お盆と言えばお墓参りですよね。
毎年、お墓参りのために家族を連れて帰省するという方も多いのではないでしょうか?
お墓参りにも礼儀作法があります。難しく考える必要はありませんが、一般的にタブーとされる行為や身だしなみがあります。
そこで今回は、【お墓参りで避けたい行為】について簡単にご紹介します。
線香やロウソクの火を口で消さない
既に知っている方も多いと思いますが、火は手で仰いで消すのがマナーです。
仏教上、人間の息は穢れたものとされていますので、仏様に供える神聖な線香やロウソクに息を吹きかけてはいけないとされています。
お供え物を残して帰ってはいけない
霊園には注意書きがある所が多いのでご存じの方も多いと思います。
お供え物に果物やお菓子などを置くと、夏の日差しですぐに腐ってしまいます。
異臭の原因になり、小バエやカラスなどが集まったりしてお墓を汚してしまいますので、その場の全員で食べるか持ち帰るようにしましょう。
生花をお供えするケースも多いと思いますが、生花をそのまま放置しておくと花は枯れてしまいます。
虫が寄ってくる原因にもなりご先祖様に不快な思いをさせてしまいますので、お供えした後、来訪できないならば持ち帰りましょう。
霊園によっては管理者の方が片付けてくれる所もありますので、確認してみて可能ならばお願いしても良いかと思います。
ちなみに、お供え用として避けるべき花があります。
代表的な花としてはバラのようにトゲのある花や、また臭いの強い花、毒のある花なども避けた方が良いとされます。
・毒やトゲのある花
・強い臭いの花
お墓にお酒をかけない
「故人がお酒好きだったから…」
とお酒をかけてあげたい気持ちになるのも分かりますが、お酒をかけるとサビや変色など墓石を痛める原因になります。
一度、石についたシミや傷は取れにくく残ってしまいがちなので、見る度に「やらなければ良かった」と後悔することになるかもしれません。
どうしてもお酒をお供えしたければ、コップや湯飲みに注いであげましょう。
そしてお供えした後は、忘れずに持ち帰りましょう。
露出の多い服装は避ける
お墓参りの服装に特に決まりはないですが、マナーとして肌の露出が多かったり派手な服装は控えるのが無難です。
同じように裸足も好ましいとは言えないので、靴下かストッキングにしましょう。
騒がしくしない
お盆は普段なかなか会えない兄姉や親戚と再会できる機会でもあります。
懐かしさのあまり会話が弾み、ついつい声が大きくなることもあるかもしれません。
ですが霊園は神聖な場所であり、手を合わせながら故人と心の中で会話をしている人もいます。
周りに迷惑にならない程度のボリュームに抑え、たくさんの思い出話は帰宅してからの楽しみにされてはどうでしょうか。