貯蓄ができない人には共通点があります。
“何にいくら使ったかを把握していない”
つまり「どんぶり勘定」だということです。
貯金をするなら、その「どんぶり勘定」を止めなければいけません。
そのために必要なことは
“自分がいくら使ったのか?”
しっかり把握して財布を管理することです。
「何かしら毎日、お金を使っている」
「何に使ったかあまり覚えていない」
そういう方は、レシートなど明細を捨てずに保管しておき後で整理しましょう。
多少の手間はありますが、決して難しいことではありません。
浪費癖がある人ほどそういった手間を嫌うので、どうしても財布のヒモが緩くなってしまいがちです。
逆に考えれば明細を残すようにしておくだけで、自分がお金を使っている物やパターンが分かると思います。
必ずや無駄な出費が見付かることでしょう。
支出の傾向が分からないと、対策も立てられませんからね。
そして、自分のお金の使い方の傾向が分かったら、ちょとした意識改革が必要になります。
ちょっと具体的な例を出します。
毎週、出勤前にコンビニで100円のコーヒーを買うのが定番の人がいますよね?
こういう方は、支出を抑える方法をもう一度、考え直すことをオススメします。
『どうしても飲まなければいけない物か?』
『自宅でいれるコーヒーではダメか?』
この2つを改めて考えてみることが節約に繋がります。
“セ○ンのコーヒーでないと、調子が出ない”
と言う人もいるかも知れませんが、多くの場合それは思い込みです。
長い日数をかけてそれが習慣になっただけに過ぎません。
試しに1ヶ月、家のインスタントかバリスタでいれたコーヒーで試してみてください。
ほとんどの場合、「これでいいや」と思うハズです。
又、ストレスが溜まってくると、外食したり飲みに出掛けたりする人がいます。
『家で自炊しませんか?』
外食するくらいなら、安くて良い食材を買って家で調理した方が経済的です。
さらに手持ちの現金がないのに欲しい物があったからといって、クレジットカードを使って買ってしまう人がいます。
『それは、本当に欲しい物ですか?』
×欲しい⇒すぐに買う
人間の物欲はきりがありません。
“友達が持っていたから”
“CM観たら欲しくなったから”
などと自分への言い訳をして、すぐに消費する行動をとってしまいがちです。
自分は衝動買いする傾向があるかどうか?
それを判別する良い機会です。
購入したばかりなのに、実際、使っていない物がいくつもある人は改善の余地がありそうです。
これからは、その場で買わずに購入代金を貯めてから現金で買うようにしましょう。
少しでも時間を設けることで
「本当に今、必要な物か?」
正しく判断できるようになります。
また現金を引き出すときに、手数料がかかるコンビニATMを何度も使う人がいます。
コンビニは店舗数も多いですし、便利な分「どんぶり勘定」の人ほどコンビニのATMを利用しています。
お金をおろした後で何度もお金が足りなくなるのは、支出の管理ができず思っていた以上にお金を使った証拠です。
何度もお金をおろした挙げ句、面倒になって身近にあるコンビニATMが御用達になってしまうのです。
お金をおろす目的で入ったコンビニでも、目に付く場所に目玉商品を置いていますから予定していなくてもお金をつい使ってしまいますよね。
こういった人は、支出管理ができていけば自然とおろす回数が減っていくハズです。
“いくら貯金に回したら良いか見当がつかない”
そんな人は収入の10%を目標にしてみましょう。
手取りが20万円なら毎月2万円を貯蓄に回すことになります。
ある世論調査で、40代の人は平均で《給与の9%》を貯蓄に回しているとされています。
数字のきりも良いので10%が覚えやすいのではないでしょうか。
使ってしまわないように、給与が入った時に一番最初に貯蓄する分を分けておきましょう。
貯蓄が苦手な人だけでなく、“自分には合わない”と感じている人もいると思います。
いわゆる『宵越しの金は持たぬ』タイプですね。
こういった人もまずは、試しに1年間だけ頑張ってみませんか?
自分の生活スタイルを変えてまで、1年間頑張った努力の結晶が自分の銀行口座に残った数字です。
「もっと続けたい」
と思うのか、それとも
「入ったお金は即、好きな物に使いたい」
と思うのか、そこで決めたらどうでしょうか?
あなたの今後の人生を占う意味で、1年間の試行期間はとても重要な意味をもつハズです。