40代の告白・内緒話

 《40代で背負った借金》返済までの険しい道のり/手を差し出したのはかつての後輩

私が借金を背負ったのは今から10年以上前のこと、借りることになったきっかけは個人事業として立ち上げた仕事の運転資金でした。

アパレルの製造卸をやっていましたが5年目ぐらいから業績が急降下、自己資金も底をつき頼ったのは区役所の融資でした。

なんとか申請も進んで信用金庫で借り入れ、いわゆる緊急運転資金の調達ってやつでした。

借りられたのは良かったですが、何しろ赤字経営での上で苦肉の策でしたから当然貸す側もそう希望額に応えてくれはしません。

500万の希望に対し半分以下の200万、それも信用保証協会では渋い顔をされながらなんとかといった状況でした。

それでも毎月遅れることなく返済し、2年目にさらに追加融資で100万、ただその時点でも赤字は解消できずに希望には程遠い額でした。

真面目に働いてはいたのですがね。

現実の収益はそれに関係なくそう上向くことはありませんでした。

粘ってやり繰りを繰り返すことそれから数年、結局黒字に転換することはなく、借金が残ったまま事業は撤退することを決心しました。

実は銀行とは別に以前勤務していた会社に仕入れなどを助けてもらっていたこともあり、事業撤退時点での借金は銀行に200万、その会社に500万ぐらい残ったでしょうか。

その後転職して飲食事業に移りましたがほとんどアルバイトのような契約ですから毎月払い続けてまだ少し残っています。

転職する時にはいろいろ考えたことがありました。

高額収入が見込める仕事を選んですぐ返済できるようにするか、それとも苦しくても返済した後に何かスキルが身についている仕事を見込んでやるか、迷った挙句に選んだのは後者でした。

生涯続ける仕事を選びたかったということなのですが、手に職という選択肢は当然最初は収入も低いですし、月々の借金返済でほとんど残るものはありません。

時には生活費が足りなくなってカードで借りたりもしました。

そんな時かつての仕事の後輩と食事、彼は私を心配して貯金から100万円貸しますよと申し入れがありました。

まったくの善意からの申し出、情けないと思うと同時になんとありがたいことかと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

さすがにプライドもあって躊躇しましたが、ありがたく借りることに。

ほとんど返済して今後はその後輩に返済します。
後2年ぐらいでしょうか。

少しづつですが完済できる日が近づいてきているのだと思いますが、早く返して彼の好意に応えないといけませんね。