アジア初のラグビーW杯開催、いろんな不安が囁かれる中開幕した大会ですが、関係者やファンの熱心な声援と準備のおかげで各チーム熱戦を演じてくれているようです。
テレビ視聴率も予想を超えていい数字を叩き出しているようですし、何しろ小さい子供たちが関心を示しているというデータがありファンの一人としても嬉しいことです。
この視聴率、わが日本代表の試合はもちろんですが、健闘しているのは外国チーム同士の対決、特にニュージーランド『オールブラックス』の試合は良かったですね。
ロシア戦の直後に日テレが放送したのは映画「インビクタス」その翌日に映画のカードそのまま『オールブラックス』対『南アフリカ』の試合が開催されました。
世界のラグビーファンはその試合に釘付けになったようです。
雲の上の存在とも言われる『ニュージーランド』、いつか日本代表が倒せる日が来るのか?それが日本代表そしてファンの夢でもあります。
『最強』ニュージーランドにも隙はある!
ニュージーランドは過去すべてのラグビーW杯において、プール戦で1度も負けたことがない唯一のチームです。
ニュージーランド代表は、これまでのラグビーワールドカップにおいて、プール戦で負けたことが一度もない唯一のチームです。#NZLvRSA #RWC2019 #RWC横浜 pic.twitter.com/lVmsrsBV1p
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) September 21, 2019
今回どこまで勝ち進めるか?それはまだまだわかりませんし、『最強ニュージーランド』と言っても同じ人間です。
勝負に「絶対勝つ」「絶対負ける」はありません。
ニュージーランドは常に優勝候補に挙げられながら優勝は8回のうち3回だけです。
特に最近は世界ランキングで『ウェールズ』や『アイルランド』に1位を譲る場面もあり、つけいる余地はあるとも言われます。
ニュージーランドは「怪物級」の選手はいないが総合力が最も高いチーム
反面、ニュージーランドに3連覇を期待する声があるのも事実です。
実際に連覇はこのチームしか成し遂げていないのですから、今が黄金期の真っ只中なのかもしれません。
戦力は『南アフリカ』戦を見る限り、やはりトップクラスの戦力という印象は残りました。
どのポジションもムラのないバランス、特にディフェンスの強さは目立ちましたね。
かつての英雄ロムーのような怪物はいないものの、どこからでも得点できるのがむしろ強みだと言えます。
#RWC2019 #ラグビーワールドカップ、プール戦屈指の大一番、#NZLvRSA ニュージーランドvs.南アフリカ戦は #RWC横浜 国際総合競技場に6万を超える観客を集めました。#オールブラックス はハカで「カパオパンゴ」を披露。その気迫のまま南アフリカに勝利です。#BRAVEを届けようhttps://t.co/Ij1gAhGdlX
— J SPORTSラグビー公式 (@jsports_rugby) September 21, 2019
各国の初戦を見る限り、攻撃面で飛び抜けたチームはありませんね。
強いチームはどこも当たり前に攻撃力があります。
つまりディフェンスが脆い相手ならいくらでも抜けていけるチームが揃ってると思っています。
となると決め手はディフェンス、優勝する国はきっとそれが一番優れたチームになるのではないかと思います。
『日本よ。これが本物の兄弟だ。』#AllBlacks #WRC2019 #ラグビーワールドカップ #バレット兄弟 #Barrett #ニュージーランド #NewZealand Nice try Jordie!! pic.twitter.com/5dBUHTxg50
— ケイト (@beastoniisan) September 21, 2019
日本がニュージーランドから得点するためには?
強豪『南アフリカ』でも崩せない『ニュージーランド』のディフェンス、日本はどう戦えば活路を見出せるでしょうか?
初戦で使えなかった福岡堅樹選手とマフィー選手が完全に復帰できれば、戦術面で日本の選択肢は増えてきます。
選択肢が多いほど、相手は対策を絞りにくいのでこちらが有利になります。
マフィー選手がNo.8に入れば姫野選手がフランカーに、トライを奪ったラブスカフニ選手もいますからリーチマイケルも含めて誰を使うか?
得点力は誰を使っても遜色無いでしょうが、チームの支柱リーチを外すのは勇気が要ります。
もし仮に姫野選手とラブスカフニ選手を先発に使うとなると、経験豊富なトンプソンルーク選手や田中史朗選手を起用してもいいかもしれませんね。
バックスもまたメンバー構成をどうするか?
ニュージーランドの攻撃を頭に入れるとディフェンスを重視したメンバー構成にしないといけないですね。
勝利するために、毎日積み重ねてきたディフェンス練習の成果がこの大一番で発揮できた。試合後の涙はこうした地道な積み重ねが実を結んだ喜びもあったのだろう。稲垣啓太選手コメント #rugbyjp #RWC2019 https://t.co/aHW0Gczhsa pic.twitter.com/oeJ5lih7Ef
— ラグビージャパン365編集部 (@rugjpn365) September 29, 2019
ウィングには
「引退するまでに一度はオールブラックスからトライを!」
と意気込む福岡選手、そして…意外なところで大型でスピードもあるアタアタ選手の起用もあり得ます。
初戦ウィングだった松島選手をフルバックにしても面白いでしょうか?
相手ディフェンスが強くウィングまでパスが通りづらいと想定すると、松島をフルバックでライン参加させた方が攻撃に関われる機会は増えるのではとも思います。
いずれにしても、『ニュージーランド』と対等に戦うには日本もディフェンスをさらに厳しくしなければなりません。
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理想の試合展開は4年前の「南アフリカ戦」
展開は4年前の南アフリカ戦のようなイメージが良いですね。
点差を開かれず、獲られたら獲り返す!
終盤まで接戦に持ち込めばおもしろいと思いますが、相手も虎視眈々とチャンスをうかがっています。
試合滑り出しで無駄な失点は避けなければいけません。
特に、開始10分は警戒しないといけませんね。
逆にポンポンと点が取れたと仮定しましょう…
後半まで凌ぎきるのは相当なエネルギーが必要ですし、まして、日本はそんなケースを想定していないでしょうから、逆に試合運びが難しいかもしれません。
後半に息切れして連続失点などあり得るかもしれません。
ラグビーは80分をどう戦うかを問われる競技ですから、やはり4年前の南アフリカ戦がいいサンプルだと考えます。
勝てる可能性はわかりません。
しかし強い相手、大きい相手をどう倒すかが常にテーマだとリーチは言いました。
それを体現するのは他ではなく彼らなんだと思いたいですね。
どんな相手でも体を張ったプレーを、そしてそれを後押しする声援を。
最後まで楽しみたいものです。
沢山の熱い応援ありがとうございました。
日本ラグビーはまだまだ成長します。
これからも日本ラグビーをよろしくお願いします。 pic.twitter.com/jcpg4eW4NY— Fumiaki TANAKA (@FumiakiTANAKA9) September 29, 2019