筆者は40代の男性です。
実は筆者には親しい友人にも長年、秘密にしていた過去があります。
それは筆者が「ギャンブル依存症」だったという事です。
競馬や競輪、賭け麻雀などはやらず、暇さえあればパチンコとスロットに明け暮れていました。
ハマっていた当時は
「打つのが楽しいしお金も稼げて最高!」
って本気で思ってました。
初めてパチンコを打った年こそ多少のプラス収支でしたが、その翌年から収支はほとんどマイナス収支だったにも関わらずです。
趣味程度で適度に向き合えれば良かったのですが、筆者の場合は自分で思っていた以上に熱くなる面もあって生活に支障が出るほどハマってしまいました。
今さら考えても後の祭りです。
負ける日の方が圧倒的に多かったので、生活費にまで手を出してしまい、普段から頭の中はお金の心配ばかりでした。
遠方に住む親友から披露宴に招待されてもお祝いを包むことが出来ず、泣く泣く欠席したこともありました。
友人と外出しても懐具合が気になって、心から楽しめていなかったと思います。
10代から始めたパチンコでしたが「楽しいパチンコ」から、いつの間にか「辛いパチンコ」になっていました。
それでも止めれず苦しんだ結果、30代になってようやく止める事が出来ました。
これまで親しい友人にも親にも相談できず、消費者金融に電話してみたり”むじんくん”の前を何時間もウロウロしたりかなり危ない行動をとっていたと思います。
今ではパチンコを止めれたことで生活も落ち着き、心の平穏を取り戻すことができました。
筆者のような底辺の人間がギャンブル依存症から脱出した体験を、まさか記事で書く日が来ようとは想像だにしてませんでした。
当時の自分もビックリです。
○筆者が依存症から脱出したノウハウが分かる
○パートナーが依存症だった時の心構えが分かる
パチンコ業界は筆者がハマっていた当時と比べると、遊戯人口もかなり減ったとはいえ、それでも今も依存症で辞めれず苦しんでいる人たちはいます。
「当時の筆者の体験が、見る人にとっては有益でタイムリーな情報になるかも?」
と思ったことが、この記事をアップするきっかけになりました。
もし今も依存症で苦しんでいる人たちが、ギャンブルを止めて普通の生活を取り戻す切っ掛けになったら嬉しく思います。
ちなみにこの記事は、現在、自分を律してお小遣いの範囲でパチンコを楽しめている方や、「本業」として稼いでる方にとっては有益性に乏しい記事かもしれません。
その旨ご了承下さい<(_ _)>
目次
「チャックリスト」を使ってギャンブル依存症の自己診断をしてみよう!
『ギャンブル依存症の深刻度』を診断するチェックリストです。
1.ギャンブルから頭から離れないことが多い。
2.儲かる金額が大きくないと満足できない。
3.ギャンブルをしなくなるとは考えられない。
4.ギャンブルしたくてもできない時にイライラする。
5.嫌な問題や気分が悪いときにギャンブルする。
6.ギャンブルで損した分はギャンブルで取り返そうとする。
7.ギャンブルをしているのにしていないと嘘をつく。
8.ギャンブルのために約束を破ったり、予定をずらす。
9.ギャンブルに使うお金を工面するために違法行為をする。
10.ギャンブルでお金を使い果たし、自分の収入以外のお金に手を出す。
10個の質問のうち8個以上当てはまると、完全な依存症で専門医への受診を勧められるレベルだそうです。
筆者が以前、自己診断に使った内容と若干違うようですが、参考になる指標だと思います。
ちなみに筆者も当時を思い出しながらやってみました。
9以外全て当てはまり『完全な依存症』でした。予想通りの結果です。
WHO(世界保健機構)でも認定されているれっきとした「病気」です。病気だから治療が必要ですよね?ところが、国内では「意思が弱いのを病気のせいにするな」「家族を放っておいて自分ばかり遊びほうけて」と厳しい意見がまだまだ多く、薬物中毒やアルコール依存症と同様に「治療が必要」な病気と理解してくれる人はごく少数です。
依存症の怖い所は、本人の意思が強ければ脱出できるというワケではないという点です。
依存症は、脳が一度体験した快楽を忘れられず再び同じ快楽を求めてしまいます。
この中毒性が厄介なのです。
そして、ギャンブル依存症の末路は例外なく悲惨です。
更に日本の場合、どこを歩いていてもパチンコホールを目にしない地域がありません。
一時より減ったとは言え、駅前の一等地や郊外の広い土地などあらゆる場所に店舗を構えているので、都心だろうと田舎だろうとどこにいても建物が目に付きます。
最初に入店したのが
「何だか賑やかで楽しそうだから」
「トイレを借りたくて」
というちょっとした理由だった方もおられるのではないでしょうか?
