ドライブレコーダーを装備している車両が増えたことで、『あおり運転』の様子が映像で公開される機会が増えました。
『あおり運転』の実態が明らかになっていくことで世間の注目度も高くなり、それと同時に「自分も注意しないと」と思った方も多いと思います。
そうなんです。車の運転をしたり、乗せてもらう機会がある人は誰しも無関係ではいられません。
煽り運転の被害者には誰でもなる可能性がありますが、一方で《被害者になりやすいケース》も存在します。
今回の記事の目的は、
・煽り運転の被害に遭いやすい人やその状況を知る。
・煽り運転に遭わないための対処法を学ぶことで事故を予防。
この2つです。
「自分は交通法をきちんと守ってるんだから、煽られる訳がない」
と安心してる人もいるかもしれませんが、煽り運転は薬物が絡むケースもありその内容も悪質になってきています。
命の危険にも繋がる重要なテーマなので、車に乗る機会のある人は全員が警戒しないといけません。
今回の記事を参考にして頂き、少しでも煽り運転の被害から自分と家族の身を守りましょう。
目次
煽り運転の被害者に多いケースとは?
初心者やペーパードライバー
車の運転に慣れていなければ仕方のないことですが、周りの車の流れにうまく乗れなかったり、運転に余裕がないので挙動がおかしく見える事があります。
周りに配慮してもらうための初心者マークなのですが、初心者マークをつけていない人でもペーパードライバーの人や運転が苦手な人もいます。
そういった人が、煽り運転のターゲットになってしまう事があります。
周囲の車より速度が遅い
たとえば、あなたが慣れない道で目的地を探していたりすれば、当然、速度を落とすと思います。
ですが、後続車にはそれが分からないので、悪い感情を持たれてしまうかも…。
周りよりもゆっくり走っている車は、ストレスをぶつけられる対象になりやすいようです。
急な車線変更をする
ウインカーを出さずに、または車線変更と同時にウインカーを出すクセがある人は気をつけましょう。
後続車がビックリして、それが怒りの感情となって煽り運転に繋がることがあります。
筆者も通勤で車の運転をしますが、ウインカーの使うタイミングを間違っている人が多すぎて驚きます。
しかもそんな人に限ってスピードを出すので、かなり危ない運転をしている事になります。
ウインカーを出すタイミングは車線変更をする3秒前が原則です。
車線変更をしながらウインカーを出しても意味はありません。
ウインカーを出すタイミングは、原則として車線変更をする3秒前・交差点30m前 *道路交通法
軽自動車やコンパクトカーに乗っている
大型車よりも軽自動車やコンパクトカーなど小さい車は方、被害に遭いやすい傾向にあります。
かといって、車を買うわけにもいかないので、これはどうしようもありませんね。
せめて、小さい車に乗っている人は「他の車より狙われやすい」という意識をもって、普段から警戒しておくことが必要だと思います。
煽り運転の被害者にならないために《対処法》
車の車間距離を十分にとって運転
車間距離をとって走行するのは安全運転の基本です。
あらゆる事故を未然に防ぐために最も基本的かつ有効な手段ですが、分かっていても実行している人は案外少ないのではないでしょうか?
運転に自信があるなしに関係なく、前の車に近づき過ぎることは事故の元です。
車間距離が少ないと自分はそのつもりがなくとも、前の車のドライバーから「煽られている!?」と勘違いされ余計なテンションを生む危険もあります。
注意しましょう。
ドライブレコーダーを装備する
これだけ煽り運転の実態が明らかになっても、ドライブレコーダーを搭載している一般車両は半分にも遠く及びません。
トラブルが起きた際に自分の身を守る証拠にもなりますし、ドライブレコーダーを搭載している車両が80%以上になれば監視カメラと一緒ですから煽り運転の抑止力になります。
費用はかかりますが、安全には変えられません。
特に高齢者ドライバーの事故が増えている昨今ですから、高齢者は自分の身の潔白を証明するためにもドライブレコーダーの取り付けをオススメします。
急発進、急ブレーキ、急ハンドルは避ける
急発進、急ブレーキ、急ハンドルは後続車を慌てさせるような運転です。
前の車がそんな運転をしてたら、後続車は間違いなくストレスになります。
「後続車にストレスを与える運転はしない」
これはとても重要なことです。
たとえ本人は悪気がなかったとしても、相手はそうは思ってくれないこともあります。
煽り運転をする人は、他の車の些細な動きに反応して攻撃するケースがありますので、3つの「急」がつく行為は避けましょう。
後続車に進路を譲る心の余裕をもつ
あなたが交通ルールを守っているなら、わざわざ道を譲る必要は本来ありません。
ですが、全ての人が常におだやかな心でハンドルを握っているわけではありません。
落ち着かない運転をして、いかにも急いでいる様子の人もいるでしょう。
そんな時は道を譲ってみましょう。
「自分だって早く目的地に行きたいのに」と
どうしても納得がいかない時は、
「もしかしたら、あの人は大事な家族が病院に運ばれて急いでいるのかもしれない?」
「会社で大きなトラブルが起きて焦ってるかもしれない?」
などと想像すると相手を許す気持ちになれるかもしれません。
「そんな事は絶対にない」とは言い切れない訳ですから。
まとめ
【煽り運転の被害者に多いケース】
・初心者やペーパードライバー
・周囲の車より速度が遅い
・急な車線変更をする
・軽自動車やコンパクトカーに乗っている
【煽り運転の被害者にならないために《対処法》】
・車の車間距離を十分にとって運転
・ドライブレコーダーを装備する
・急発進、急ブレーキ、急ハンドルは避ける
・後続車に進路を譲る心の余裕をもつ
いかがでしたか?
煽り運転は誰でも無関係ではいらねない問題です。
自分は車に乗る機会がなくとも、家族が大事な人が被害に遭うかもしれません。
いかにして、煽り運転の危険から自分たちの身を守るか?
一度、家族内で話し合ってみるのも「実は危ない場面があった」なんて情報が聞けるかも知れないので、情報を共有できて良いかもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。