子どもの頃、クリスマスにやったプレゼント交換覚えていますか?
ワックワクしましたね!
大きい包みや、いかにも重そうな包みが回って来ると、
「自分の所に来ないかな?」
なんて願いながら少しゆっくり回して見たり…。
いつ音楽が止まるのかドキドキしながら、恐る恐る包みを隣の人に渡したものです。
あの当時はちょっとしたイベントでも盛り上がって皆で楽しんでいました。
普段は仲が良くなくても、この時ばかりは全員が心から笑顔で過ごせる瞬間でした。
こんなに楽しいイベントなら、大人になっても楽しいんじゃない?
ふと思った私は仲良しママたちと集まった際に、話が盛り上がってこの『プレゼント交換』をやることになったのです。
実際、やってみた感想ですが…すごく楽しかったです!
最初のうちは「懐かしいね~」とそれぞれが当時を思い出しながら、「そうそう、こんな感じ!」と言って、どこか上目線で面白がっていました。
それが、途中から我を忘れてはしゃいでしまったのです。
中には、普段は上品で「婦人」と呼びたくなる友人も、長い髪を振り乱しながら子供のように騒ぐ有様です。
普段は子供に「静かにしなさい」と教育している大人達が、子供たちよりも高いテンションで騒いで楽しめたのです。
私たちがやった『プレゼント交換会』ですが、思っていた以上に楽しかったのでどなたかにもやって欲しい!
そう思って、今回、簡単にご紹介したいと思います。
私たちが子どもの時にやった内容とは、少しだけやり方を変えています。
まず、各自で一つずつプレゼントを持ち寄るとこまでは同じです。
大抵の場合
「同じ値段の物を持ち寄りましょう」
となりますよね?
でもここは敢えて「違い」をもたせました。
一番大事な、『プレゼントを用意する上でのルール』がコレです。
《プレゼントのルール》
・家にある物
・不要品だけど、捨てるにはもったいない物
・フリマに出品しても売れそうな物
この3つをプレゼントの条件にしました。
「最高に邪魔でいらない物」
「全く魅力がないと感じる物」
こんなのでも構いません。
とにかく、
《他人はどう思うか分からないけど、自分にとってはときめかない物》
該当する物を個々で用意してもらって、ラッピングはなるべく立派なものにして持ってくることにしました。
話によると、このプレゼントの選定作業の段階で、各家庭で人盛り上がりしたそうです。
「どのプレゼントが良いかな?」
悩んでいると、頼んでもいないのに「お母さん、これなんかどう!?」と子供達が家中を引っかき回して色んな物を持ってきたと言うのです。
「それはお母さんのネックレスでしょ!?」
「そんなシミだらけのぬいぐるみなんて誰が欲しいの!?」
など、プレゼントを決めるだけで大騒ぎで、「全然決まらなかった笑」という友人の顔は楽しそうでした。
さらに面白くするために、もう一工夫考えました。
「捨てたいけど捨てられない」というものであれば、その物への思いを書き綴った手紙を添えることにしたのです。
もらった相手がそれを読んで何とか受け入れてもいいかな?と思えるようにです。
そして、その場では開けずに家へ帰ってから手紙を読むルールにしました。
プレゼント交換をする際の音楽は『きよしこの夜』です。
この歌に合わせてプレゼントを回しました。
持ち寄ったプレゼントの中に、一際目立つ大きな包みがありました。
見た目でかなりインパクトがあります。
それが自分の所に来ると、全員がさっと素早く隣の人に回すのです。
中身が分からないのに、迫力があり過ぎてまるで爆弾が入っているんじゃないか?ってくらい皆が狼狽して本当に滑稽でした。
歌が終わりそのその包みは一人の手に渡りました。
「キャー!」と悲鳴を上げてはいましたが顔はしっかり笑っていました。
笑っている所だけは子どもの頃のプレゼント交換と同じです。
プレゼント交換会が白熱の中、無事に終わりそれぞれが貰ったプレゼントを大事そうに抱えながら家路に着きました。
「楽しかったね~」
「また、来年やろうね!」
挨拶しながら見た友人達の顔は一様に楽しそうで、また戦利品を勝ち取った戦国武将のような頼もしさも感じました。
その佇まいがおっかしくて、ツボにはまった私はしばらく笑い転げてしまいました。
私たちが行った『大人のプレゼント交換会』はこんな感じでした。
いらない物を処分することもできますし、実質お金を使わずにここまで盛り上がるのは凄いと思います。
人数が多ければそれだけ盛り上がると思います。
皆さんも、今年の年末のイベントとして、やってみてはいかがでしょうか?
本当に楽しいですよ。
ぜひやってみて下さい。