻ってしまいます。
ご存じの通り、早食いの人は満腹中枢への「満腹」というシグナルが届くまでに大量の食料をお腹に運んでいます。
とうぜん、太ります。
分かってはいても自分一人だったり、家族と一緒に食べている時はやはりつい早食いになってしまうのです。
転機になったのは今の職場に転職してからです。
嬉しいことに女性職員からのお誘いが増えて、小さな3~5人のグループで食事をする機会が度々あるのです。
それまでは、じっくりと女性の食べ方を見ようとはしてこなかったので分かりませんでしたが女性には…。
『色んな美味しい物を少しずつ食べたい』
という心理があります。
これは20代でも60代でも同じようです。
女性は男性よりもたくさん食べれないので、色んな料理を食べようと思ったら1つの料理を少しずつシェアして食べるやり方が効率的なのです。
5皿頼んだら、それを全員で少しずつ味わって食べる。
「これ美味しいね」
「これも美味しいよ」
おしゃべりしながら食べ比べしている姿を見ると、女性の方が食事の楽しみ方を熟知していうように思えます。
同じテーブルの女性たちがそんな食べ方をしていると、筆者も必然的に同じ食べ方をするのですが、これが意外に良かったのです。
色んな料理を楽しめることはもちろんですが、料理を取り分けたりおしゃべりしたり、次の料理を待つ時間があるのでお腹に溜まるのです。
筆者は肥満でしたが、目立つほどの大食いではありません。
ただの“早食いデブ”なのです。
これは小学校1年生から変わりません。
ということは、ゆっくり食事を楽しむようにして食べれば満腹感を得られる…
ということになります。
そして、このような男性は意外に多いように思います。
真性の大食漢を除けば、むしろほとんどの人が「早食いだから肥満」ではないでしょうか?
筆者の考えでは《早食い》は治ります。
早食いは習慣なので、意識することで修正できるのです。
筆者は『1口につき30回噛む』なんて、性に合いませんので噛む回数で区切ることはしていません。
「ゆっくりと好きな食事を味わって食べる」
ということを心掛けてからは、ゆっくり時間をかけて食べれるようになりました。
やはり習慣でした。
ゆっくり食べるのは意識すれば誰でもできますし、楽しい食事の時間が増えて、同時に消化にも良いのでメリットが多いです。
今まで急いで食べたせいで食べこぼしが多くて、口の周りも汚れるのでティッシュが欠かせませんでした。
おそらく見た目にも汚くて、だらしない大人だったと思います。
これからは年齢に恥じない紳士を目指そうと思います笑。
早食い男子の皆さん、女性の『食べ方』に学ぶべき点があることを発見しましたので、この有益な情報をシェアしませんか?