自分が周りからどう見られているかを気にしすぎて「自分はどう思うか?」「自分はどうしたいか?」という自分目線を忘れてませんか?
「どうしたら気に入ってもらえるだろう?」
「どうしたら怒られなくて済むだろう?」
相手の目線で考え過ぎた結果、「自分の事がよく見えていない」という状況が生まれたりします。
その状況では「人の人生を生きている」ことになってしまいます。
「これからは、自分の事にも目を向けてみませんか?」
というお話です。
幸せになるために自分の事を理解する
【自分の性格は?】
【特技は?】
【嫌いなことは?】
【幸せを感じる瞬間は?】
と聞かれた際に、スラスラと答えることができるでしょうか?
もし答えられないとしたら、これを機に自分自身のことをもっとよく知って頂きたいと思います。
『大事な人に喜んで欲しい』
という思いはあるものの、「自分のことはどうでもいい」という考え方は健全ではありません。
周りの人を幸せにしたいなら、まず自分が幸せな気持ちになる必要があります。
そのためには、
・『嬉しい』と感じる瞬間を増やすこと
・『悲しい』と感じる瞬間を減らすこと
単純ですが、この2つです。
短い時間の中、様々な感情が湧いては消えていくので、1度忘れた感情を時間が経過した後で思い出すのは容易ではありません。
そこで『記録』です。
自分が『嬉しい』又は『悲しい』と感じた瞬間を記録に残すことで忘れない
記録というと真っ先に日記をつけることが浮びます。
日記でも良いのですが、少し面倒に感じる人もいるかと思います。
そんな文章を書くことが面倒だったり、苦手に感じる人でも簡単に続ける方法があります。
「嬉しい感情」と「嫌な感情」を点数で記録していくことです。
「彼女に振られた」「資格試験に合格した」などの大きな出来事よりも、毎日の日常で起きている些細な出来事や事象を取り上げることがコツです。データーが集まりやすいので、溜まったデーターからより正確な分析ができます。
例)
・-2点 《ちらかっている自分の部屋を見た時》
・-5点 《節約中、コンビニで無駄な買い物をした》
・-10点 《友人にひどい言葉を言った》
・3点 《玄関の靴が整然と並んでいるのを見た》
・5点 《髪が一発でセットできた》
・8点 《好きな女の子から声をかけられた》
といった風に、自分の「プラスの感情」や「マイナスの感情」を数値化していくと分かりやすいです。
そしてデーターが集まるほど、自分の性格や感じ方が性格に細かく分かってきます。
年齢だったり、その時のライフステージによって感じ方は違います。
筆者自身は昨年から記録をつけ始めました。
《玄関の靴が整然と並んでいるのを見た時》に+3点つけています。
恥ずかしながら「脱いだ靴の向きをそろえる」という習慣は最近までありませんでした。
たまたま向きが揃っているのを見た時に、思いのほか良い気分になりました。
記録をつけた時と、また後日その記録を見返した時に「ああ自分は気分が良かったんだ」と思い出し、そして再認識しました。
「こんな簡単な事で、嬉しい気持ちになれるならやらない手はない」
と素直に思いました。
記録することで良い感情と嫌な感情を区別する習慣をつける
記憶に定着させる意味でも【記録をつける】ことは大事です。
「記録する程のことじゃないだろう」
「書かなくても後で思い出すだろう」
と思いがちですが、意外と一時的な感情は記憶のかなたに飛ばされてしまうものです。
そして、仮に思い出したとしてもまたすぐ忘れてしまいます。
【嫌な感情になる】機会は少しでも減らしたいですよね。
世の中には自分1人の力ではどうにもならない不条理な事がいくらでもあります。
そんな世の中でも、自分の些細な行動でコントロールできる事なら試してみませんか?
『汚れた窓』を見る度に、嫌な気持ちになるならさっさと拭いてしまいましょう。
次の日からは『ピカピカになった窓』を見て嬉しい感情になるハズです。