転職を考えている人の割合は、昔よりも随分ふえた印象です。
筆者のケースでもそうですが、やはり転職を考えたきっかけは、【上司の態度】【生産性のない仕事】と言う方がとても多いです。
上司にもう少し気づかいがあって、一緒に問題に取り組める人だったら転職しなくても済んだ
という理屈も成り立つのでしょうか。
まあ、現実はそう簡単ではないとは思いますが、どういった『上司の態度』で転職を考えてしまうのか実例を挙げながらご紹介していきます。
「ダメ出しが多く具体的なアドバイスがない上司」
会社員になると、何をするにしても書類を作成しなければならず、中には業務の大半が各種資料の作成で1日が終わってしまうという人がいます。
通常、他部署へ書類を回す前に直属の上司に稟議を図ります。
その際、内容をすばやく理解して修正や補足する必要があれば、要点を分かりやすく指導してくれる上司だったら…頼もしいですよね?
しかし、現実は甘くありません。
「これじゃ駄目だ!」
と駄目だしするくせに、どこがどう駄目なのか説明がない。
これでは改善のしようがありません。
提出する人は「これで良い」と思って提出する訳ですからね。
具体的な説明や指導はなく、非常に抽象的な表現でしか物事を話さない上司…たくさんいますよね。
上司の中でイメージが出来上がっていない(つまり理解できていない)ため、全く具体性がないのです。
そんな「指導っぽい話」を聞かされても、どうにもならずストレスは溜まるばかり。
それでも何もしない訳にはいかないので、自分でもういちど資料の一部を修正、もしくは初めから作り直す作業をします。
こんな不毛で時間を延々と費やす生産性のない仕事を誰がやりたいと思うでしょうか?
一事が万事こんな調子では、もはやただのイジメです。
「飲み会の参加を強制する上司」
一昔と比べると、だいぶ減ったとはいえ
いまだに『飲みにケーション』を強要してくる上司がいます。
はい、これ最低
古い体質のまま変っていない人がまだまだいます。
部下のプライベートを尊重することなく、仕事以外の時間でも会社の有利な立場を利用してくる上司…最低です。
当然、出席できる人とできない人がいるでしょう。
飲み会を欠席した部下に対して、職場であからさまな態度で邪険に扱う上司は存在します。
仮に仕事ができる部下であっても、適正に評価されることはありません。
ほとんどパワハラですね。
最終的には決裁権者の一存になってしまう意味のない稟議
会社内で重要な案件については、決裁権者まで含めて数十人の稟議を回らなければならないケースがあります。
他部署にまたがることも多いと、総務や経理なども含めて稟議を回っていました。
もちろん、上司と言っても色んな上司がいるので考え方も違います。
ある部署ではこうしろと言われて修正した内容も、違う部署へ稟議を回った時はまた違ったものに修正しなければなりません。
重要案件ともなると、最終的な決裁権者まで辿り着くのに1か月程度かかることもあります。
苦労して修正を繰り返しながら決裁権者にたどり着いてもそこで終わりではありません。
決裁権者で修正を言われてしまった際は、どんなに苦労して築き上げたとしても、それまでに修正した内容とは全然違うものになることが非常に多いのです。
これでは、色々な部署を苦労して稟議をまわした意味がありません。
最初から決裁権者が1人で判断すれば良いだけです。
なんでこんなに無駄な事をするのか?
暇なのか?!
疑問は尽きないですよね。
このように、上司によるあまりにも理不尽な行いが横行していると、会社を辞めて転職を考える人が続出することになります。