私は40代女性です。
結婚して11年経ちますが、これまで夫と数え切れないほどの夫婦喧嘩をしてきました。
夫に対してその度に
「なんで上手な対応をしてくれないんだろう?」
「ほんと女心が分からないヤツ…」
そう思っていました。
こっちは仲直りする準備ができているのに、ほんとヤキモキします。
仲直りするチャンスがあるのに生かせず、喧嘩が長引いてしまうことがすっかり恒例になっていました。
かといって、こちらから歩み寄ったら負けたみたいで嫌なんですよね。
そんなわけで、夫婦喧嘩をした際に「夫にして欲しい態度・行動」を妻側の立場で考えてみました。
しかも今回は、夫婦喧嘩の中でも
《もし妻が実家に帰ってしまったら?》
という少々ヘビーな事例を元にご紹介しています。
私の個人的な体験を踏まえていますので、主観がかなり入っていると思いますが、どうかご容赦ください。
目次
“実家に帰った妻”に対する夫の上手な謝り方
「シンプルな謝罪」が最も効果的な解決方法
もし、夫婦喧嘩の後で妻が実家に帰ってしまったら…
さて、世の男性はどうするでしょうか?
気が動転してあたふたしますか?
それとも「ゆっくり羽が伸ばせる」と飲みに行っちゃいますか?
この時の解決策はたった1つです。
シンプルに謝罪してください。
「俺は悪くない!」
「勝手に出て行ったのは向こうなのに…」
男性の良い分があるのも分かります。
ですが離婚するつもりならともかく、何とか関係を修復したいのなら取るべき行動はシンプルな謝罪一択です。
冷静になって考えれば分かる事です。
「なぜ奥さんは家を出ていったのでしょうか?」
“自分の頭を冷やすため?”
“心身共に疲れて休息をとりたいから?”
確かにその理由もあるかもしれませんが、忘れてならないのは奥さんがそれなりの覚悟をして実家に帰ったという点です。
つまり実家に帰った奥さんは、実家も巻き込んで大事になることを覚悟しているのです。
夫「機嫌が直ればどうせ、すぐ戻ってくるだろう」
そんな風に油断しているとしたら、あなたは重大な過ちを犯そうとしています。
何もアクションを起こさないまま、業を煮やした奥さんが戻ってきた時には既に以前の奥さんではありません。
『離婚』を視野に動いていると覚悟しましょう。
女性は1度決めたら行動は早いですから。
男性側に奥さんが期待しているのは
「平謝りして欲しい」
この1点なのです。
一方で、男性側が奥さんに期待しているのは
《妻が自分の過ちを認めて謝ってくる姿》
ではないですか?
残念ながら、そんな人格者は世の中のごく一部の女性しかいません。
正しい謝り方と謝るタイミングで効果は倍増!
“分かったよ、納得はいかないけど仲直りしたいから謝るよ”
そんな気になった男性は偉いです(パチパチ)
さて次のステップです。
せっかく謝るなら、1発で奥さんの機嫌を解消するような内容にしたいですよね?
男性がプライドを捨てて下げたくない頭を下げるのですから、効果がイマイチだったら悔しいハズです。
ここで覚えておきたい事は謝り方です。
以下の2点が謝罪の言葉に盛り込まれているかどうかで、奥さんに与える印象が全く変わります。
①「妻が実家に帰る原因を作ったこと」に対する謝罪の言葉。
②「今後、二度と同じことをしない」という約束の言葉。
謝る前にしっかりとシュミレーションをして、この2点が含まれていることを確認しましょう。
次のポイントは謝るタイミングです。
理想的なのは次の手順です。
1.奥さんが実家に帰った次の日に迎えに行く。
2.まず先にご両親に謝る。
奥さんが実家に戻った直後に追いかけて行く男性もいますが、いきなり来られても奥さんだって冷静にはなれません。
それに奥さんだって、一晩くらいはゆっくりしたいのです。
実家に着いたら奥さんのご両親が先に顔を出すでしょうから、ご両親にまずはお詫びするのが効果的です。
奥さんからすれば、いきなり実家に帰ることで両親を驚かせ心配をかけていることを申し訳なく思っています。
事態が収まってから自分の口で事情を説明するつもりであっても、当事者の1人として夫から先に謝って欲しい気持ちがあるのです。
夫が自分と両親のためにプライドを捨てて頭を下げてくれる…
「私のためにここまでしてくれたんだ」
そう思えるのです。
ご両親にお詫びすれば、妻も男性を受け入れるしかありません。
さらに帰りの車内で妻にも謝ってくれれば、もう言うことはありません。
しかし、男性側からすればかなり難易度の高い行動のようで
「たかが夫婦喧嘩くらいで頭を下げたくない」
そう意固地になって、謝れない男性が多すぎます。
仕事の営業先では頭を下げれるのに、自分の妻には頭を下げれないのです。
《謝ったら負け》
とでも思っているのでしょうか?
