私は40代前半の時にダイエットをした際に、体調を壊した経験があります。
そもそもダイエットをしたきっかけは、40代になって体力の低下を実感することが増えたからです。
特に、自宅や駅で階段の昇り降り上りする時が、明らかにキツく感じるようになりました。
“疲れやすい”というよりも、単純に体重が重いことが原因だと感じたので、ダイエットを真剣に考えました。
学生の頃から少し太めの体型ではあったのですが、40代に入った頃から誰がみても本格的な肥満体型でした。
仕事が忙しかったこともあり、自分の体重が増えていることから逃げていました。
意を決して行ったダイエット方法が、
「朝食抜きダイエット」
だったのです。
元々が食べ過ぎだったので、食事量を減らせば簡単に減らせると思ったのです。
若い頃から朝は弱く、朝食を作るのも面倒に感じていたのも、このダイエットを選んだ理由でした。
「朝食を抜けば手間が省けるし、ダイエットにもなる」
と、いった安易な考えがありました。
実際に朝食を抜いてみると、思っていたよりも空腹感は感じませんでした。
昼食までなら苦にならない程度の空腹感だったので、これなら続けられるのではないかと思いました。
しかし1週間ほど経つ頃には、体調がいまいち優れないことに気づきました。
最初に気付いた症状は、集中力の低下でした。
朝に弱いため午前中はペースが上がらない体質だったのですが、それに加えて眠気が抜けなくなってきたのです。
最初は原因が分からず、
「風邪気味なのかな?」
という発想しかありませんでした。
ところが風邪にしては発熱もないし、鼻水などの症状もない。
最近の生活を振り返って…
朝食抜きダイエットのせいだ!?
と気付いたのです。
朝食を食べないと脳に必要なエネルギーがいかなくなるので、「頭がぼ~とする」と聞いたことはありますが
「私の脳はそんな上等じゃないから…」
と勝手な解釈をして真面目に考えてきませんでした。
他にもあります。
便秘にもなってしまいました。
推測ですが、朝食を食べなくなったことで朝の時間帯に胃腸への刺激がなくなってしまい、便秘になったのかな?と思っています。
そして一番困ったのは、顔に肌荒れが出てきたことです。
それまでは肌荒れがないのが自慢だったのですが、朝食を抜き始めてから肌荒れが目立ってきたのです。
周りから「きれいな肌」と言われて浮かれていたのに、とうとう「汚い肌」に大暴落です。
他に肌荒れの原因は思い当たりません。
時期的にも「朝食抜きダイエット」を始めた頃と重なっているので、間違いないと思います。
結局は半月ほど朝食を抜く生活を続けていましたが、やたら頭がぼんやりするのと便秘も辛かったので、『朝食抜きダイエット』は中止しました。
半月で体重は1キロほど減っていました。
誤差とも考えられる範囲でしたので「成果」とは言えないでしょう。
今回のダイエットを自分で評価するなら0点です。
自分の体を労ることを軽視して、体に必要な栄養素を削ってしまったのですから。
40代は、肌の新陳代謝やホルモンバランスが変化しやすい年代だと聞いたことがあります。
そのような時期に安易な食事制限をしてしまうと、体調面に様々な悪影響を及ぼすことを今回のダイエットを通じて学びました。
ダイエットの基本はやはりバランスの良い食生活と適度な運動を組み合わせることだと、自分の失敗から実感しています。