【ラグビー日本代表の選手】と言われて、真っ先に浮ぶのはどの選手ですか?
あらゆるメディアに引っ張りだこだった「五郎丸歩選手」の名前を挙げる人が多いかもしれませんね?
展開の早いラグビーの試合で、キッカーが静止しているボールを蹴るシーンはテレビ画面に映る時間が長く注目を浴びやすいと言えます。
そんな状況でイケメンの『五郎丸歩選手』が奇妙な見たこともないポーズをして得点をビシバシ決めていたら、「何この人!!ヤバい!」みたいに思いますよね。
当時は五郎丸選手のとるルーティンを、幼稚園児までが真似をするという一大ブームになりました。
普段、ラグビーに全く興味ない人たちの目も釘付けにした五郎丸歩選手の功績は業界においてかなり高かったと思います。
一方で、日本ラグビー界における貢献度という点でもう一人絶対に忘れてはならない選手がいます。
日本代表チームのキャプテン「リーチマイケル選手」です。
リーチマイケル選手と言えば、2018年9月23日、車にひかれたチームメイト浅原選手を、数名の選手らと車を持ち上げて救出したというニュースも印象的でしたね。
一刻も争う事態に、1つ間違えば自分たちの身体も傷つく可能性があったにも関わらず、仲間を救出するために協力し合った訳ですから男気があって格好良いですよね。
試合の時だけではなく、リーチ選手の行動力、仲間を思う気持ちが証明された出来事だと思います。
さて、そんなエピソードもあり世間の関心を集めている日本代表チームですが、さらに注目必至の大会がありますね!
2019.9.20ラグビーワールドカップの開催です!
アジア開催が初めてとなるこの大会は、今回なんと日本で開催されます!
そんなラグビーファンでなくとも注目してしまう状況の中、日本代表の頼れるキャプテン・リーチマイケル選手の事を改めておさらいしてみようと思います。
目次
リーチマイケル選手を分かりやすく紹介
・ニュージーランド出身の30歳(H31.8月現在)。
・父親はニュージーランド人、母親はフィジー人。
・裕福な家庭ではなく、穴の開いた靴を履いていじめられた事もあった。
・ラグビー好きな母親の影響もあり5歳からラグビーボールを蹴っていた。
・15歳で日本の「札幌山の手高校」に留学し日本にやって来る。
・留学時のホームステイ先がお寿司屋だった影響か好物は寿司。
・実業家の面もあり、府中にはカフェを経営する。
その後、周りの日本人と一緒にプレーしながら心身共に成長していき、高校・大学と輝かしい成績をおさめた後、「東芝ブレイブルーパス」の所属しその後チームの中心選手として活躍します。
2012年に日本人の方と結婚され、2013年には晴れて日本の国籍を所得し日本人となりました。
リーチマイケル居たしw#ラグビー日本代表 pic.twitter.com/6XEkuFqc1W
— kick (@0510kiyoshi) September 20, 2019
リーチマイケル選手の凄いところ
闘争心:チームのために身体をはり、どんな危険も顧みない不屈の闘志
リーチマイケル選手には、何度大けがをしてもその度に立ち上がり、キャプテンとして一番危険な場面で誰よりも身体を張って相手に向かっていく闘争心があります。
試合中に肩を脱臼しても、チームのためにそのままプレーを続行する姿は神々しくさえあります。
チームメイトは、そんなリーチ選手のプレーを一番間近で見て自らの闘志を奮い立たせ、自分たちよりも遙かに大きな身体の相手に果敢に攻めて行きます。
自分の戦う姿を見せてチーム全体を牽引する様はキャプテンの中のキャプテン、リーチマイケル選手は正に「闘将」と呼ぶのにふさわしい人物だと思います。
日本への感謝の気持ち・恩返しの気持ちを持ち続ける
「どの国の人間として戦うのか?」
世界の舞台で戦うようになって、リーチ選手には3つの選択肢がありました。
・母国であるニュージーランド
・母の祖国であるフィジー
・15歳から過ごした日本
