自分の体温の平熱が何度か知っていますか?
日本人の平均体温は36℃台なので、平熱が「35℃台」という方は体が冷え性になっているかもしれません。
「冷え性」は健康や美容、ダイエットにも大敵ですよね。
平熱が低い状態というのは血流が悪くなっているので、栄養や酸素を体内にうまく運べていません。
つまり免疫力が落ちているので、あらゆる病気になりやすい状態です。
「どうやったら体温が上がるの?」
既に、広く認知されている方法がいくつかあります。
それは食事内容や入浴、着る衣類などの工夫ですが、ここでは僕自身が実践して効果を実感している方法について取り上げます。
それは、ズバリジョギングです。
目次
ジョギングには「体温上昇」効果がある
ふくらはぎは『第二の心臓』と言われるほど体内の血流に影響を与える臓器です。
そのためウォーキングやジョギングでふくらはぎの筋肉を使うことにより、血流が良くなって体温が上昇していきます。
そして血流が良くなれば、体の隅々に酸素や栄養をうまく運ぶことができます。
「体温が1℃上がれば免疫力が5倍に上がる」と言われるゆえんです。
また運動を継続すればそれだけ筋肉量が増えるので、さらに血流が良くなります。
まさにやらない理由はありません。
ジョギングで癌予防!?
日本人の死因第一位は男女ともに癌です。簡単に治る病気ではありません。
癌細胞は「低体温」「低酸素」「高血糖」といった環境を好みます。
肺結核の患者には微熱が続く傾向がありますが、「結核患者に癌患者が1人もいないのは、癌細胞は熱に弱いからだ」と言う医療業界のある権威の意見は見逃せません。
逆に考えれば、平均体温を上昇させることで癌になりにくい体質になります。
目標は「ジョギング」で体温を1℃上げること!
僕がジョギングに取り組む以前は、平均体温が35.3℃~35.6℃でした。
小中学生の頃は常に36℃台だったことを考えると約1℃下がったことになります。
「加齢により平均体温は下がる」という定説を身をもって感じていましたが、ジョギングを始めて3ヶ月(内ウォーキング2ヶ月)で現在の体温は36.3℃まで上昇しました。
大事な事なので繰り返しますが
「体温が1℃上がれば免疫力が5倍に上がる」
免疫力が上がって病気にかかる頻度が減れば、それだけ治療にお金も時間も使わなくて済みます。
これはもう「やるしかない」ですね。
それでも「ジョギングする時間がない」と言う方へ
「ジョギングする時間なんてない」という方がいますが、デメリットを探す方が難しい程、ジョギングには多くのメリットが存在します。
「時間がない」ことを理由に諦めてしまうのは、『人生で損をしている』と個人的には思います。
始める際のモチベーションとして、「時間のマネジメント術を身につける」という目的も狙ってジョギングに取り組んでみるのは欲張りでしょうか?
僕が知る限り、仕事に忙殺されている医師が自分の健康を考えた時、わずかな時間を使って実践するのは「ウォーキング」や「ジョギング」です。
ジョギングを継続するコツは「焦らない」こと
物事が続かない時の特徴は、結果を早く求め過ぎることにあると思います。
「これだけ頑張ったんだから効果が出るハズ」
という気持ちが先走ってしまうと、思ったよりも効果が小さくてがっかりしてしまいます。
まずは「続けること自体に意味がある」と考えてみましょう。
続けることで【習慣化】できます。
習慣化できれば続けることが「当たり前」になり、苦ではなくなります。
「今日もジョギングか…かったるいな」
と思ってるうちは習慣化できてません。
習慣化には、意思が強いとか弱いとかあまり関係ないです。何も考えず外に出れば体が動いてくれます。
ジョギングする際は怪我に注意しよう!
普段、運動の習慣がない人が突然ジョギングするのは怪我の元です。
その時に怪我をしなくても体にダメージが残ってしまい、ダメージの残った箇所は些細な刺激で怪我に繋がりやすくなります。
運動により関節や筋肉が強化されるのは、時間的に心肺機能より後のことです。
ジョギングの前に、運動強度の低いウォーキングから始めることをオススメします。
運動する習慣がないと、30分間まじめに歩くだけで体のどこかが痛むと思いますので、ゆっくり少しずつ体を慣らしていきましょう。
おわりに
【ジョギングの効果は体温を上げる効果もある】というテーマでお届けしましたが、ジョギングの効果はこれだけではありません。
効果には個人差があるでしょうが、焦らずじっくりやって頂くと必ず効果が表れます。
意思が弱く、現在40代半ば、20年以上も運動から遠ざかっていた僕でさえジョギングを継続できています。決して難しいことではありません。
継続すれば継続した分の効果を実感できると思いますので、この記事を読んでくれた方の1人でも「やってみようか」と思って頂けたら嬉しいです。