ホールは豊富な資金を使って(今はマシになりましたが)TVやチラシで派手な広告を流し、集客が見込める有名人を起用し来店イベント(今は規制の対象になりました)をたくさんしてきました。
その宣伝の効果は大きく、そうすることで老若男女を問わず広い層の関心を集め集客に繋げてきました。
パチンコとの出逢いから依存症への階段を確実に昇る
両親がパチンコする家庭は子供もパチンコを身近に感じている
この章から筆者の過去を振り返りながらご説明したいと思います。
元々筆者の両親がパチンコをする家庭環境だった影響もあり、「パチンコ」という言葉は未成年の時から家庭内でも度々聞いていました。
筆者も子供だったので、当然、最初の頃は「パチンコって何だろう?」と漠然と考えているだけです。
それが繰り返し何度も聞いているうちに「パチンコは危険なものではない」という認識にかわっていきます。
父親がパチンコに勝った時にお小遣いを貰えたのも「良い体験」として刷り込まれていきました。
また、親をホールまで迎えに行った際にホールの中に入ったこともあるので、パチンコへの抵抗感は他の子供より少なかったように思います。
「パチンコを受け入れる状況ができていた」
パチンコをする方は、パチンコの話題は家庭内でしない方が、子供さんにやって欲しくない場合は有効です。
勝利した日にお小遣いをあげたい時は「パチンコで勝ったから」とは言わない方が賢明です。
『ビギナーズラック』でパチンコにハマっていく人は多い
主観もありますが、パチンコにハマっている人には初めて打った日で勝利した人が多いと思います。
いわゆる『ビギナーズラック』ですが、筆者も例外ではありませんでした。
初めて自分1人で打ちに行った機種は『ブンブン丸』という羽モノでした。
遊んだのは、近所にある小さなパチンコホールです。
その日、店内に入ると筆者以外の客が誰もいなかった事にまず驚きました。
それでも打つ台を決めて100円玉を何枚か投入するとすぐ当たったと思います。
玉がVゾーンに入賞すると、派手な音楽が鳴って台枠がキラキラ光りながらジャラジャラ銀玉がたくさん出てくる。
それを何度か繰り返すうちに訳が分らないまま打ち止めになっていました。
8000円位勝って少し膨らんだ財布をズボンのポケットに入れながら、「このお金で何をしようかな?」とウキウキと自転車で家に帰ったのを覚えています。
まだ社会人になる前でしたので、
・「自分の力でお金を稼いだ」
・「大人がやっているパチンコをした」
と完全に浮かれていました。
一方で、心の奥には
「賭け事に手を染めてしまった」
という黒い感情も確かに存在しました。
もしこの時に良心を取り戻せていたら、この先、パチンコに深入りすることはなかったかもしれません。
ちなみに、社会人になる前にパチンコを打ったことがある人は、そうでない人と比べて依存症になりやすいという統計があるようです。
初任給で両親のプレゼントを買うのでなく「パチンコ」を選んだ日
その後、就職が決まり学生から社会人になりました。
新生活が始まった訳ですが、
社会人として初めて自分で稼いだお金を何に使うか?