リーチ選手が出した答えは「日本」でした。
日本や日本人への想いをリーチ選手自身が何度も口にしています。
「15歳で日本に来て、今まで世話をしてくれた人たちへ日本へ恩返しがしたい」
「僕は日本のラグビーに育ててもらった」
リーチ選手は、チームとして強くなるために『愛国心』が大事であることを強調し、『君が代』の歌詞に出てくる『さざれ石』をチームメイトと一緒に訪れたというエピソードがあります。
日本へのリスペクトを忘れることなく、日本の文化を積極的に学ぼうとする姿勢が素晴らしいです。
厳しい練習で身についた日本人のメンタリティ
厳しい練習メニューでも手を抜かず最後までやり切る、チームのためにハードワークを遂行できる日本人のメンタリティは青春時代に日本で学んだそうです。
体格や才能に恵まれた人間が、練習の手を抜いたり傲慢な態度をとることはよく耳にする話ですがリーチ選手には当てはまりません。
歴史に残るような快挙を成し遂げてもおごること無く、いつもと変らない態度を周りはちゃんと見ています。
だからこそ色んな人から支持されファンが多いのだと思います。
9月に開幕するラグビーW杯日本大会を前に、埼玉県行田市に日本代表選手の田んぼアートが出現した。大きさは縦180メートル、横165メートルで、左から姫野和樹、リーチマイケル、田中史朗の各選手を表現している。#RWC2019 https://t.co/8URlLfgeA1 pic.twitter.com/xvWly81mWN
— AFPBB News (@afpbbcom) August 19, 2019
歴史的な快挙を成し遂げる/一躍ヒーローへ
2015年のラグビーワールドカップでキャプテンとしてチームを引っ張り、日本史上はじめてとなる予選3勝をあげました。
その中でも当時世界3位だった強豪『南アフリカ』を破った試合は、今でも皆さんの記憶に強く残っているのではないでしょうか?
「あの試合からリーチマイケル選手のファンになった」
という人も多いかと思います。
うんうん、気持ちはよく分かります。
まぐれ勝ちがほとんど起きず、実力通りの結果になりやすいラグビーにおいてこの結果は世界にも衝撃を与えました。
「スポーツ史上最大の番狂わせ」
と称された歴史的勝利の立役者がキャプテンのリーチマイケル選手でした。
日本代表チームはどんどん強くなっている
日本の世界ランクは過去最高の9位に上がりました。
世界のトップテン入りですから、「強いチーム」であることは間違いありません。
キャプテン・リーチマイケル選手自身も取材で「日本代表チームは強くなった」と言っています。
選手それぞれが主体性をもってプレーできていることが今の日本の強みのようですね。
これまで、南アフリカやトンガなどラグビー強豪国を倒してきた実績は選手の自信にもなるハズ。
「誰が相手でも勝てる!」
日本代表の誇りを持ちながら、自信をもってプレーしている姿を早く見たいですね。
https://t.co/ItziP7Znho
W杯まであと1カ月。#ラグビー日本代表 の #リーチマイケル 主将インタビューの一問一答です。「4年前と比べたら、今の方が体がでかいしパワーもある。タックルの技術も上がった」と自身の成長を語りました。鍛え上げられた肉体は写真からも一目瞭然です。#rugbyjp #RWC2019 pic.twitter.com/lCcxjbLSLW— 西畑志朗 Shiro Nishihata (@NSHT_46) August 20, 2019
さあ一緒に応援しよう!
最初の目標は、2019年9.20日本で開催されるラグビーワールドカップでのベスト8。
そして、選手達が2015年以上の活躍を見せれば、前回以上のフィーバーを列島に起こせるかも知れません。
さらにその先には、2020年東京オリンピックもあります。
まずは日本開催のラグビーワールドカップを国民全体で大いに盛り上げて、日本代表チームを応援しましょう!!