筆者は40代の後半に、約2年間をかけて20㎏のダイエットに成功しました。
当時、89㎏だった体重を69㎏まで落としたのです。
外見もすっかりスリムになりシルエットが変わったので、友人や職場の同僚たちから
「わ~すごい!」
と賞賛されたものです。
「ご飯を我慢して大変だったでしょう?」
「運動ツラく無かった?」
「さすがだね!?」
など筆者がさも強靱な精神力をもっているかのように勘違いする人もいましたが、当の本人からすれば
ちっとも苦ではなかった。
これが本心です。
意思の強さがあれば、ダイエットには有利でしょうが、必須というわけではありません。
筆者は自分の経験から、ちょっとしたことを意識するだけで意思が弱くてもダイエットは成功すると思っています。
筆者が意識したことは次のことです。
①最初は緩い運動から
②運動することを習慣化するまで続ける
③心と体力に余裕が出て来たら運動の負荷を上げる
こんな感じでやったわけですが「何の運動から始めようか?」と考えた時に思いついたのがウォーキングです。
自宅近くの土手を80歳代くらいの高齢者が歩いているのをよく見かけたので、すぐに頭に浮かんだのかもしれません。
今思えば、社会人になってろくに運動をしてこなかった筆者にとってウォーキングはベストな選択だったのでしょう。
「ウォーキングで痩せたら苦労しないよ」
という意見も分かりますが、筆者の経験から言わせて頂くと運動を継続するためには、最初のハードルを低く設定することが大事なのです。
継続することができたなら、ダイエットなんて余裕で成功します。
逆に言うと、どんなに負荷の高い運動をやったところで3日坊主で終わってしまっては意味はありません。
とくに運動不足の人が軽い運動を選択することは、最初の1歩が踏み出しやすくなるというメリットがあります。
「こんなに楽で良いのかな?」
と思うくらいでかまいません。
もっと極端に言えば、腕立て伏せ1回でも良いので、とにかく毎日やってみて欲しいのです。
1日1回の腕立て伏せを1ヶ月1日も休まず続けられたら…
もうダイエットは成功したようなものです。
体重がちっとも減っていなくても『一ヶ月間毎日やった!』という高揚感と達成感を感じて下さい。
その小さな成功体験は、この先、もっと大きな偉業を達成するために欠かせない体験になるのです。
繰り返しますが、ダイエットを成功させるためには軽い運動であろうと毎日続けることが大事です。
最初のうちは
「こんな楽な運動で痩せるのか?」
「もっとキツい運動をした方が良いんじゃないか?」
など色んな葛藤が湧くでしょうが、まずは1ヶ月間やり遂げてみましょう。
それでも全く何も感じない人もいるかもしれません。
その場合、「自分には合わない方法だった」という結果が成果になりますので、失敗ではありません。
次は他の方法を試してみれば良いのです。
そのうちに自分に合った方法を見つけるハズです。
まずはどんな運動でもかまいませんので、1ヶ月間続けてみましょう。
成功した時、きっとこれまでとは違う景色が見えるハズです。