夏休みを利用しての旅行やお盆の帰省など、夏は車で出掛ける機会が増える時期です。
JAFの調査によると、車のトラブルで多いのが「12月」でその次が「8月」だそうです。
家族や友人と楽しみに計画していたお出掛けを、車のトラブルで台無しにしたくないですよね?
そこで今回は、夏に多い車のトラブルとその解消法についてご紹介します。
タイヤのバースト
35度を超える夏の暑い日差しで、夏場は路面の温度も上昇しています。
火傷するほど熱くなる道路の上を走るわけですから当然、タイヤにも熱が伝わり熱くなっています。
また、タイヤ自体が古くなっていたり、タイヤの空気圧が不足していると更にバーストしやすくなっています。
夏の日差しは人間だけでなく、タイヤにもストレスがかかることを知っておきましょう。
予防法として、タイヤの状態を定期的に、また夏場のお出掛け前にも点検しておきましょう。
空気圧の点検も同様にしておきましょう。
今はほとんどのスタンドで自分でチェックできます。
「何となくタイヤがへこんでいる気がする」
と感じたら迷わずスタンドにゴー!!です。
筆者のケースですが、走行時の不具合はなかったのですが「何となく」タイヤがへこんでるように感じたのでスタンドで見てもらったら釘が刺さってパンクしてました。
その日は人を乗せる予定がだったので「念のため」チェックした際、たまたま気付いたのですが、普段から注意しておけば慌てることもなくトラブルを回避できます。
タイヤのチェックは普段からしておこう!
エンジンのオーバーヒート
夏場の高速道路の片隅で、ボンネットを開けたまま停車している車を見たことがありませんか?
これも夏場によく見られるトラブルでエンジンのオーバーヒートです。
冷却水にはエンジンを冷やす役割がありますが、外気温が高いとこの冷却水の水温も高くなります。
そのためエンジンを十分に冷やすことができず、夏場はオーバーヒートを起こしやすくなりますので要注意です。
最悪の場合、エンジンが完全にダメになってしまうので、冷却水の点検は忘れずにしましょう!
夏前に冷却水の点検をしよう!
エンジンオイルにもエンジンを冷やす役割があるので、普段から残量の確認と交換のタイミングを決めておきましょう。
バッテリーの問題
暑い夏はどうしてもエアコンが欠かせません。
エアコンの使用頻度が増えると消費電力が大きくなりますので、特にバッテリーが古くなっていたり弱っている状態だとバッテリーあがりが起こりやすくなります。
できれば夏を迎える前にバッテリーの点検をしておくことが最良の予防法です。
バッテリーの点検はガソリンスタンドやカーショップなどでしてくれますし、点検自体は時間もそれほどかからないので、忘れずにしましょう。
夏が来る前にバッテリーの点検をしておく
エアコンのトラブル
コンプレッサーの故障やガス漏れなどが原因で、エアコンが効かなくなることがあります。
「動作はしているけど生暖かい風しか出てこない」
といった症状を経験したことありませんか?
車内温度が50度を超えることもある夏場に、エアコンが効かなくなったらそれこそ地獄です。
エアコンは夏に使う事が多いのでトラブルも夏に集中するようですが、予防法としてはやはり普段からのメンテナンスです。
夏が来る前にエアコンが効いているか確認しておくと良いでしょう。
夏が来る前にエアコンが効いているか点検しよう!
おわりに
今回は【夏の車のトラブルを解消する】というテーマでお届けしました。
結局は普段のメンテナンスが大事という事ですね。
夏場の暑さは人間だけでなく、車にも大きなストレスがかかっていることが分かります。
車は単に移動手段というだけでなく、外のあらゆる天候から私たちの身を守ってくれる大事なパートナーです。
普段から感謝の気持ちを持ちながら大事に使っていきたいものですね。