これは、今考えるとすごく大事なターニングポイントでした。
「自分で稼いだお金だから好きに使っていいんじゃないか?」
という発想が既にパチンコ頭になりかけています。
一生に一度しか貰えない初任給で、両親に何か買ってあげたらきっと喜んでくれる…。
という良心も残っていました。
しかし、バカな筆者が向かった先はホールでした。
「全部使う訳じゃないし、勝てば豪華なプレゼントを渡せる」
いくら負けるか分からないギャンブルを優先するんですから終ってます…。
結局この日は万札を何枚も失う大敗でした。
負けることが多いから「ギャンブル」なのですが、打つ前は「勝つこと」「勝っている自分」しか想像できなくなっていきます。
「今日負けたから明日は勝てるだろう」
「明日行けば勝てるのに行かないのはもったいない」
我ながらアホみたいな考えですが、当時はこんなでした。
既に頭が正常に作動しておらず、『思考力や判断力が失われた脳』と言っても過言ではありません。
パチンコに狂ってしまうと、発想が単純になり他のことが考えられなくなっていきます。
「行けば勝てるかもしれない」という感情が、「また負けるかもしれない」を簡単に上回ってしまう恐ろしさ…。
結局、初任給は「家賃」「最低限の生活ができるお金」を残して、全て消えてしまったのです。
この時、
・初任給で両親にプレゼントを買ってあげていたら…
・両親の喜ぶ顔を見ていたら…
その後の筆者の人生は大きく変わっていたハズです。
大事なペット、友人よりもパチンコを選んでしまう愚かさ
パチンコにハマるとこうしたことは多々起こります。
例えば飼っているペットの体調が悪かったら、普通は仕事が終わってすぐ帰宅しますよね?
ところが、依存症だと会社帰りにホールのネオンを見て
「ちょっとだけ打って行こう」
と寄ってしまうんです。
打ちながらも猫のことが気になって仕方がない、全然楽しくない。
それでも席を立つことなく打ってしまう。
本当に自分のしたい事が頭の片隅に追いやられ、命令されたマシンのようにひたすらパチンコを打ち続ける…。
社会人1年目から、パチンコに行くのは週に1~2日程、使う額も学生時代と比べ大幅に増えていました。
酒、タバコをやらず、これといった趣味がなかったので回せるお金があったのも筆者には不運だったかもしれません。
使う額が多くなってくると「羽モノ」と言われるローリターン・ローリスクの機種よりも「権利物」「CR」と呼ばれるハイリスク・ハイリターンの機種を選ぶようになりました。
当たった時の快感が全く違うのです。
友人や後輩の誘いもありましたが、「用事があるから」と断りパチンコに向かう日が増えました。
「付き合いが悪い」と言われても、1人でパチンコを打っている方が気分が良いと考えるようになりました。
時間やお金、人の信用と大事なものをどんどん無くしていった時期です。
当然、この時失ったものは二度と戻りません。
パチンコを止めたいのに止めれない《ついに借金をする》
生活の全てにおいてパチンコを優先する状況が続き、さらに自分の行動に歯止めが効かなくなっていきました。
パチンコに使う金額がどんどん増えていく。
今までどんなに負けても給料日までのお金は残っていたのに、「まだ給料日まで○日もあるのにお金がない」という月が増えてきました。
食事は自炊してたので、工夫すればいくらでも節約できていました。
米だけはあったので、下記のような料理とも言えないものを食べてしのいでました。
《貧乏料理》
・肉なしモヤシ炒め
・具無し焼きそば
・ご飯の上にオーロラソース
・残り物野菜で鍋料理
収入と支出のバランスが大きく崩れているのに、それでも止められない。
一歩ホールに足を踏み入れると判断力や思考力が鈍くなり黙々とお金を入れる作業を繰り返す。
自分の身体なのに不思議な感覚でした。
1000円の本を買うのさえもったいないと感じるのに、パチンコには平気で1万円を入れてしまう。
金銭感覚が完全に麻痺してました。
生活費までがパチンコ代に消えてしまい、それでも懲りない。
そんな中、ついに絶対にやってはいけない手段をとってしまいました。
クレジットカードで借金をしてしまったんです。
借りる前は不安や絶望感があったのに、1度借りてしまうと罪悪感はどこにいったのか、一目散にホールに向かいます。
1度でも使ったクレジットカードは、歯止めが効きません。
すぐに手放せなくなりました。
ついには返済額が高すぎて支払えないため、更に借りて返済するという自転車操業です。
返済額は増える一方でした。
金額が大きくなる程、利息が増えるので、働いても働いても楽にはならず、返済のために働いているような状況です。
依存症は
・「勝ったお金でまたギャンブルに使う」
・「負けた分は、ギャンブルで取り返す」
といった思考回路になりやすいです。どちらに転んでも結局は負けるという悪循環。
