皆さんは、スカイダイビングを経験したことはありますか?
私の身近にも経験者は少ないのですが、やった人に感想を聞くと決まって
「感動した!」「楽しい!」「またやりたい!」
といった肯定的な答えが返ってきます。
その特質性から飛ぶ場所も限られていることもあって、費用は3~6万円と安くはありません。
それでも、1度やった人は一様に「素晴らしい体験」であることを興奮しながら説明してくれます。
今まで話を聴く側だった私でしたが、ようやく決心がついて体験することにしました。
その時の感動は言葉ではうまく言い表されません。
まさに世界観が変わるような体験をさせてもらえました。
たった1度の体験ではありますが、その時のお話を少しさせて頂きます。
初めてのスカイダイビング:「飛び方」は?
まず一言で【スカイダイビング】と言っても、実際には色々な飛び方があります。
よくテレビなどで目にする飛び方は、タンデムと言って2人1組でスカイダイビングをする飛び方です。
他にはフォーメーションと言って、数人がバラバラに飛び降りて形を作るパターンがあります。
これもテレビなどで観たことがある方は多いのではないでしょうか?
CMで使われた時も結構インパクトがありました。
猛スピードで落下している最中なのに、あんなに息の合ったフォーメーションを完成させちゃうのですから感動しちゃいますよね。
ただ言うまでも無く、フォーメーションなどは経験豊富なメンバーが行う手法ですので、初心者の方はインストラクターの人に一緒に飛んでもらうタンデムをおすすめします。
最初から
「フォーメーションやります!」
と言う人はまずいないでしょうが(笑)
初めてのスカイダイビング:体験できる場所は?
スカイダイビングを楽しめる場所ですが、真っ先に海外を想像する人が多いようです。
筆者は国内で体験しましたが、それまでは海外でしか体験できないのかも?と思っていました。
数は少なくとも日本国内でもスカイダイビングを楽しむことは可能です。
北海道から本州まで体験場所はいくつかありますが、事前予約が必要になっています。
費用は3~6万円と思っていて下さい。
気になる体重制限ですが、40~90㎏といった会社が多いようですが、飛ぶ飛行機やインストラクターの体重にも左右されます。
80㎏を超えると+1000円とか料金の加算がありますから、関心のある方は調べてみてくださいね。
海外でなく国内の馴染みのある風景の中を、高度3000~4000mから落下するのも特別な気分です。
初めてのスカイダイビング:感想『何て言うか…とにかく最高!』
地上で簡単な飛び降り方を指導された後、いよいよ飛行機で空へと飛び立ちます。
行きの機内は嫌でも緊張します。
これまで旅行先に行くための移動手段としてしか利用したことがない飛行機。
それが今回は空から飛び降りるための移動です。
そんなことを考えていると手足が震えてきました。
「どうしよう恐い…」
楽しみで遠足を迎える子供のような心境だったのに、今では
「止めておけば良かったかも…」
などとと、すっかり弱気になっています。
恐怖感で言えば、ジェットコースターで最も高い地点までゆっくりと昇っていく感じ…
あの10倍くらいでしょうか。
スカイダイビングはその高度から「失敗したら死ぬ」という恐怖との戦いでもあります。
頼みの綱はインストラクターですが、何しろ初対面でどこまで信じて良いのかも分かりません。
「やっぱり止めます」と言ったら中止にしてもらえるかな?
なんてネガティブな気持ちになっているうちに、降下ポイントに到着してしまいました。
もう「飛び降りる」以外の選択肢はありません。
『タンデム』ですからほぼ強制的に落とされます。
飛び降りる直前は風の音が凄かったのに、飛び降りた瞬間は一瞬の静寂です。
気を失っていたわけではないと思いますが、不思議と恐怖も何も感じませんでした。
正気に戻ると、「ゴーッ」と空気を切り裂くような音です。
飛び降りてから約20秒の間は、ただ”落ちている”だけです。
その後、パラシュートが開いてからは何分間かゆったりと空中遊泳が楽しめます。
周りの景色を見ながらちょっと涙が出てきました。
安心の涙なのか感動の涙なのかもうよく分りません。
インストラクターから「どうでしたか?」と話しかけられて、ようやく我に返ることができました。
その後、着地する前までは会話を楽しめるくらいの余裕が出て来ます。
スカイダイビングの一連の気持ちを表現するなら、ありきたりですが「恐怖」「爽快感」「感動」でしょうか。
青い空や青い海を眺めながら、ヘリから飛び降りたあとで目に入ってくる広大な大地。
雲を突き抜けるような速度で突き進む爽快感がスカイダイビングの魅力だと思います。
スカイダイビングを行うためには、広大な土地が必須となります。
都市部などでは身近に感じることができないかもしれませんが、ヘリで上空に飛行してから急転直下で降下します。
着地するところも含めて十分な土地を確保していなければ、当然安全とはいえません。
国内でもスカイダイビングを実施しているところは、そういったところも含めて安全性が確保されています。
ツアーによっては、スマホなどで動画や写真を撮ってもらうことも可能です。
みなさんも、私たちの世界観を変えてくれるスカイダイビングへ挑戦されてみては如何でしょうか。