40代も半ばになると、加齢による身体や脳の衰えを感じる事が増えます。
「顔は浮ぶけど人の名前が思い出せない」
「買い物に来たのに何買うか忘れた」
といった経験はありませんか?
僕の職場でも40代の同僚は同じような事をよく口にしています。
一方で50代の同僚はそうでもない印象。共感してくれないのかな?
と思いある日聞いてみたら
「そんなの随分前からだよ(笑)」
と笑いながら教えてくれました。
思い出せないのが日常になってくると「衰えたなりにやるしかない」と覚悟が決まるようです。
このように「脳の衰え」は誰にでも起こります。
一方で「脳が喜ぶ」ような行動をすると、何歳になっても脳は成長すると言われています。
「脳が喜ぶのはどんな時か?」
僕の体験も踏まえてご紹介させて頂きます。
40代で実感した【脳の衰え】
「ほら、昨日の朝に電話くれた人、誰だっけ?」
僕が30代の頃、職場の40~50代の同僚が僕によく聞いてきました。
「あの位の年齢になると、すぐに思い出せないのかな?」
と他人事のように考えていました。
それが今では、僕が20代の後輩に聞くのが当たり前になってきました。
自分で思い出したいのだけど、なかなか名前が出てこないもどかしさ。
そのうち、自分で思い出すのを諦めて後輩に聞いてします。
だって、すぐに答えが返ってくるから…
今では、当時の上司の気持ちがよくわかります。
僕は20代の頃から高齢者施設で働いてるので【老い】を身近で見てきました。
40代になった今、
「とうとう自分にも加齢による影響が出てきたか」
と比較的冷静に受け止めています。
【老化】はどんな人も避けられない。早いか遅いかの違いです。
「脳に良さそうな事をしてみようかな」
もうしばらくは、仕事をテキパキとさばきたいので、楽しみながら脳を使うことを考えてみました。
「違う」ことを考えて脳をリフレッシュする
脳の持っている機能をまんべんなく使うことが、脳の働きを向上するには良いとされています。
仕事の場合、どうしても業務内容が固定されてしまうため「慣れ」や「飽き」がきます。
仕事以外の生活場面で
いつもと違う事をすることで脳に刺激を与える。
ということを考えました。
とは言っても、
・職場を変える
・住居を変える
・旅行に行く
といった大がかりな事ではありません。
通勤で使っている道を変えてみる。
普段使ってる道は混まずに最速で行ける道です。
通勤に時間をかけたくないという選択でしたが、その理由だと毎日同じ道を通るので刺激がありません。
そもそも「刺激的な体験」を考慮してませんでした。
試しに違うルートに変更してみたところ、意外に発見があって新鮮な気持ちになりました。
その道は一度も行かないうちに閉店したラーメン屋や小学校のグラウンドの前を通る道でした。
「新婚時代、奥さんとラーメンの食べ歩きしたな…。」
「小学校6年生の時、最後のマラソン大会だと思って必死に走って妹に褒めてもらったな…。」
など、ほとんど忘れていた昔の嬉しかった記憶を思い出す切っ掛けになりました。
情緒的に豊かになれて、日常抱えていたストレスが解消された時間だったと思います。
DVDを出勤前に借りる
いつもは週末の夜や休日の昼間に借りてたのですが、平日の出勤前という慌ただしい朝に敢えて借りてみました。
〈時間の余裕がない中で観たいDVDを選ぶ〉
ダラダラ悩んでいたら遅刻してしまうので、嫌でも集中せざるを得ない状況です。
お金を払うので適当に選ぶことはできません。
限られた時間でベターな選択をする。
【脳トレ】の一環と思いながらやっていますが、本気でやると結構疲れます。
「仕事以外は頭を使わずリラックスしたい」
と感じる人もいるかと思いますが、『DVDを観る』こと自体は好きな事ですし、僕は楽しみながらゲーム感覚でやれています。
膨大な数のDVDの中から、たった1つを選ぶという『脳トレ』オススメです。
最後に
このようにルーティン化していた事を多少でも変えることで、違う刺激が生まれます。
そこからあなたの生活の質を上げるような【出会い】が見付かるかもしれません。
ある研究で80歳の老人が新しく趣味を始めたら、1年後のMRIでめざましく脳が成長していたという結果になったそうです。
80歳を超えても脳は成長する。
考えただけでワクワクしませんか?
もしかして人間の脳にはまだ多くの可能性が残されているのかもしれません。
「脳が喜ぶこと」一緒に始めてみませんか?