こんにちは。ぷ~すけです。
あなたの周りに仕事を急かす上司はいませんか?
筆者はこれまで5箇所の会社で働いた経験がありますが、ブラック企業に勤めていた頃に”仕事を急かす”社長と上司がいたことでかなり苦労しました。
当時はこんなやり取りが日常的にみられました。
社長「この仕事やってくれ」
筆者「はい。分かりました」
社長「まだ終わらないのか?あと何分かかるんだ?」
筆者「…..。すいません、もう少しで終ります。」
社長「こんなの30分もあれば終わるだろう?何をサボってたんだ?!早くしろ!」
筆者「すいません。すぐやります。」
今、思い出しても嫌な気分になります。
こっちにも業務が山ほどあると言うのに、仕事を急かされるのはほんと神経が疲れます。
こうした問題を解決するためには、自分の正当性をただ主張するだけではあまり効果がありません。
相手を分析した上で、自分がどう立ち回ればストレスにならないのかを考えて行動することが必要になってきます。
相手のことを知り、それに対する自分の心構えや向き合い方を修正していくことは人付き合いの基本です。
苦手な人からいつでも逃げられるプライベートとは違うので、職場だからこそこうしたコミュニケーションのスキルを持つことが重要な意味を持ちます。
ぜひ今回の記事をご覧になって、参考にして頂けたら嬉しいです。
テーマは『仕事を急かす上司』についてです。
目次
『急かす上司』が職場にいることのデメリット
「急かす上司」が職場にいることのデメリットを考えてみました。
《急かす上司がいるデメリット》
・社員が萎縮し本来の能力を発揮できない
・生産性が上がらず、会社の利益を損ねる
・職場の雰囲気が悪くなる
主にこの3つだと思います。
「早くやれ!」「いつまでやってるんだ!」
上司から急かされたら、言われた部下は早くやろうと必死になって頑張ります。
しかし多くの場合は怒られたことで萎縮してしまい、平常心を失って普段の能力を発揮できなくなります。
だからこそ仕事でもスポーツ競技でも、わずかなミスさえ許されない場面になるほど『平常心でいること』が重要視されるのです。
平常心を失えばミスが増えますし、ミスしたことが更にプレッシャーとなって他のミスを呼び込んでしまうのです。
それを見て余計に怒気が上がる上司…
こんな状況が日常化したらどうなるでしょうか?
部下は顧客のために仕事をするのではなく、常に人の顔色をうかがい上司から怒られないような仕事の仕方を優先していくことになります。
一体誰のための会社、何のための仕事なのでしょう?
「急かす上司」の感情に左右されて仕事をするのはデメリットしかない。
「急かす上司」の中には権力を振りかざし、自分の感情のまま部下を一方的に怒る人が多いです。
愛情のない指導は指導とは呼べず言われた方は勿論、聞いている周りの職員の気分も不快にし働く意欲を削ぎます。
社内の雰囲気もどんどん悪化していくでしょうし、そんな職場で誰が働きたいと思うでしょうか?
「自分が怒られたらどうしよう…」
不安に怯えながら質の高い仕事ができるわけがないのです。
こういった上司が自分の発言や態度を顧みることは、残念ながらほとんどありません。
それどころか会社のために部下を教育していると思っているケースさえ存在します。
そして、会社の上層部が上司の態度を問題視して環境を変えてくれる可能性もほぼゼロでしょう。
「余計な手間」と考えて自分のポジションを守ることで精一杯なハズです。
いくら我慢しても会社側が状況を変えてくれることはない
会社や上司に期待してむやみに時間を浪費するのは止めましょう。
『急かす上司』が”八つ当たりレベルに酷い”場合の対処法
筆者の経験上「急かす上司」は
《急かす上司の特徴》
・笑わない。
・常にイライラしている。
・部下に対する配慮や思いやりがない。
このように3つの特徴があるように思います。
こんな上司が職場にいるだけで周りは疲弊してしまいますので社員は大変です。
中には特定の社員に当たり散らす上司もいたりして、ターゲットにされた社員は常にビクビクしながら過ごさなければいけないケースさえあります。
まさに筆者もその被害者の1人でした。
ターゲットにされてからは
「何かの八つ当たり?」
と思うほど酷いレベルで仕事を急かされる日々が続き、自分の身を守るため最終的に到達した境地がコレです。
「この人は私生活がうまくいってないんだな」
「会社内でしか権力を振りかざせない可哀想な人だ」
こう思う事で自分の心が少し楽になったのです。
実際はどうだったのかは分かりませんし、真実を知る必要もありません。
組織の序列では逆らえなくても、心の中で相手に同情するくらいの気持ちのゆとりをもって心を整えましょう。
『急かす上司』が”会話できる余地がある”場合の対処法
前述の通り「急かす上司」が八つ当たりレベルに酷い場合は、自分がある程度、達観した境地で接する方法が有効でした。
では、上司とある程度の話ができる余地がある場合の対処法はどうでしょうか?