そこには勝利の女神や攻略法などは存在しません。
この頃には、もうパチンコ止めたいと考えるようになってました。
一方で、時間があるとソワソワしてパチンコを打ちたい衝動を止められず、パチンコ以外の事をしていても落ち着かず、考えるのはパチンコのことばかり。
お気に入りの台で大当たりを引いて連チャンする自分を想像して、いてもたってもいられなくなりました。
パチンコから離れる決意をしてから止めるまで
結婚を考えた異性が現れる
パチンコを止められず、苦しかった頃ですが、一つの転機がありました。
結婚をしたいと願う女性が現れたことです。
交際を始めたある日、その日は彼女と一緒に出かける予定でした。
相手の都合で午後から会うことになり、半日、時間ができてしまった。
この時も無性に打ちに行きたくなり、どうにも我慢ができなくなって
「2時間くらいなら大丈夫だろう」
と根拠のない自信を抱きながらホールへ。
行った時点で詰んでます。
「あともう少し打ったら出よう」
とかろうじて思えたのも最初だけ。その後は…お察しです。
結局、この日、彼女には
「急な用事ができたから」
と嘘のメールを入れて予定をキャンセルしてしまいました。
そして、家に帰って食べて寝れば翌日には「また打ちたい」という気持ちが出るのですが、この時はちょっと違いました。
結婚という人生の岐路だったので、
「この先もずっとパチンコに大事なものを奪われる人生を歩くのか?」
という強い感情が湧き上がったのです。
こんな糞みたいな人生はもうたくさんだ!
パチンコを止めるチャンス最後のチャンスだったと思います。
脱パチンコの方法
そうしてもう後には引けない覚悟をした筆者は、パチンコを止めるための方法をいくつか考えました。
選ぶ条件は、
・即効性があること
・効果が高いことでした。
『脱パチンコ』のサークルに入り、仲間を100人作りました。今まで孤独だったので、似た境遇の人の意見を聞き有益な情報を自分から探しに行ったり、「脱パチ○日目」と報告しあってました。「自分以外にも苦しい思いをして頑張っている人達がいる」と身近に感じれて心強かったです。
「こんな人生もう嫌だ!」とずっと泣き続けました。あの時のみっともない惨めな気持ちを二度と忘れないように書き殴りました。汚い字だけど、見るだけであの時の感情が蘇ります。
「パチンコは悪だ」という情報を脳に記憶させるイメージです。負けた僕らのお金で北朝鮮はミサイルを作る、店は凶悪犯罪の温床だ、感染症の宝庫で健康被害のリスクがあって…その他、何でも良いんです。嫌いになるためなら
効果がありました。妥協せずに続けたことで、ようやく前に一歩進めました。
*カウンセリングを受けること、自助グループに入ることは下調べはしていたのですが、仕事柄、顔ばれしたら会社に迷惑がかかると思い選択しませんでした。
自分の人生がどうなるかという瀬戸際に会社の事を考えるなんてまともじゃないですね。
さっさとやっておけば良かったです。自己流より効率が良かったかもしれません。
パチンコを「止めた」と断言できるのは死ぬ間際《後遺症との戦い》
一度止めてもまた行ってしまうのがパチンコです。
SNSの「脱パチサークル」でもそうでしたが、一度止めた人が再び戻って来るのは日常のこと。
3日後に戻って来る人もいれば、何年も打ってなかった人が
「自分は次のステージに上がった」
と余裕をもってしまい、店を覗きに行ったらつい打ってしまったと。
その日、10万円稼いだとしてもはその人は実質負けです。
もう一度時間をかけて打たない日を積み上げていくしかありません。
ただ、僕には有益な情報でした。
パチンコを止めて何年経っても打ってしまう人はいる
という事実が分かったことです。
だから筆者は油断しません。
打ちたい気持ちがふつふつ湧いて来たら、今まで培った技法を全部使って全力で立ち向かいます。
・「自分は弱い」
・「また打ちに行こうとするかもしれない」
この2つを自覚した上でこれからも「脱パチンコ」を続けていきます。
大事な人がギャンブルをしているという方へアドバイス
・パチンコに行くために嘘をついていた。
・負けてる金額を過小報告していた。
自分の大事な人が上記のどちらかでも該当したら、この時点で黄色信号です。
仮に、もし相手が結婚を考えているパートナーだとしたら、ギャンブル依存度を確認した上でどうするか判断した方が良いかもしれません。
実際、相手のギャンブルが原因で離婚した夫婦や離散した家族の例はいくらでもあります。
後悔する前に、彼氏(彼女)のよく行くホールを聞いておいて、どの程度、依存しているか判断できるようにしておくことをオススメします。
また、ギャンブルで作った借金があるかどうか?の確認が重要なのですが、通帳を勝手に見るわけにいきませんので、普段のお金の使い方を観察してはどうでしょうか?
