こんにちは。ぷ~すけです。
筆者がブラック施設にいた頃の話です。
今思い出しても胸が詰まり息が苦しくなるような、辛い体験をしました。
知らない方が読んだらあまりに衝撃的で、気分が悪くなる内容もあるかもしれません。
心臓の弱い方はどうか引き返して下さい。(_ _)
テーマは暴力と脅迫についてです。
これからご紹介する内容を見て
「いくら何でもそんな非常識な事があるわけない」
と思う方もいると思いますが、全て実話です。
事情をよく知っている友人に話しても、話す度に友人が引いてしまう位の内容です。
ではどうぞご覧下さい。
目次
ブラック企業のパワハラ体験【暴力編】
ブラック社長に胸ぐらをつかまれ顔を殴られる
筆者が職場の床をぞうきんで掃除していた時のことです。
掃除をしている最中に社長が筆者に話かけてきました。
最初は手を止めて聞いていたのですが、正直どうでも良い内容なのに何度も話しかけてくるので、途中から手を動かしながら聞いていました。
そうしたら「返事の仕方が悪い!」と突然怒り出しました。
それだけでなく、床に置いていた水の入ったバケツを蹴ってひっくり返すという暴挙。
もちろん床は水浸しです。
筆者が慌てて水を拭き取ります、急がないと床が痛んでしまうからです。
必死に床を拭いている最中なのに、筆者の頭の上からまだ社長が何かしゃべってますが、こっちはそれどころではありません。
その直後、今度はトイレ掃除用の塩素入りのバケツを蹴ってひっくり返したんです。
あまりにも理不尽で悪質な行為だったので、さすがに腹が立って
「いい加減にして下さい!」
と社長に詰め寄りました。
その時、社長は
「なんだ!?やるのか?!」
と逆上して、筆者の胸ぐらを掴み顔を殴ってきました。
傷害事件の成立です…。
筆者を殴った後、社長は殴ったことを詫びることもなくその場を離れていきました。
明らかに人として問題ある行為ですし、社長はただの暴漢に成り下がりました。
どんな理由があろうと手を出したらアウト。
いくら感情的になっても、時間をおくと冷静になるのが人間。
しばらく経ってどんな風に謝ってくるのか想像してみましたが、この人に限ってそんなことはありませんでした。
筆者が殴られた所は顎でしたが、時間の経過と共に患部が熱をおびて大きく腫れ、どす黒くなってきました。
口を動かすと痛みが走るので、口もまともに開けられず咀嚼もうまくできません。
そんな痛みが1ヶ月ほど続いたのです。
変色した顔を見て驚いた親から事情を聞かれましたが、正直に言えるはずもなく「階段でぶつけた」と嘘をついてしまいました。
ブラック社長が社員を蹴って言った言葉は「怪我をさせるつもりで蹴った」
これも加害者は社長で筆者が被害者です。
この日、機嫌が悪かった社長は些細な事で感情的になり、玄関で掃き掃除をしていた筆者を突然蹴ってきました。
完全に無防備だった筆者は、蹴られた勢いで玄関のガラスに派手に吹っ飛んでしまいました。
この時、普段、嫌味ばかりを言う上司が近くにいました。
いつもは筆者が何をされても、見下した態度で一緒になって批判する人が、この時は突然の出来事にビックリして仲裁に入ってきました。
この社長には「反省」という文字はありません。
社員には「反省」「成長」の言葉を繰り返し口にするのに、自分は反省する所もないと思っているかのような態度です。
実際、この事件が起こった後も社長は暴力をふるったことを謝罪する訳でもなく、それどころか
「怪我をさせるつもりで蹴った」
と悪意があったことを認める発言をしたので、さすがにもう開いた口がふさがりませんでした。
こんな人間がなぜ福祉事業を立ち上げ、社長職に納まっているのか筆者には全く理解できません。
「社員教育を重要視している」と普段から発言していた社長でしたが、教育ですらありません。
改めて言いますが、これは『傷害事件』でした。
ブラック社長が投げつけたのは「ハサミ」と「椅子」だった/あわや大惨事
業務中に社長室に呼ばれたので、「また怒られるのか、今度は何だ?」と怒鳴られる覚悟で社長室に行きました。
予想通り怒鳴られたのですが、この時はいつもと違いました。
怒鳴りながら机の上にあるハサミを手にしたので、まさか!?と思った瞬間には筆者の方にそのハサミを投げつけてきました。
ハサミは筆者の30センチ位はなれた壁に大きな音をたててぶつかり、そのまま床に落ちました。
社長はそれだけでは気が済まなかったのか、今度は自分が座っている椅子を持ち上げて力一杯投げつけてきました。
木の椅子ではなく、普通のオフィスにあるような金属を使った椅子ですよ?