《上司と話し合う余地がある際の対処法》
①明らかに間に合わないと思ったら正直に言う。
②上司や同僚にアドバイスを求める。
一見当たり前の事のようですが、できない人が多いのが現実のようです。
『急かす上司』から出された期日では「絶対間に合わない」と思ったら、「難しいです」と素直に伝えましょう。
無理だと分かってて「できる」と言ってしまうと、出来なかった時の良いわけができず信頼を大きく損なってしまいます。
もちろん、ただ面倒くさがって「間に合わない」と言うのは論外ですので
どう考えても無理だと思ったら
「○日あれば何とかします!」
くらいは上司に言ってやる意思は示しましょう。
そう言った上で、それでも上司の言う期日に間に合わせなければいけなかったら?
協力してくれる人を探しましょう。
まずは指示を出した上司に直接聴いてみます。
「どうしたら期日に間に合わせることができますか?」と。
大胆に思うかもしれませんが、分からない事を「分からない」と言って教えを請うのは社会人に必要なスキルですから罪にはなりません。
話の分かる上司ならヒントくらいは教えてくれるでしょう。
それが叶わなかった場合は、同僚などからアドバイスを受けたり協力してもらうことも考えましょう。
事情を知らない他人の方が良いアイデアを出してくれたりするものです。
また運が良ければ時間を使って、期日に間に合うよう協力してくれるかもしれません。
そういった同僚は”仲間”ですから、いつか頼られた時には協力を惜しまないようにしましょう。
社会に出れば常にギブ&テイクです。
上司から仕事を急かされるのは気分の良いものではありません。
プレッシャーもありますし、会社に行くのが嫌になる日もあるでしょう。
ですが、たとえ無理だと感じても悪あがきだろうと、自分にできる事を探して行動したことは決して無駄にはなりません。
「できないヤツ」という烙印は押されるな!少しでもやれる事をやろう。
『急かす上司』と向き合う時は「将来の自分に楽をさせるため」と考えよう
対処法が分かっていても『急かす上司』と話すこと自体が苦痛な人が多いかもしれません。
自分が新入社員だったり、『急かす上司』が自分の苦手なタイプだったりすると尚更です。
それに加えて『急かす上司』は普段から不機嫌な顔をしていたり、相手を寄せ付けないような雰囲気を出してるケースも多いので厄介です。
では、こう考えてみるのはどうでしょう?
仕事以外でも苦手な人に話をしなければいけない状況はたくさんあります。
その度に言いたいことを言わずにいるのももちろん自由です。
一方で、思い切って話しかけてみて何らかの反応をもらうこともあなた次第で可能なのです。
どちらを選択するかはその人次第ですが、実は後者の方がずっと楽な事もあります。
相手から冷たい反応が返ってくればその時は嫌な気分になりますが、その経験が必ず生かされる場面が将来やってきます。
例えば、いつも不機嫌で話しかけれる度に無愛想な人っていますよね?
「私、あの人苦手だわ~」
とその人に近寄らないこともできますが、環境を変えても同じようなタイプの人がいるかもしれません。
その時もまた「近寄らない態度」に徹しますか?
でも、その人が会社の上司や自分の結婚相手の父親だったらどうしますか?
もちろん転職したり婚約解消することもできますが、「避ける」という選択ばかりしていると自分の人生の選択肢を狭くします。
一方で、もし苦手な人を攻略できたら幸せになれる可能性が広がりませんか?
ロールプレイングゲームに例えてみましょう。
苦手な敵キャラが出たからといって、毎回「逃げる」ばかりを選択したら経験値が溜まりませんよね?
フィールドには色んな敵キャラが登場しますが、それらを倒すには『傾向と対策』が必須です。
魔法を無効化できる怪物に魔法攻撃をかけますか?
肉弾戦を仕掛けた方が倒しやすいハズです。
もちろん現実世界には多種多様な人間がいますし、「こうすれば成功する」という攻略法もないのでゲームより難しいのは事実です。
それでも、自分のアプローチの仕方を変えてみるだけで、相手からあなたに返ってくる反応は変わってくるハズです。
「人情味のない時代」と言われることが増えた昨今、ほとんどの人がそこまで他人に対して労力を傾けません。
逆に言えば、そこまでやって相手と良好な関係を築くことができたら、それはあなたが高いコミュニケーション能力を身につけた証拠です。
それがあなたの価値になりますし、どこにいっても周りから必要とされる人間となるハズです。
そうなれば自分の未来が開けて、今よりずっと楽しい人生になるのではないでしょうか?
将来の自分の可能性を広げて自分に楽をさせるためには、今少しだけ頑張ってみるのも良いのかもしれませんね。