依存症の人は、基本、金使いが荒く調子の良いときと悪いときの差も激しいです。また、
「あの日、パチンコ行ってないよね?」
「今月いくら位負けてるの?」
等と唐突に聞いてみるのも有効です。
その時、目が泳いだり、ソワソワしたり、急に怒りだしたらそれは怪しいサイン。
あなたが思っている以上に深刻な状況かもしれません。
大事なパートナーがギャンブル依存症だと分かったら…
この病気は一人で立ち向かうには骨が折れる病気です。
だからこそ、周りの人の協力が大事なのですが、親子なら仕方なくとも、婚約者だとしたら結婚する前はまだ他人です。
相手を救う覚悟がない人は結婚自体を諦めるという選択もあるかもしれません。
この先の苦労が目に見えるからです。
一緒に病気に対し立ち向かおうと決めた人は、まず相手の問題を自分一人で抱え込もうとしないで下さい。
最初に相手の家族を巻き込むことも有効です。監視の目は多い方が良いです。
依存症の人に掛ける言葉は他人よりも身内が効果があります。
身内の言葉はダイレクトに突き刺さる
だからこそ効果があるんです。
借金があるならその合計額を正確に把握します。
親族を含めてまとめて払えるようなら一括で払い生活を立て直します。
払えない額なら弁護士に相談して債務整理をするという選択もあります。そして、返済計画を順調に進めるに最も重要なポイントはコレです。
今後一切、1円たりともパチンコは打たせない!
これは目標を達成するための最低条件です。間違っても
「最近、よく我慢してるから5000円だけ打っても良いよ」
なんて甘い顔をしないで下さい。必ず、どこかでまた打ってしまいます。
厳しい態度を一貫して続けなければ意味がありません。本人はどこかで
「そうは言っても少し位は打たせてくれるんでしょ?」
と甘い気持ちが残っています。
どんなに涙を流し反省していたとしても、それは変りません。
周りが全員厳しい態度で臨むこと、これに全てが懸っていると言っても過言ではありません。
「もう二度と打てない」
と本人が理解してからが本当の勝負だと思います。
また、お金やカード類を持たせないのはもちろんですが、本人がどこで何をしているか分かるようにしておきます。
少し帰りが遅いようなら、すぐ携帯に連絡するよ、こっちはいつも気にしてるよ?というメッセージにもなり有効です。
終わりに
筆者の場合ですが、最初に「もうパチンコ止めたい」と思って「脱パチンコ」の行動を起こしてから、10年ほどの間に100回以上は挫折したと思います。
あまりに繰り返すので、
「自分はもう一生止めれないのではないか」
と諦めかけたことも一度や二度ではありません。その時に
「3日坊主は悪くない。10回やれば30日やったのと同じ事だ」
という言葉に救われました。もう一回頑張ろうと思えたんです。
この記事の内容は、僕のやり方であり実際に効果があったので紹介させてもらいました。
人によっては、早めに専門医のカウンセリングを受けたり、又、自助グループに参加するのが有効な人もいると思います。
ただ、どの方法でも共通するのは、何度失敗しても諦めず何回も繰り返しチャレンジすることだと思います。
今はスマホ1台あれば世界中の人と繋がれる時代です。
同じ問題を抱えた人達と繋がってたくさん貰った意見の中から、自分に合う方法を見つけることが格段にしやすくなりました。
使わない手はありません。
パチンコ業界は30兆円市場と言われた過去の勢いは既にありません。
機種の規制が厳しくなり、ハイリスク・ローリターンの台ばかりなので、新たな顧客の確保も難しくなるのかな、と思います。
いずれにせよ、これから、ギャンブル依存症という病気で苦しむ人達が一人でも減っていくことを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。