スポーツと運動

ジェイミーリッチ選手のプレーを観て私の情熱が呼び起こされた話/仕事への生かし方

2019ラグビーワールドカップは日本国民に大きな感動を与えてくれました。

毎試合、「日本のために」と口にしながら、命がけで勇気あるプレーを見せてた日本代表選手たちを私たちはこの先も忘れることがないでしょう。

数々のプレーを観て感動していた私ですが、今大会で一番感動した選手は実を言うと日本の選手ではありません。

スコットランドの『ジェイミーリッチ選手』なんです。

ジェイミーリッチ選手は試合中にラフプレーもしていたので、名前を聞くとむしろ眉をひそめる方も多い事でしょう。

なんで私が敵チームの、しかも日本選手にラフプレーした選手に感動したのか?

ご説明したいと思います。

ジェイミーリッチ選手の「周りから嫌われてもチームのために体を張れる勇気」に感動

今大会の全試合を通じて一番熱が入った試合は、なんといってもスコットランド戦ではないでしょうか?

この時、日本代表は『史上初の決勝トーナメント進出』がかかっている大事な試合。

相手はラグビー強豪国のスコットランドという最大のライバルとのまさに死闘でした。

そんな中、相手選手の中で日本チームが一番手こずらされたのは、ジェイミーリッチー選手でした。

彼のプレーを観ていると、試合と関係のないところで肘打ちをしたり荒いプレイを連発していました。

そしてプレーとは関係ない場面で田村選手に乱暴するなど、この時は観ていて私も腹が立ちました。

ラフプレーだけでなく、試合の要所でジャッカルを決めてくるなどスコットランドのピンチを再三にわたり凌いでいたのです。

日本代表にとって本当に厄介な存在だったと言えます。

W杯では、毎試合、日本は相手チームで『最も素晴らしい活躍をした選手』に日本刀をプレゼントするという粋な計らいをしています。

試合の度に、どの選手に贈呈するのか注目されていました。

このスコットランド戦でその対象となったのが、なんと、「ジェイミーリッチー選手」だったのです。

この選手はチームのために体を張り日本代表の前に立ちはだかった、そしてスコットランドの勝利のために全力でプレイしたことが評価された形です。

ジェイミーリッチ選手は結果的にみて素晴らしい選手だったのです。

チームにとって大きな貢献を果たしたことを、敵であった日本代表が賞賛したのです。

「日本代表チームは懐の深い良いチームだ」

同選手をMVPに選出できる日本チームの懐の深さに対して、日本人として誇らしい気持ちになりました。

それと同時に、ジェイミーリッチ選手を違う角度で見ることができたのです。

 

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ジェイミーリッチ選手は「相手の嫌がる事」を組織のためにやる勇気をもっている

ジェイミーリッチ選手のチームへの貢献ぶりを改めて考えた時、日本人に足りないのはジェイミー選手がもつ精神ではないか?と思いました。

ジェイミーリッチ選手はスコットランドの勝利のために、自分が最前線にたち相手が嫌がることをしてきました。

日本チームだけでなく、自国開催だった日本の国民全員を敵に回すようなプレーや態度を続けたのです。

それはどんなに勇気を必要とし、プレッシャーのかかることだったでしょう。

国が国なら夜道で刺されてもおかしくないほどハイリスクな行為だったハズです。

それほど危険な事を、チームの勝利のためにやり遂げたのです。

日本人の場合、「相手から嫌われる事」を極端に嫌がる傾向があります。

自分の組織のために「良い事」だと分かっていても、自分が周りから嫌われる事はしたくなのです。

それは当然と言えば当然のことです。

ですが、日本の場合、そういった「嫌われ役」をする人が極端に少ない気がします。

しかし嫌われることを恐れてばかりいては、組織の成長も自分の成長もありません。

周りから嫌がられる事を恐れず行動するようになった

ラグビーW杯にすっかり感化されていた私ですが、それまで仕事の仕方が「大人しかった」のは否めません。

今までは、会社の会議などで主義主張をしたことはありませんでした

また同僚や部下に対しても、改善点を求めるような行動をとることもありませんでした。

現状を変えず、波風をたてることなくその場が穏やかに済めばそれが一番いいと考えていたからです。

ですが、今回のスコットランド戦、並びに日本刀プレゼントのシーンを目にしたことで「それは正しくない行いだった」という事を実感しました。

今では相手との意見の違いを恐れず、会社が良くなるための問題提起を言葉に出すようにしました。

私の変化に対して「こいつ、何で急にやる気を出してるんだ?」と好意的に見ていない人もいると思います。

ですが、今の私には信念があります。

自分のこの行動が会社組織の利益に繋がり、会社に活力を生んで今まで能力があるのに発揮できないでいた他の社員の起爆剤にもなるハズだ、と。

今現在も『会社により良い結果をもたらすための行動』を意識して行動している毎日です。

こういった取り組み方が会社内部でどう評価されるのか?提案したことが受け入れられるのか?

まだ正直言って分かりません。

もしかすると、「余計なことをした」と総スカンを食らうかもしれませんし、今までの自分の評価も地に落ちるかもしれません。

ですが不思議と怖い気持ちはありません。

私が起こした行動は私自身が、会社が今より成長すると思って起こした行動です。

成長するということは、「現状を変えること」を意味します。

「波風を起こさず穏便に」現状を変えることができないなら、打って出るしかないのです。

今までのように、冷めた気持ちで淡々と仕事をやるのは逆に辛いのです。

目の前の課題を見つけて、それに対して自分の情熱を注いで仕事に取り組みたいのです。

スコットランド戦を思い出す度に、その時の熱い思いが蘇ります。

日本代表の勇気ある自信に満ちたプレーが、私の心に少しだけ宿った気がするのです。