夏は友人とビアホールに繰り出したり、各種夏祭りや会社の納涼会など酒席が多い時期でもあります。
飲んだ後でタクシーを利用する人も多いのではないでしょうか?
そんな身近なタクシーですが、乗客側のマナーについて気にしたことはありますか?
「ただ乗るだけでしょ?マナーなんてあるの?」
と思ったあなた、知らないうちにマナー違反をして運転手に「嫌な客だな」と思われているかもしれませんよ?
また、会社の上司と相乗りをした際にマナー違反を平気でしていたら、常識を疑われて会社の評価にも影響してしまうかもしれません。
そこで今回は知らないと損をする【タクシーに乗った際のマナー】についてご紹介します。
タクシーを停める時のマナー
流しのタクシーを停める時の場所は、周りの交通の迷惑にならない場所にするのがマナーとされます。
反対に、交通量の多い交差点付近での急停車は事故の危険を伴いますので避けた方が賢明です。
何十分も探したあげくに、ようやくタクシーを見つけたら慌てて手を上げたくなりますよね?
気持ちも分かりますが、自分一人のために事故を引き起こすリスクを考えたら、周りの状況を確認してからにした方が良さそうです。
乗車時のマナー
1人で乗る場合の座席
「運転手に道案内したいから」と助手席に座るのは避けましょう。
運転手にとっては、運転に支障が出るかもしれない助手席にお客とはいえアカの他人を座らせるのは神経を使うことです。
もし、泥酔している客だったらどうでしょう?
大声でわめき散らしたり運転席にもたれかかってきたり、それどころか売上金を狙った強盗が乗ってくるかもしれません。
助手席に乗るということは、運転手にそれだけのリスクを背負わせることになります。
日本では後部のドアが自動で開きますよね?
「後ろの席にどうぞ」
という意味ですので、特別な理由が無い限りはルールに従いましょう。
上司ら複数名で乗る場合の座席
上座は運転席の後ろの席なので、上司や会社のお客が一緒の時は自分は助手席に座りましょう。
目的地や道順など、上司の手を煩わせること無く運転手に伝えられる点からも最適なポジションです。
行き先を告げる際のマナー
親切心でスマホのアプリを運転手に見せて「ここに行って」と言うお客もいるそうですが、高齢のドライバーだと小さい画面は逆に見えにくかったりします。
車内には専用のナビが付いてますので、住所や店の名前、電話番号などの情報を伝えた方が確実です。
また、「急いでくれ」とひたすら急かすのはマナー違反です。
「○時○分の電車に乗りたいから」など理由を伝えた方が最適な判断をしてくれます。
急いでも明らかに間に合わないと分かっていればそれも教えてくれるハズですので、「間に合うと思ったからタクシーに乗ったのに間に合わなかった!」というバッドエンドを避けることができます。
ちなみに、タクシーの会社名や運転手の名前(又は車両ナンバー)は覚えておきましょう。
車内に忘れ物をした可能性があると気付いた際に役立ちます。
タクシー会社へ電話をして電話交換手に情報を伝えることで、乗車した車を特定し早期に忘れ物があったか確認することができます。
支払時のマナー
支払時に1万円札を出してしまい、おつりがなくて運転手さんがコンビニでお金を崩しに行ったという経験はありませんか?
筆者はあります(汗)
最近は、防犯上の理由で車内に大金を置かない運転手が増えているそうなので、そういった事情を配慮できるとお互い気持ちよく利用することができます。
どうしても大きいお金しかない時は、コンビニに寄ってもらい自分でお金を崩すか、または、早い段階で持ち合わせが1万円しかない事を伝えておくと親切だと思います。
おわりに
いかがでしたか?
今回は【タクシーに乗る時のマナー】についてご紹介しました。
筆者は滅多にタクシーは利用しませんが、たまに乗ると走行中に何をしゃべったら良いか分からず変な空気になることがあります(笑)
利用する客としてベストな対応を目指す必要はありませんが、最低限のマナーを守って気持ちよく利用したいものですね。