そんな事はありません。
女性からすれば『自分のプライドよりも他人の気持ちを優先できる人』の方がずっと素敵で尊敬できる人なのです。
夫婦とはいえお互い人間です。
どんな苦難があって離婚がよぎっても、最終的にそれを判断する基準は
「人間的に尊敬できるか?」
なのです。
私の夫は戦艦大和が好きなので例えてみますが
家庭はいわば”戦艦”です。
家庭があるからこそ、戦闘機は好きなように空を飛び活躍できると思うのです。
もし、戦艦がダメージを負ったり沈没して帰る場所が無くなったらどうしますか?
燃料が無くなるか敵の戦闘機にやられて墜落するハズです。
夫も戦艦が好きなら、そこまで想像力を働かせて欲しいなと思う日々です。
《改めて男性に考えて欲しいこと》
「あなたは仕事と妻どちらが大切ですか?」
「自分の家族や家庭よりも仕事が大事ですか?」
こう質問されたら、世の中の男性は何と答えますか?
男性には奥さんの気持ちを考えて【勇気ある男らしい行動】を選択して頂きたいものです。
“実家に帰った妻”に言い訳したり怒るのはNG!
夫婦喧嘩は片方だけが悪いこともありますが、そうでないケースもあるでしょう。
どちらにせよ、妻の実家に妻を迎えに行っているときに自分の正当性を主張するのはNGです。
せっかく「妻を迎えに行く」という勇気ある行動をとっているのに、潔くないのは自分の価値を下げてしまいます。
「自分は悪くない」と思っていても、”謝るべき場面”では頭を下げることが大人の行動です。
もし夫に「両親に良いところを見せよう」という気持ちが僅かでもあれば、良い結末は迎えられないでしょう。
「自分は悪くなくて妻が…」なんていう言葉は論外ですし、相手がそう受け取るような言い方も避けるべきです。
奥さんは自分の実家でリラックスして、また両親という味方もつけて好き勝手なことを言うかもしれません。
ですが夫として、黙ってじっと耐えるという選択がベストです。
黙って耐えた先には、幸せな夫婦関係が待っているのです。
「自分にも非がある」と妻も分かっている
妻が実家に帰るということは、【自分のことをわかってほしい】というアピールや当てつけもあります。
夫にすがらなくても
「自分にも居場所があるんだよ」
というアピールの意味もありますので、夫側が奥さんを迎えに行って謝ることで解決できるのです。
繰り返しになりますが、謝る時は反論はタブーです。
男性に理解して欲しいのは、妻も「自分にも非があった」と分かっているという事です。
「何もかもあなたが全部悪い!」
と思っている訳ではありません。
例え口に出したとしてもそれは本心ではありません。
そこを世の男性には分かって頂きたいと思います。
奥さんも早く仲直りして旦那さんと一緒に家に帰りたいのです。
“言い訳をせず、正しいタイミングで謝れる男性”
文句なしで格好良いと思います。
しっかり謝ることで逆に男らしさが際立ちますし、多くの女性は旦那さんを見直すハズです。
今、そんな窮地に陥っている世のご夫婦にとって、この記事が少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。
今回は【夫婦喧嘩の後で実家に帰ってしまった妻への対処法】を結婚11年になる妻の立場で述べさせて頂きました。
世のご夫婦が幸せに仲良く過ごせることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。