こんにちは。ぷ~すけです。
ブラック介護施設で5年間働いてました。
あまりにも社長や上司のパワハラがひどくて、常に退職したくて仕方ありませんでした。
書いた『退職願い』は10枚を超えるはずです。
退職することばかり考えていたある日、意を決して退職の意思を社長に伝えた時のことです。
てっきり怒鳴られて顔の一つでも殴られるかと思った瞬間、社長の反応は予想外のものでした。
「分かった。次の人間を募集するから決まるまで待ってくれ」
ところが社長との戦いはこれで終わりではありませんでした。
今回はこのセリフが出た後のエピソードをご紹介したいと思います。
ブラック社長がついに根負けした!?(勘違いでした)
「次の人が決まるまで辞めないでくれ」
このセリフを社長から聞いた時は耳を疑いました。
家路につくときの帰り道を今でも覚えています。
「確かに言ったよな?」
何度も社長が言ったセリフを頭の中で繰り返していました。
社長の性格を考えるとあり得ない言葉だからです。
退職の意思表示をしたのはこの時が初めてではありません。
今までも何度か退職の意思表示をしたものの、その度に軟禁されたり他のスタッフや利用者を巻き込む脅迫まがいの事まで言われていました。
それは筆者が「退職」を取り消すまで終わらなかったのです。
とうとう筆者の方が諦めて「退職願い」を引っ込めるというパターンの繰り返しでした。
上司からの露骨な嫌がらせも酷かったですね。
それだけ普段から強気な社長が「辞めないでくれ」と弱みを見せたので、直感的に「コレは辞めれる!」と思ってしまったんです。
(とうとう社長が根負けした!)
と、内心小躍りしました。それはもうほんと嬉しかった。
少し大袈裟に言うなら、退職した日よりも嬉しかったと思います。
(ようやく辞めれる!)
そう思ったのですが現実は甘くなかったです。
「次の人が決まるまで辞めないでくれ」の意図するところ
「次の人が決まるまで辞めないでくれ」
退職の意思表示をした際に、上司からこう返答されたらどうしますか?
他にも同じような事を言われた人はたぶん大勢おられると思います。
その時、どう対応されましたか?
「分かりました。次の方を早めに探して下さい。」
「分かりました。次の方を早めに探して下さい。」
筆者が社長に返した言葉です。
これ完全に失敗でした。
採用面接で採用するかどうか決めるのは社長
会社からすれば、筆者が退職するにあたって新たに人材を探しますよね。
当たり前の話ですが、応募をかけて誰かが面接に来たとしても、採用するかどうかは社長次第なんです。
・面接を希望する人がくる。
・面接に来た後、社長が採用する。
この2つの条件をクリアするって相当難しくないですか?
給与を含めた社員の待遇が良いなら話は別ですが、むしろ最低水準です。
応募すら来ないんじゃないか?
不安がよぎりました。
ブラック社長は新規採用をするつもりがなかった
その後、いくら待てども「次の人」は決まりませんでした。
賢明な方はとっくに察していたかもしれません。
そうです。ご想像の通り、その後社長は「探す」と口にするばかりで新たな人材を採用するつもりはなかったのです。
当初は社長の言葉を信じていましたが、やはり筆者も甘かったと思います。
最後の最後まで騙されていました。
しびれを切らして筆者が「採用する気があるのか?」社長に問いただすと大声で怒鳴り出す始末です。
・『辞める日は社員側が決めるのが当然』例外を許すな!
普通の会社に対してなら、恩義や義理人情といった日本独特の感情が湧くかもしれません。
場合によっては辞めたい時期を、会社の事情をくみ取って多少遅らせることもあるでしょう。
筆者もそのつもりでした。
何だかんだで筆者を社員として迎えてくれた社長だからと…
「次の人が決まるまで何とか頑張ってみよう」
と既に異常が出ていた体にムチを打って我慢していたんです。
「結局、この人に最後までいいように使われてしまった」
コレが職場を去るときに筆者の頭に浮んだ感情です。
何を言われても「退職するまで一直線」で行動しよう
ブラック企業に関しては、甘い感情は全て捨てましょう!
相手は、あなたが退職することで
「お前の勝手な都合で」
「皆が迷惑する」
「お前を雇ってやった恩義を忘れたか」
「お前を育ててやった。これからお前が会社に還元する番だ」
など言ってくるでしょう。
*ちなみに全てコレ社長から僕が言われた言葉です。
全て無視して良いです。そもそも会話しない方が良い。
相手からすれば最後のあがきのように、あれやこれやこちらの心に刺さるような言葉を吐いてくる。
いっそ、無視された方がよほど楽ですよね。
皆さんはこんな言葉に負けないで下さい。
退職の意思表示をしたら、それが最初で最後の好機と思って一発で決めて下さい。
上司や社長の言う言葉をまともに信じたらいけません。
あなたの代わりはいくらでもいますので、いなくなった後のことを心配する必要もありません。
今は【退職代行サービス】という便利なものもあるようですね。
辞めたい会社に社員本人に代わって代行業者が退職の意思を伝えてくれるらしいです。
社会的な需要が高まってるから成り立つ商売だと思います。
普段から上司が部下に高圧的な態度をとり社員を萎縮させて、ひたすら会社に奉仕することを強要するようなクソみたいな会社が多いと考えると腹が立ちます。
そういった会社からは1日でも早くおさらばしましょう。
社長から罵詈雑言を受けましたが、僕はブラック介護施設を退職して心の底から良かったと思います。
ひどい会社でひどい経験をしたことで、「幸せ」について考える機会が増えました。
誰にでも幸せになる権利はあります。
皆さんそれぞれ自分だけの幸せを見つけましょうね。