あり得ません。
椅子は凄い勢いで木製の柱にあたり、当った場所は深く大きくへこみました。かなりの衝撃だったことを物語っています。
1階で業務していた他のスタッフに聞いたところ、あまりに大きな音だったのでビックリしたそうです。
許せないのは、凶器になり得るハサミと椅子を、おそらく「ぶつかっても良い」と思って筆者に投げつけただろうという点です。
丸いボールではないのです。
普通の人間なら投げる機会すらないような物を、筆者に「当てないように」コントロール出来るわけはありません。
社員に土下座を強要し、頭を上から踏んづけるブラック社長の蛮行
社長はよく筆者に「難題」を出して来ました。
社長曰く、「お前を成長させるため」だそうです。
「何でこんな事をしないといけないのか?」と思うようなテーマが多かったのですが、疑問をもつことや質問はタブーでした。
ある日、社長に言われたテーマをすぐに実行できなかったという理由で土下座を強要されました。
社長の言い分は、筆者が期待に応えられず社長の心を傷つけたのが悪い、という理屈でした。
ここでは社長が王様であり神様なので、拒否なんて出来るわけもなく人生で初めての土下座をしました。
プライドを捨てて、やるしかなかったのです。
土下座をした筆者の頭を上から何度も踏みつけながら、社長は何かをしゃべっていました。
おそらく筆者を罵る言葉だったと思いますが、その時、筆者はあまりにショッキングな状況に自分の思考回路をストップしていました。
何も考えないようにしていたのです。
全てを受け止めようと思ったら心が壊れてしまいます。
いくらブラック企業でも、今時、土下座をさせる会社は少ないのではないでしょうか?
この時の屈辱は言葉には言い表せません。
ブラック企業のパワハラ体験【脅迫編】
ブラック社長「お前が変わらなければ他のスタッフに2人分仕事させる」
この職場に来るまで、筆者は「やる気がない」と言われたことはありませんでした。
ある日、仕事をしている最中に社長から呼び出されたので、働いていた同僚に一声かけて持ち場を離れました。
そして、そこから社長との不毛なやり取りが始まったのです。
社長が筆者に対し、「やる気が見られない」と口火をきって、その理由をいくつも並べてきます。
全部社長の主観なのですが「自分の言うことは全部正しい」と思っている人なので人の反論や意見は受け付けません。
社長から指摘された時点で、やる気があったとしても「やる気がなかった」と虚偽の発言をしなければいけません。
心が痛くなります。
この「やる気がない」というフレーズは社長はよく使っていました。
《筆者がどう返事をしようと怒られた社長のセリフ》
・「お前はやる気がない!」→ 「まだ分からんのか!!」
・「お前はやる気がない!」→ 「分かっててやってるのか!何様のつもりだ!!」
しかし、この時は普段以上に陰湿でした。
①なぜやる気がなかったのか?
②今後、どう改善していくのか?
