今回は、ジョギングがテーマです。
ジョギングをすることが『聴診器』のように「身体の健康状態を探る一つの手段」になりますよ。
というお話をさせて頂きます。
世の中は「健康ブーム」とも言われていて、TV番組もそうした企画が多いですよね。
しかし、実際「自分の体に気を遣っている人が多いか?」と言われると、一概にそう言えない点もあります。
「自覚症状もないし自分は健康な方だろう」
と思いながら暮らしている人が意外に多いのではないでしょうか?
そこで『ジョギング』です。
日常生活を普通に過ごすだけでは気付きにくい病変も、『ジョギング』をしていると体のちょっとした異常に敏感になるため早く気付きやすいのです。
今でも毎日1時間『ジョギング』している筆者が、自分の体験も踏まえてその点をもう少し深掘りしていきたいと思います。
それほど長い話ではないので、よろしければお付き合い下さい。
ジョギングが習慣化すると普段の体調を意識するようになる
例え話をします。
その日は、何となく自分の体がダルかったとします。
家で普段の生活をしている分には、全く支障がない程度のダルさだとしましょう。
その場合、生活に「支障がない」ので多くの人はその変化に気付かないか、または気付いても病気を疑って対策をとることはしないと思います。
一方でジョギングを習慣にしている人の場合は少し違います。
筆者の場合は1時間走るのですが、体に負荷をかけるので普段の体調変化には気を付けています。
少しでも体調がおかしいと「風邪ひいたかな?」「このまま走ると体に触るかな?」など考えるのが当たり前になっています。
これから運動しようとしているワケですから当然です。
自分の体調に対するアンテナを普段から張っていることが、体調管理につながり病気の早期発見にも繋がるというワケです。
当然のことながら、病気が早く見付かればそれだけ早く治療が受けれるので、治癒する確率も大きく向上します。
ジョギングをすることで体が今の調子を教えてくれる
さらにジョギングをしていると、走る前には気づけなかったことを体が教えてくれます。
筆者のケースで説明しますと…
《ジョギングで起きた反応と気づいたこと》
・右ふくらはぎの痛みが出現⇒『肉離れ』が完治していない可能性。
・息切れや疲労感⇒本調子ではない(風邪?ストレスの蓄積?呼吸器疾患?)
・下腹部の痛み⇒腸内環境の低下?免疫力の低下?
・歯痛の出現⇒虫歯の可能性。
・その他、関節部の痛み⇒関節の柔軟性の低下!?。
こんな感じで『ジョギング』を始めたことによって、自分の身体の悪い部分が声を出してくれるのです。
走りながら「足首」「ふくらはぎ」「腿」「内臓」「呼吸器」など悪い所がないか?
まるで自分で自分の体に『聴診器』を当てているような感覚です。
普通の生活を送っているだけでは気付かないような僅かな体調の変化を、ジョギングすることで察知できるのです。
『ジョギング』で身体に負荷がかかることで、「身体の弱い部分」から順番に反応してくれているようです。
逆に言えば、1時間程度ジョギングしても何とも無ければ、その人の健康状態はひとまず良好(の可能性が高い)と言えます。
ジョギングは『お金のかからない健康診断』
自分の体の健康状態を調べる時、誰もが思いつくことに「健康診断」や「人間ドック」等があります。
ですが、それらはお金がかかる上に時間も拘束されてしまいます。
そのため、そう頻回には受診できない人も多いと思います。
それが『ジョギング』ならば、簡単に現在の健康状態が自己診断できます。
もちろん一機何千万円もするような医療機器と比べるのはナンセンスですが、機械に依存し過ぎるのもどうかなと思うのです。
結局は、「自分の体のことは自分が一番理解してあげないと駄目」と思います。
筆者は昨年、【右ふくらはぎ】が肉離れを起こしました。
まともに歩けなくなったので、整形外科を受診し治療を受けました。
「全治、2ヶ月。人によっては半年かかる人もいる。しばらく無理はするな」
医師からそう宣告され、半年以上経ったので大丈夫だろうとジョギングを始めたわけです。
すると、走っているうちに痛めた患部に僅かな痛みを感じました。
「まだ完治してない!?」
完全に治っていないことに気付いてからは、日常生活でも足に負担がかかるような動作を避けるようにしました。
さらにマッサージや湿布など少しでも早く完治するように患部のケアをしました。
もし友人から誘われて運動強度の高いバレーボールやバトミントンをやっていたら、再発していたかもしれません。
ジョギングで「病気の予防」をしよう!
筆者の職場には医師やナースがいるのでよく聞く話なのですが、内科的な病気の治療をしている方に
「発症する前に何か前兆がなかったですか?」
と聞くと、
「そういえば、お腹が痛かったような…」
などと口にする人が多いことに気付きます。
「病気の予防」という視点で考えると、この「何となく」が重要になるハズなのですが、生活に支障がなければそのまま放置するケースが多いのです。
これがもし、ジョギングを習慣にしている人ならどうでしょうか?
「いつもと調子が違う、何かおかしい!」
体に負荷をかける分、体の異常は大きく表れるので、もっと危機感をもって対処していたでしょう。
ここまで聞くと、
「ジョギングするメリットは色々あるな」
と理解して下さったと思います。
筆者の場合、ジョギングがきっかけで食生活を見直す事もしています。
他にも自分のストレスと向き合うことにもなりましたし、今の自分の身体の状態を知ることで色んなメリットがありました。
病院は病気になった人がかかる場所です。
「病気の予防」ができれば、病気になる可能性も減らせます。
もちろん、自分なりの予防法がある人はそれを十分に活用して頂ければ良いかと思います。
「これといって無いな」
という人には、今回、ご紹介した『ジョギングで病気予防』を取り入れて頂くのも1つの方法として良いかなと思います。
ただし筆者のように元々、運動不足だった人は『ジョギング』をする前にまず「ウォーキング」から始めることをオススメします。
そして、ウォーキングにも慣れてきたかな~
と思った段階で、『ジョギング』にシフトしましょう。
皆様がいつまでも健康で元気に生活できますように、今回の記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。