ブラック企業

『ブラック企業』はワンマン社長が多い/「法律」や「規則」よりも優先するのは社長の気分

筆者はブラック介護施設で5年間働いていていました。

会社のトップにはワンマン社長が君臨していました。

「ワンマン」と言っても、リーダーシップがあって社員を良い方向に導いてくれる人物なら別にかまいません。

むしろ気持ちよく指示にしたがってついていきます。

ところが、残念ながら『ブラック企業』のワンマン社長ですから状況は最悪です。

毎日のように飛び交う怒号と無理難題な注文、社長がひとたび口を開けば

どんな内容であっても即座に対応しなければなりません。

 

“ブラック・デビル”

そんな表現がぴったりきます。

 

この社長が、一体どんなワンマンぶりだったか?

実際のエピソードを交えて、簡単にご紹介したいと思います。

ワンマン社長の実態【法律や規則よりも優先されるのは社長の気分】

筆者が勤務した『ブラック企業』は小さな会社でした。

職員数が10人にも満たない職場でしたが、こういった会社は社長1人の意向次第で社内のルールや社風が決まることも珍しくありません。

それが昭和時代の町工場などの、社長と社員が家族のような会社なら分からなくもありません。

「古き良き日本の会社」と言うように、心が温まるような感じさえします。

しかし現代は違います。

本来の会社なら『労働基準法』『就業規則』といった法律や規則には、社長も社員も従わなければいけません。

いくらワンマン社長でも、志があって人格者なら会社は伸びますし社員も働きやすいですが….

この会社は違いました。

ワンマン社長【自分が正しいと譲らず意見を聞かないワガママ人間】

まず、どんなワンマン社長だったかというと

《ワンマン社長の特徴》

・自分の言うことは全て正しいと思っている。

・常に自分が精神的に優位でないと気が済まない。

・命令や指示が多い。

・職員に責任をなすりつけるが小さな決定権すら与えない。

・効率を無視した細かな報告を強要する。

・パワハラを正当化する。

上記すべてが当てはまる人間でした。

 

この会社は小規模で「従業員のほとんどが未経験」という会社です。

あまりにも業務の細かい部分まで社長が介入して意見を言うので、入職した当初は

「そんなに言うなら社長がやって欲しい」

と思うほどの執着ぶりでした。

 

また、従業員に

「なんでもっと自分の意見を言わないんだ!やる気がないのか!?」

とブチ切れるくせに、実際に職員が提案するとなんやかんや否定した挙げ句に、奈落の底にたたき落とします。

具体的に言うと、言葉の揚げ足をとられたり「そんな事も分からないのか!?」と叱責されるのです。

また、重箱の隅をつつくような細かな指摘も入るので、結局は

「何も意見を言わないことを怒られた方がまだマシ」

という心理になるのです。

しかも、このワンマン社長は現場の決定権を従業員に与えません。

他施設なら現場職員の判断でさせるようなことまで、いちいち社長に伺いを立てなければならないという効率の悪さでした。

仕事を任せてもらえないのに責任ばかり押しつけられるのですから、「社長」としての能力を疑わざるを得ませんでした。

ワンマン社長【神経を削られる従業員】

こんなワンマン社長の下で働くスタッフは常に神経が削られています。

それまでの会社では「仕事疲れたな~」と思うことはあっても

「消耗したな…」

と感じる事はありませんでした。

「バカ」「アホ」「社会のゴミ」「生きてる意味が無い」…

こんな言葉を毎日、言われ続ければ誰だって病んできます。

 

ストレスを受け続けると体の免疫機能が低下し『うつ病』を含めたあらゆる病気にかかりやすくなります。

この会社も「うつ病」が発覚して退職した人や、どんどん体が痩せ細って健康を壊して退職した人などまともに辞めた人は誰もいません。

真面目でひたむきな従業員が多かったですが、そんな人ほど痛々しい位に頑張り過ぎてしまうのです。

徐々に表情が乏しくなっていって、最終的には心を病んで辞めていきました。

一緒に働いている人たちが弱っていく様を横で見ているのは苦痛以外の何者でもありません。

こんな状況が続けば普通なら、社長として責任を感じるのが当然ではないでしょうか?

心を病んで病めた人は、そのまま社会復帰できないでいるかもしれません。

この会社に来なければ何の問題もなく生活できていたのかもしれないのです。

自分の経営手腕や人材育成のやり方に問題があるのではないか?

「自分は社長の器じゃないかもしれない」

という所まで逃げずに考えて欲しいところなのですが、社長という立場に置かれると思考がストップするのかもしれません。

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ワンマン社長【消耗しながらも細心の注意を払う社員】

筆者は、普段から社長の表情の変化を見逃さないように細心の注意を払っていました。

ボソッと社長がつぶやく言葉すら聞き逃さないように仕事をしながら全神経は耳に集中していました。

目の前の利用者さんへのサービスよりも、社長の一言を聞き逃すことの方が重大事件だったのです。

そうやって社長の言葉を聞き漏らさず、発言の真意がどこにあるかまで考えるのです。

例えば社長の一言目がいつも以上に毒があった場合、過去に何かあるのです。

自分の過去の言動を巻き戻します。

社長と筆者が同じ空間にいて、社長の機嫌が特に悪かったシーンがなかったか?

思い返すと、だいたいある出来事がヒットするのです。

「もしかして…あれか!?」

そういえば、自分の言葉が足りなかったかもしれない。

社長が好みそうな意欲的な発言をしなかったかもしれない!

こんな具合です

 

社長の言葉の真意を汲み取った後は、社長が納得するアクションは何かを考えて行動をするのです。

それだけの集中力と労力をご利用者ではなく、社長に割かなければならないなんて滑稽ですよね。

社長ばかりに気を取られエネルギーを消耗しているスタッフが、ご利用者に喜んでもらえるような発想や行動をできるハズもありません。

 

この記事に共感してしまった「あなた」へ

最後に今回の記事を読んで下さった方にお聞きしたいと思います。

記事を読んで笑って下さった方はセーフです。

「アホやな~コイツ(笑)」

で良いのです。

一方でこの記事に共感してしまった方は黄色サインですよ?

そんな方に質問です。

 

最後に声を出して笑ったのはいつですか?

 

すぐ答えられない人は、かなりストレスを溜め込んでいる可能性があるので要注意です。

筆者の場合、毎日つよいストレスを受け続けた結果

・切迫型頻尿などの排尿障害

・息苦しさ、過呼吸などの呼吸器症状

・白髪の急激な増加などの老化現象

これらが現実に起こりました。

その他にも、慢性的な疲労感や倦怠感、睡眠障害など細かなことまで言い始めたらキリがありません。

皆さんの中にも、ワンマン社長の下で辛い毎日を過ごしている人がいると思います。

もしそんな人がいたら、悪いことは言いませんから無理をせず自分の本心と向き合ってみましょう。

「辞めたい」

と思ったら、迷わず辞めるのです。

「辞めれるかな?」

ではないんです。辞めるんです。

決定権は自分にあることを忘れないで下さい。

自分の1度しかない人生なんですから…。

親や友人が反対しようと関係ありません。

彼らはあなたの人生に責任をとれないのですから、他人の目を気にして我慢してブラック会社に残るなんて選択は辞めましょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また、どこかでお会いしましょう。