ブラック企業

【ブラック企業の実態】40代正社員の給与明細「手取り14万円」「賞与なし」を体験して

「ブラック企業なんてなくなれば良い」

これまでの記事で、筆者が「ブラック企業」に5年間勤めていた時のエピソードを何度か取り上げてきました。

今回はブラック企業にいた当時の「給与面」「休日」「労働時間」に焦点をあてて、筆者がどんな待遇で働いていたのか?

簡単にまとめてみました。

そして、記事の「結論」部分に筆者がブラック企業を経験して思ったこと、筆者が一番お伝えしたい事を載せていますので是非、ご覧になって頂けたら嬉しいです。

では順番にご紹介させて頂きます。

 

ブラック企業の給与は著しく低い「40代で手取り14万円」の現実

 

周りの友人や知人、今の職場の人などからよく聞かれるのが

「ブラック企業は給与が安いでしょう?」

という質問です。

筆者は高齢者施設で「正社員」として雇用されましたが、毎月の手取りは14~15万円でした。

確かに安かったです。

会社から『14万円』の価値でしか評価されていなかった、と考えると余計に頭を抱えます。

一方で税金や社会保険料、物価は年々上昇していたので生活は苦しくなる一方です。

今でも当時の明細を見ることがあるのですが、「こんな安い給与でよくやっていたな」と感心するやら情けないやら複雑な感情が湧きます。

 

当時の社長は社員の賃金を抑えて、奴隷のように働かせることで会社の利益を出していました。

しかも従業員には、「利益を社員に還元する!」とさんざん豪語しておきながら

「どこに還元されてるの!?」

と突っ込みたくなるような低賃金…。

これは5年間ずっと変わりませんでした。

20代ならまだしも、年齢がそれなりになってくると、ライフステージの変化で生活費は徐々に増えていきます。

削れない固定費もあり、14万円ではとてもじゃないけど足りなかったので、生活は常にギリギリでした。

固定費を見直したり食事を抜いたり考えつく色んな節約をしましたが、それでもお金が足りない月もあって貯金を切り崩しながら生活していました。

筆者はお酒もタバコもしませんが、唯一の趣味で息抜きだったドライブすら諦めて友人との外食も全て断っていたので心はますます病んでいきました。

どんどん減っていく通帳の残高を見るたびに気持ちが沈んで行きますし、お金の余裕がないので心はどうしても荒んでいきます。

中でもすごく惨めな気持ちになったのは、残高がなくなって遠方に住む古い友人の結婚式に出席できなかったことです。

ご祝儀さえ工面できず、祝ってあげれなかったのは今でも心残りです。

 

余談ですが、ブラック企業にいた5年間は筆者の見た目の老化が最も進行した時期です。

髪の毛の量が減り、髪も薄くなりコシもなくなりました。

白髪の進行が早くなり、また顔のシワも増えたので一気に老けた時期でした。

 

ブラック企業では「残業代」「昇給」「賞与」「退職金」なんて夢のまた夢

 

ブラック企業にいた頃は「昇給なし」でした。

それに加えて「残業代」「賞与」もありません。

がむしゃらに働いたところで手元に残るお金は増えませんので、モチベーションは上がりません。

賃金が安くても働く環境が良かったらまだ良かったのですが、パワハラ当たり前の会社でしたので常にストレスとの戦いです。

サービス残業までやりたくないので、最初の頃はせめて自分の仕事を早く終らせて定時に帰ろうとしたのですが上司や社長がそれを許しません。

「もう帰るのか?」

上司や社長が冷ややかな態度で聞いてくるのです。

(帰るのか?って、自分の仕事が終ったから帰るんだよ)

思わず言い返したいとこですが、相手は言葉を続けます

「上司や社長より早く帰るなんて、親からどんな教育を受けてきたんだ!」

これだけではありません。

無責任! 無自覚! 社会常識がない! 親の教育が悪い!

次々と辛辣な言葉をぶつけられました。

怒鳴られた後もその場に立たされたまま、1時間も2時間もネチネチと傷つく言葉を吐かれるのです。

最終的に、筆者は「社会人としての自覚がない」という烙印を押され、翌日までに反省文を原稿用紙で20枚書いて提出するよう命じられました。

今、思い出しても胸くそが悪くなって吐き気を覚えます。

こんなやり取りがあってから、自分の業務を終えた後に退社することすら異常な行動とされてしまうのです。

 

働けば働くほど貧乏になっていく会社…。恐ろしい会社でした。

新年度を迎える度に、

「ああ、またこの会社で新年度を迎えてしまった…」

と無性に悲しくなったものです。

『ブラック企業社長の名言5選』元社員が体験したパワハラ発言を紹介しますブラック企業の元社員が実際にブラック社長から言われた名言をご紹介しています。この話、信じられますか?...

