仕事の悩みの多くは『人間関係』だと言われています。
「この人、苦手だなぁ」
そんな風に考えながら仕事をしている方も多いのではないでしょうか?
そして「苦手な人」がいて苦労している時って、相手は上司であることが多いのです。
同年代の同僚や後輩と違って“上司”は、社内での立場が上なので扱いに困るというか、自分がコントロールできない存在なので厄介です。
今回は実際にいた上司の中で
《業務外で説教してくる上司》
について取り上げたいと思います。
この上司は筆者が日中、接客している時に口を挟めないからといって、業務が終わって筆者が退社する直前によく声をかけてきました。
指導されること自体は良いんですが、30秒で終わる話をクドクドとしつこい位に言ってくるのです。
「ちょっと良いか?」
と声をかけられた時に覚悟を決めるのですが
こんな時は帰宅時間が大幅に遅れてしまいます。
業務が終われば本来ならプライベートの時間です。
家に持ち帰ってやる仕事も控えてますし、土日出勤することも多い職場なので、こちらは10分でも早く退社したいのです。
30分で説教が終ればラッキーで、長い時は1~2時間かかることもザラだったのです。
今思えば、すごく消耗する時間でした。
さらに平日だけではありませんでした。
土日に出勤した時に、たまたま社長や上司が揃っている時があるのですが、こんな時の嫌な予感は大抵が的中します。
社長「よ~し!仕事も終わったし一緒に飯でも食いに行くか!」
筆者(嘘だろ~!休みなのに止めてくれ~!泣)
誰が好き好んで休みの日に、社長や上司とご飯を食べに行くのでしょうか?
社長は自分のポケットマネーで、“ご飯をご馳走してやろう”と得意げな様子です。
なんで、社長っていう人種は下々の気持ちが分からないのだろう…。
普段、説教ばかりされている二人と食事に行って、ご飯の味なんか分かるわけがない。
社員を労るつもりなら、休日出勤して手当も貰えない社員に『食事代』を渡した方がよほどスマートで印象が良いのに…。
結局は自己満足なのでしょう。
テーブルについた時、社長が目の前の席で上司が真横に座りました。
「何が食べたい?」
注文を決める時や食事を待っている時間、そして二人にがっちり包囲されながら一緒にご飯を食べる時間…全てが地獄です。
いつも説教が始まるのか、こっちは気が気ではありません。
「こんな場所で言うのもなんだけどな…」
結局はお決まりの説教です。
あれから7年が経ち、その会社も退職しましたが、今でもその時の不快な感情やシチュエーションははっきりと覚えています。
その一方で、社長から説教された内容や、その時にご馳走になった食事の味はまったく覚えていません。
それが全てだと思います。
業務外の説教(指導)なんて、お互いの時間を無駄に使うだけで誰の得にもならないのです。