この二つの質問に対し、社長が筆者に求めている回答をしない限り「持ち場に戻らせない」と言われたのです。
「お前が正直に答えて、仕事に対する姿勢を正さない限りは仕事をさせない」
「今、お前が戻らない限り○○さんは2人分の仕事をしている。お前のせいだ」
と更に追い打ちをかける言葉。
こんなの最初から答えられるわけがありません。「やる気はあった」のですから。
その場ですぐ答えないと、今度は「貴重な時間を無駄にした」と別のテーマも加わって尚更抜け出せなくなります。
自分に嘘をつき、社長が求めている回答を口にする以外に方法はなかったんです。
ブラック社長「お前が辞めたら会社を閉鎖してやる!」
筆者は辞めるまで何度も退職願を出しましたが、その度に社長から受け取りを拒否されてきました。
筆者が退職願いを自ら引っ込めるように、言葉の脅迫を繰り返し言われました。
「お前が辞めたら施設を閉鎖する」
「他のスタッフが仕事先を無くすことになり、喜んで来てくれている利用客も悲しませることになる。」
それこそ何度もしつこいくらいに言ってきたのです。
利用者さんの中には
「ここに来るのが今の張り合いだ」
「利用日を忘れないようにカレンダーばっかり見ている」
とこんな嬉しい事を言って下さる方もいたのです。
筆者にとって唯一の味方ともいえる存在の人でした。
それが社交辞令だと分かっていても、これ以上ないくらい嬉しい言葉です。
社長が筆者に言ったセリフは、福祉を志し会社を立ち上げた人間とは思えない心ないものでした。
ご利用者や同僚を人質にするような物言いは許されるべき事ではありません。
筆者も惑わされることなく、退職すれば良かったのですが決断を鈍らせてしまいました。
その後、筆者は辞めるべきかずっと悩み続け、退職するまで2年も費やすことになったのです。
ブラック社長「1分でも遅れたらお前にひどい事をする」
デイサービスでしたので、業務に利用者さんの送迎があります。
筆者が社用車で利用者さんの自宅に向かっている途中で「1分でも到着が遅れたらお前にひどい事をする」言われたのです。
事の発端はこうです。
出勤して早々、社長に呼ぶ出され怒鳴り散らされました。
社長はかなり興奮していたので、筆者はいつものように反論もせず話を聞いていました。
そうしたら「いつまで突っ立ってるんだ!」と急に社長が怒り出すんです。
もうご利用者を迎えに行く時間だったんですね。
(あんたが長々と説教してるからでしょ?)
と誰もが突っ込んで良いくらいの場面なのに…
「なぜ出発しないのか!」「利用者を待たせて平気なのか!」と怒っています。
もう無茶苦茶です。
以前、同じように社長から怒られている状況で、筆者が時計に視線をやっただけで「話を聞く気が無いのか!」と怒鳴られた事がありました。
この時の教訓を活かしたつもりでしたが…結局、何をしても怒鳴られるのです。
普通、指導する立場なら、利用者さんに迷惑をかけないために業務を優先して、後で指導する時間をもうけますよね?それができない人でした。
他の送迎車より遅れて出発した筆者は当然、ご自宅へのお迎えが間に合うかどうか焦りながら運転します。
そんな状況を分かっていながら、2度も筆者の携帯に電話してくるので本当にタチが悪い。
後で知ったことですが、筆者がちゃんと時間通りに迎えに行ったかどうか?
利用者さんのお宅に電話をしてわざわざ聞いてたそうです。
ご家族は、電話があった時の様子を怪訝そうな顔をしながら教えてくれたのです。
いかがでしたか?
今回の記事はかなりインパクトが強かったのではないでしょうか?
繰り返しますが、どれもこれも全てが実際に筆者に起こったことです。
会社の最高責任者ともなると、会社を自分の価値観で好き放題にやっても良いのか?
と納得できない事ばかりでしたが、この会社を辞めたことでようやく呪縛から解放された気持ちになりました。
こんなブラック企業がこの世から絶滅して、真面目な労働者が安心して働ける環境が今後増えていくことを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。