 

ブラック企業には「恐怖のペナルティ」が存在する

 

なにせブラック企業ですから、休日である土日も出勤するのが当たり前でした。

筆者から社長に「出勤させて下さい」と申し出たことも多々ありました。

それには理由があります。

筆者は社長や上司から「仕事ができない社員」という烙印を押されていたので、

「仕事ができないくせに、他の事で挽回する気も無い」

という最低の評価をされないように、行動せざるを得なかったからです。

と言うのも、「最低」の評価をされた時のペナルティが特に厳しかったからです。

例えば…

【最低の評価を受けて命じられた事】

①翌日までに「原稿用紙30枚」反省文を書いて提出する。

②土下座しながら大声で今後の決意表明をする。

③「私はバカで愚かな○○(筆者の実名)です」と近所に聞えるような声で、許可がおりるまで繰り返し叫び続ける。

 

上記は全てブラック社長から命じられて強要されたペナルティです。

特に①は1年以上毎日つづきました。

土日、祝日も関係ありませんから、GWや年末年始が近づくとそれだけ「反省文」の枚数も増加します。

5連休なら連休明けに150枚提出しなければいけません。

頭の中は常に「反省文何を書こうか」で一杯ですので、「休む」という発想なんてありません。

こんな事が繰り返されていると、仕事の目的は「お客様に喜んでもらえる」よりも

ペナルティを受けない」ことが一番になります。

そんな職場では、心がやられていきます。

強いストレスを受け続けると、免疫力が落ちて体調も崩しやすくなります。

ほんと悪循環なんですよね。

本来、土日は仕事を離れて英気を養いたいところなんですけどね。

こんな生活が5年間続きました。

 

ブラック企業の有給休暇は「無いものと思え」

 

体裁はまともな会社なので、就業規則はもちろん存在しましたし「有給休暇」についての記載もありました。

本来、事前の申請をすれば会社に「許可」をとる必要はないのが常識です。

ですがそこはブラック企業、「休むなよ?」という上司や社長からの強い圧力がありました。

忌引きも取れませんでしたし、38℃以上の高熱があっても発熱を隠して出勤していました。

当時はそうせざるを得なかったのです。

ついに5年間ただの1日も有給を取得することはありませんでした。

社員の当たり前の権利を奪うことが常態化していたからこそ、ブラック企業なのでしょう。

 

結論「会社に生殺与奪の権利を与えない」つまり自分で考えて行動する

 

ブラック企業で働くことがどんなに辛くしんどい事なのか、筆者も経験したので理解しているつもりです。

たとえ客観的にみてブラック企業だろうと、「自分はこの会社が気に入っている」と思う方は当然、辞める必要はありません。

「いや、そうじゃない」「もう辛くて辞めたいんだ」という方は、その会社から身を引くための行動を起こしましょう。

「今は辛いけど、もう少し頑張れば会社に認められるかも」

なんて妄想です。

認められるとしたら「会社に都合の良い人材」としてです。

《今の会社が社員に求める条件》

・安い給与で不満を言わず、言われた仕事をひたすら続ける社員

・会社の都合ですぐ首を切れる社員

多くの会社が社員に求めている条件はこの2つです。

*ごく一部のとびっきり有能な人は別です。

 

もはや「普通の会社」と思われた企業も、今後はブラック寄りになっていきます。

デフレが続いているのに日本政府は緊縮財政、賃金も上げず会社は足りない労働力を安い賃金で雇用した外国人でまかなおうとしているからです。

賃金は安い方に寄っていきますので、日本人の賃金は高くなるどころか安くなっていく懸念があります。

日本はさらに労働者の環境や立場が悪くなっていくことが予想されますし、終身雇用が維持できなくなることも既定路線です。

だからこそ、

もう1つの会社に依存する時代ではない

ということを、我々労働者も常識として持っていなければいけません。

多くの社員は会社から「リストラ」されるのを怖がっているので、まさに生殺与奪の権利を相手に与えているようなものです。

それでは自分の人生を生きるのは難しいと思いませんか?

我々は自分で人生を切り開くしかありません。

そのために、自分にとって有益な「転職」を計画的に実行できるように日頃の準備、その前提となる自分の意識改革が大事だと思います。

まず、今の会社から気持ちを切り離して「他の仕事」「他の会社」に目を向けてみましょう。

 

もし、筆者が今の会社を辞めたくなったらどうするか?想像してみました。

コンビニと新聞配達のダブルワークをしながら正社員の雇用を目指して就活し、同時にネットビジネスで月5~10万円稼ぐための行動をします。

もちろんしんどいし、睡眠時間も削るので暇な時間はないでしょう。

筆者は何の才能も特技もないので当たり前です。

でも、”今より楽をするための努力”ですから力が不思議と湧いてくるものです。

ブラック企業で過酷な環境の中、先の見えない不安に押しつぶされそうになって働く時間より100倍マシです。

ブラック企業で働く人の共通点は、本業で疲れて平日は帰って寝るだけで土日はお金を使ってストレス解消の散財をするか、やはりゴロゴロするだけ…。

これでは駄目です。

今は「情報」の時代ですから、情報を知っているか知らないかで幸福度に大きな差がでます。

手間とも言えないくらいの「指先ポン」で有益な情報がタダで手に入るのです。

今、自分がとるべき行動のヒントがたくさん見つかるハズですから、動きましょう、調べましょう。

目の前の苦難に立ち向かう皆さんを影ながら応援しています。

 

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