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【登山中の恐い体験】アクシデントも想定して余裕のある登山計画を立てよう

10年ほど前の夏でした。

当時、登山を始めたばかりだった私は登山にどっぷりハマっていた頃です。

休みの日には度々、登山に出掛けていたので車の中にはリュックと登山靴を常に乗せていました。

仕事が忙しかった頃で残業も多く、休みの日も疲れで寝ていることが多かった頃でした。

登山での失敗:「遅い時間に登った事」

そんなある日、来客のキャンセルがあり思いがけず午後からポッカリと時間ができました。

「しばらく登山してなかったから行こう」

計画もくそもありません。

空いた時間を利用して、それほど遠くない山に向かうことにしました。

昼食後、登山口に着いたのは午後2時を回った頃です。

多くの登山家が下山している時間でした。

本来なら私も2~3時には下山しています。

ちょうど日が陰り始めており、夏にしては登りやすかったこともあり、テンポよく登りました。

登山の失敗「気象情報を確認していなかった事」

最初は調子が良かったのですが、山頂までもう少しというところで雨が落ち始め、すぐに本降りになりました。

「バケツの水をひっくり返したような雨」

という表現は普段ほとんど使うことはありませんが、この時の降り方が正にそうでした。

あまりの激しさに山頂どころではなくなり、山小屋に避難することにしました。

山小屋に到着してすぐに雷が鳴り始めましたが、それまで経験したことのないような激しさでした。

耳元で爆弾か弾けるような轟音が次々に響き、ビリビリとした振動が身体に伝わってきます。

近くの木に落雷したようで、もの凄い大きな轟音と揺れが私を襲いました。

地上と違い、標高が高い地点での雷の迫力は半端ありません。

大人でも怖いです。

生まれてこの方、雷を怖いと思ったことは1度もありませんでした。

この時ばかりはただただ目を瞑り、耳を両手で押さえて小さくなっていました。

助けを呼びたくても周りに誰もいない状況で、孤独感が押し寄せてきます。

どんどん心細くなってきて

「このまま日が暮れたらどうしよう…」

と考えただけで猛烈な不安が襲ってきます。

しばらくじっとしていると、今度は体温が奪われて寒くなり始めました。

夕立で気温が下がり、雨に濡れた身体の体温が下がり始めてました。

雷に怯えながらもタオルを絞って体を拭き直し、リュックに入れていたカッパを着ました。

びしょ濡れになっていたので、もっと早く身体を拭くべきでしたが雷の恐怖で考える余裕がありませんでした。

身体を拭いた後、身体が冷えないように小屋の中をウロウロと歩くことにしました。

雷の恐怖と身体の寒さと不安感で、心が折れそうな状態でした。

登山の失敗:「装備が足りなかった事」

どのくらい時間が経ったのか分かりませんが、少しずつ雷の間隔が広くなり始めやがて止んでくれました。

恐る恐る山小屋から出てみると、雨も止んでいましたが日が傾いています。

焦りました。

このような状況を想定していなかったため、照明器具を持って来てなかったからです。

街灯すらない山中は、日が落ちると辺りは真っ暗になります。

「暗くなったら身動きが取れなくなる」

山中で1晩過ごす準備もなく、自信もなかった私は慌てて下山を開始しました。

しかし、雨で登山道は滑りやすくなっていて、登ってきた道とは全く別な道になっていました。

「早く降りよう」

急ぐのは危険だと分かっていても、時間に追われて余裕がありません。

何度か転んで泥だらけになりながらも先を急ぎました。

急いで下山した結果、なんとか登山口に辿り着くことができました。

自分が乗ってきた車を見た時の安心感は今でも忘れることはできません。

「助かった」

心の底からホッとしました。

幸い転んだ時の傷や痛みもたいしたことはなかったので、自分で車を運転して無事に帰宅することができました。

登山は計画的に行うこと(基本的なルール)

この経験を経て、登山への向き合い方が変りました。

登山をする時は

①必ず午前中から登り始め、昼食後には下山を始めるような登山スケジュールを心掛ける。

そして、『十分な時間が取れないときは絶対に行かない』

本来、ほとんどの人が実践していることで、私も例外ではなかったハズなのですが…

多少、登山を経験したことで「慣れ」というか、どこかで油断があったと思います。

そして

②どんなに低山でも非常時用の準備をリュックに入れておく

これも徹底することにしました。

何度か山に登っただけで知識も技術も初心者なのに、舞い上がっていた私には良い薬となりました。

皆さんは安全に登山を楽しんでくださいね。