現在開催中のラグビーW杯です!
ロシア戦印象に残るプレーは松島選手の3トライ、姫野選手の突破などなど日本代表もしっかり初戦結果を出してくれました。
半数が外国人選手で占められるメンバーの中、それでも日本人選手もしっかり役割をこなしてこその結果だと思います。
ラグビーという競技はポジションごとの役割がそれぞれ違うので、ポイントゲッターはNo.8やウィングに偏ることが多いのが現実です。
しかし、トライに結びつけるまでの連携がうまくいかないとなかなか得点はできません。
目立たない選手でも実はとても重要なポストを担っていたりするのです。
そこで今回は、パスやキックもできる攻守の要、『堀江翔太選手』を紹介したいと思います。
堀江翔太選手は小学生時代から175㎝あった
堀江翔太選手は小学生の頃から身体が大きかったそうです。
簡単なプロフィールです。
《プロフィール》
・1986年1月21日生まれ(33歳)
・180㎝・104㎏
・パナソニック所属
・「小学6年生で175㎝あった」
トレードマークのドレッドヘアで他の選手よりもひときわ目立つ『堀江選手』です。
彼のポジションはフッカーで陰でチームを支える立場です。
本来フッカーというポジションは試合中にボールに触ることが極めて少ないポジションとも言われていて、スクラムで最初に足でボールをかき出すのが仕事です。
しかし『堀江選手』は積極的に攻撃にも参加、これはフッカーとしては極めて珍しいケースです。
彼が器用だからこそできるのですが、試合を観ていると細かいパスで繋いでいる場面をよく目にします。
ディフェンスだけでなく攻撃面でも目立たないけれど重要な仕事をしているわけですね。
スクラムやタックル、FWとは思えぬ巧みなパスでも貢献した堀江翔太選手は「前の優勝より自分たちで勝ち取った感じがする。前回のフィジー戦は相手にレッドが出た。強くなっている実感がある」と言いつつ、「W杯に入ると相手がガラッと変わることは知っているので、安心せずに上手くなっていきたい」 pic.twitter.com/7ZiePQpFQh
— NIKKEI Rugby (@nikkei_rugby) August 10, 2019
堀江翔太選手のドレッドヘアーをしている理由
奥様の友加里さんは小学校の同級生で、堀江選手の初恋の相手です。
奥様の話によると彼はラグビーの話を家庭に持ち込まないタイプで優しい人だそう。
『堀江選手』の特徴であるドレッドヘアーは目立ちたくてしている訳ではありません。
その理由は
「スクラムでゴワゴワして相手が嫌がるから」
なんです。
常に試合に勝つことを最優先している姿勢は「見事」の一言に尽きます。
奥様がYouTubeを見て編み込むドレッドヘアは、チームが勝つために行う夫婦の共同作業です。
身体が大きくて髭をたくわえて強面にも見える『堀江翔太選手』ですが、内面は心優しくて常にチームの勝利に貢献することを考える欠かせないプレーヤーです。
堀江翔太選手は多くの怪我とも戦ってきた
『堀江選手』はこれまで多くの怪我と戦ってきました。
その度に負傷を跳ね返してプレーを続ける彼には、ラグビーで重要な不屈の精神を強く感じます。
ロシア戦でも足を引きずる場面が度々ありましたが、それでも常に全力プレーをしています。
決して弱音を吐きません。
彼の姿にはリーチマイケルやトンプソンルークなどと同じように、その生き様で仲間を鼓舞する選手としての存在感もありますね。
#堀江翔太 選手は3度目のW杯です。「年齢的に次にいけるかは分からないので1戦1戦最後のつもりで全力でやっていきたい」と意気込みました。W杯で見せたいこととして「日本人の強さ、できるぞということは、海外に行ってからも常に思っている。4年間しっかり準備して証明できると思う」と話しました。 pic.twitter.com/J7w5zwwT35
— スポニチラグビー2019 (@sponichi_r) September 19, 2019
堀江翔太選手の見せ場の1つが「ラインアウト」
国際試合のキャップも60を超えるキャリア、パナソニックで主将を務め、サンウルブスでも初代主将に任命されました。
そんな『堀江選手』が画面を通して目立てる場面が試合中何度かあります。
それはラインアウト。
攻撃をする上でとても大事なセットプレーの一つですが、ボールを投げ入れるのは『堀江選手』、ロシア戦では正確なボールコントロールを見せていました。
前回のイギリス大会当時よりもさらに鍛え抜かれた体、ラインアウト時に見られる後ろ姿がそれを物語っています。
今後日本代表が躍進するためには欠かせない選手の一人、人一倍ハードなポジションですが怪我なくプレーしてほしいものです。